バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

赤沢集落:その1

2017-02-15 21:05:08 | 山村探訪
4年ほど前にここを訪れたときは
麓から車載のBD-1で喘ぎながら上ってきたので随分山の中だなと思ったが
車だとあっという間でちょっと拍子抜けだ

赤沢宿はかつて身延山から霊山七面山へ詣でる身延講旅人の宿泊地で賑わってたが
車道が整備されてから衰退していった
今は重要伝統的建造物群保存地区として
こじんまりとした静かな山村風景が心和ませてくれる

幾軒か残された講中宿の軒先きにずらりと掲げられた講札がここのシンボル的存在で
往年の賑わいを物語ってる

きれいに張られた障子戸も美しく
木と紙で造られた日本建築の素晴らしさに思わず感心してしまう

                  
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茂倉集落:その5

2017-02-15 08:05:40 | 山村探訪
住人が去った家には
かつての暮らしを偲ばせる生活道具が思い出と共に置き去りになってる

後になって知った事だが
この辺りにはまだ鉱山跡が残ってるそうだ

またどう見ても防火水槽だと思ってたら
分校のプールを流用したものだとも知った
3,4回水をかけばゴールしてしまうほどのサイズだ

それでも子供達の楽しそうな笑い声が
真夏の蝉の声と共に谷間にこだましてたのだろう

また夏に再訪してみよう
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茂倉集落:その4

2017-02-14 08:24:47 | 山村探訪
このような山間に分校まで擁した集落ができたのは
石膏石や銅を産出する鉱山があったからだそうだ

昭和40年代に閉山されたとあったが
その後の人々の営みは
林業や近隣の林道、治山、治水などの公共土木事業に負っていたのだろうか?
田畑もほとんどないこの地で生活が維持できたのはそんな現金収入があってこそだ

日本列島改造論が叫ばれていた頃は
このような山村でもそんな仕事があったから暮らせたのだろう
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茂倉集落:その3

2017-02-13 22:33:41 | 山村探訪
村内に足を踏み入れると人の気配をあまり感じない静けさに
廃村テーマパークに迷い込んだような不思議な感覚だ

道路沿いの駐車スペースに止められたわずかな車が辛うじて人の存在を教えてくれる

村内をうろついているとちょうど年配の女性が家から出てきた

「ここは今何件くらい住んでいるんですか?」
「戸数は70件近くあるけれど住んでるのは15件で限界集落だよ」
「あちこちに離れてるから回覧板も大変だよ、何処からいらした?」
「松本からです」
「それはご苦労さん」

もっといろいろ聞きたかったけれど寒風の中での立ち話はこれ以上は無理だった
女性は背中を丸め小走りに隣家に回覧板を届けに向かった

                 
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茂倉集落その2

2017-02-13 21:28:22 | 山村探訪
村を見下ろす位置に坐する神社は日蓮宗ゆかりの七面宮と言うのは頷ける
麓の早川を下って行けば信仰の山の七面山
赤沢宿を経て身延山、日蓮宗総本山の久遠寺へと続く

車を止めた七面宮から村内へ下りる細い道は崩れかけた石の階段で
両側は害獣除けのネットが張られた斜面状の狭い畑になっているが
放置されているのか冬枯れなのかは不明だ

神社近くに設置されていた鉄製の檻の罠の中には大根が一本吊るしてあった
イノシシを捕獲するのだろうか?
捕まえればこの時期の貴重な食料となるだろう

 
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茂倉集落:その1

2017-02-13 07:58:53 | 山村探訪
新倉集落から車1台やっと通れる林間の所々雪の残る道路をくねくねと上る
対向車も後続車もないのは幸いだ
生活道路と言うより林道と呼んだ方がふさわしい道の両側には
ヒノキと思われる枝打ちされた針葉樹が植林されている

結構長い距離走った気がするが実際は3キロかせいぜい4キロだろう

やがて一軒の家が目に入ると
空が開けその先には予想外に大きな集落が現れた
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新倉集落:その3

2017-02-12 22:35:48 | 山村探訪
以前は宿であったのだろう
赤沢宿の宿と似た造りの外観で一度に大勢の人が泊まれる構造だが
特に何もないこの集落に於けるそのニーズとはいったい何だろう?

どうもこの辺りはかつて鉱山として栄えたここと関係があるらしい

斜面エリアにある上の建物は空き家となっていたが
下の方はまだ所有者がちゃんと維持管理していたのはうれしい


                  
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新倉集落:その2

2017-02-12 21:24:57 | 山村探訪
軽自動車の車幅ぎりぎりの新倉集落道路の所々には駐車場がある

この天空の駐車場に車を入れるのはなかなか難しそうで気が抜けないだろう
アクセルをちょっとふかしすぎたら・・・
想像しただけで怖い

屋根の上にあるのは文字通りの屋上駐車場だ

しかしそんな駐車場に止めてある車をほとんど見かけないのは
高齢化で運転を諦めたのか
この地を去ったのか?
                  
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新倉集落:その1

2017-02-11 21:52:43 | 山村探訪
富士川の支流の早川沿いの道路は
交通量も少ないうえに対向二車線の十分な道幅だ

そんな道路環境もあって
国道52号線をそれてから今回目的の茂倉への入り口の新倉(あらくら)集落へは意外と早く着く
山の斜面にへばりついたこの集落も面白そうだ
先ずはここを探索してみよう

家の数は5,60戸だろうか?
平地エリアには郵便局やちょっとした店があるが営業してるかは不明だ
斜面エリアは狭い道沿いに家が密集していてこれがなかなかいい雰囲気を醸し出している

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市野瀬の橋本屋旅館

2017-02-06 23:28:58 | 山村探訪
市野瀬にある元旅館の建物は今も健在だった

どんな人たちが利用したのだろう
富山の薬売り?
行商人?
林業関係者?
つげ義春?

どうも観光客向きではなさそうだが・・・
コメント (2)
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