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Osamu KURIMURA Official Blog

4th Eneco Tour #4

2008-08-25 | インポート
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「上:ここまで、8位、4位、4位、と上位でゴールしてきたヴァンヒュンメルが2位に入る」
「下:ボーネンが地元ベルギーゴールのステージで2勝目を飾り総合3位に上がった」
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com

8/24(日)に、「第4ステージ」が行われました。

◆大会公式WEBサイトはこちら「http://www.enecotour.com/

◆以下、「CYCLINGTIME.com」のレポートです。
2008年8月24日、エネコ・ツアーの第4ステージが今大会最長のアップダウンコースで行なわれ、トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)がスプリントを制してステージ2勝目。序盤から逃げグループに入り、ボーナスタイムを加算したアンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア)が総合トップに立った。

第4ステージはオランダのテルヌーゼンからベルギーのアルドーまでの213kmで行なわれた。ロンド・ファン・フラーンデレンやヘット・フォルクと同じコースを一部使用するアップダウンコースで、中盤にウォルヘンベルグやオウデ・フラモント、クルイスベルグ、パテルベルグなどの急坂が9つ登場。ゴール前は比較的平坦なため、最後は集団スプリントに持ち込まれた。

平均55km/hの超ハイスピードで幕開けたレースは、58km地点で集団から14名が飛び出し、そこから段階的にグライペル、ワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ)、ラルスイティング・バク(デンマーク、チームCSC・サクソバンク)、マーティン・チャリンギ(オランダ、サイレンス・ロット)が飛び出す展開。これに遅れてフランク・ホイ(ドイツ、コフィディス)とミルコ・セルヴァッジ(イタリア、サイクル・コルストロップ)が合流し、6名の逃げが決まった。

石畳の急坂を含むアップダウンコースでメイン集団が2つに分裂する一方、先頭6名は2~3分のリードを得て逃げ続けた。3つのスプリントポイントでボーナスタイムを稼いだグライペルがヴァーチャル総合トップに。3つの山岳ポイントはいずれもバクが獲得し、山岳賞トップのフローリス・フーシンニン(オランダ、スキル・シマノ)にポイント数で並んだ。

また、レースは後半にかけて落車が多発し、ファビオ・バルダート(イタリア、ランプレ)やユリー・クリフトソフ(ウクライナ、アージェードゥーゼル)、フアンホセ・アエド(アルゼンチン、チームCSC・サクソバンク)が不運にもレースを離脱した。

やがてメイン集団では本格的な追撃が始まり、ゴールまで10kmを残して逃げは吸収。その後は集団が再び不安定になり、ニコラ・ポルタル(フランス、ケスデパーニュ)、ヨアン・オフルド(フランス、フランセーズデジュー)、ダヴィド・デロー(フランス、スキル・シマノ)の3名がアタック。しかし度重なるこれらのアタックはことごとく封じ込められた。

ラスト1kmを切るとセバスティアン・ロセレル(ベルギー、クイックステップ)がロングスパートを仕掛け、これが失敗するとポイント賞ジャージを着るボーネンがスプリント開始。後方からケニー・ファンヒュメル(オランダ、スキル・シマノ)とエドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームコロンビア)が迫ったが届かず、ボーネンがそのまま先頭でゴールに飛び込んだ。

ボーネンは第1ステージに続く勝利で今シーズン13勝目。ポイント賞では断トツのトップだが、開催迫るブエルタ・ア・エスパーニャに調整を合わせるために翌第5ステージは出走しない予定だ。このエネコで好調さを確認し、万全の体制でブエルタに挑むことになる。

この日22秒遅れでゴールしたダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、リクイガス)に代わって、スプリントポイントで計9秒のボーナスタイムを加算したグライペルがリーダージャージ獲得。ステージ3位に入ったチームメイトのボアッソンが総合2位に続いている。平坦ステージが続いているため、いまだ総合タイム差1分以内に53名がひしめいている状態だ。

翌第5ステージは北海沿岸のオステンドに向かう平坦な167kmで行なわれる。海からの強風が思わぬ展開をもたらす可能性有りだ。

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「スキル・シマノのチームキャンピングカー」
photo(c):Cor Vos/www.corvospro.com

◆第4ステージ「リザルト
「Eneco Tour - Netherlands-Belgium - ProT - Terneuzen-Ardooie 213km」
1 Tom Boonen (Bel) Quick Step 5.00.35 (42.337 km/h)
2 Kenny Robert Van Hummel (Ned) Skil-Shimano
3 Edvald Boasson Hagen (Nor) Team Columbia
4 Borut Bozic (Slo) Cycle Collstrop
5 Matti Breschel (Den) Team CSC - Saxo Bank
6 Jürgen Roelandts (Bel) Silence - Lotto
7 Aurélien Clerc (Swi) Bouygues Telecom
8 Francesco Chicchi (Ita) Liquigas
9 Elia Rigotto (Ita) Team Milram
10 Cyril Lemoine (Fra) Crédit Agricole
32 Piet Rooijakkers (Ned) Skil-Shimano
57 Roy Curvers (Ned) Skil-Shimano
61 David Deroo (Fra) Skil-Shimano
97 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano 0.48
98 Sebastian Siedler (Ger) Skil-Shimano
103 Robert Wagner (Ger) Skil-Shimano 1.11
133 Tom Veelers (Ned) Skil-Shimano 7.45


◆個人総合第4ステージ終了時「リザルト
1 André Greipel (Ger) Team Columbia 17.59.51
2 Edvald Boasson Hagen (Nor) Team Columbia 0.02
3 Tom Boonen (Bel) Quick Step 0.07
4 José Iván Gutierrez Palacios (Spa) Caisse d'Epargne 0.09
5 Cyril Lemoine (Fra) Crédit Agricole 0.10
6 Jürgen Roelandts (Bel) Silence - Lotto 0.11
7 Sébastien Rosseler (Bel) Quick Step 0.13
8 Michael Rogers (Aus) Team Columbia 0.15
9 Koen De Kort (Ned) Astana
10 Marlon Alirio Perez Arango (Col) Caisse d'Epargne 0.17
14 Piet Rooijakkers (Ned) Skil-Shimano 0.21
16 Kenny Robert Van Hummel (Ned) Skil-Shimano 0.22
69 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano 2.31
71 David Deroo (Fra) Skil-Shimano 2.36
79 Roy Curvers (Ned) Skil-Shimano 3.08
80 Robert Wagner (Ger) Skil-Shimano 3.33
84 Tom Veelers (Ned) Skil-Shimano 8.11
91 Sebastian Siedler (Ger) Skil-Shimano 10.56


◆個人総合ポイント第4ステージ終了時「リザルト」
1 Tom Boonen (Bel) Quick Step 102 pts
2 Kenny Robert Van Hummel (Ned) Skil-Shimano 75
3 Jürgen Roelandts (Bel) Silence - Lotto 74
4 Edvald Boasson Hagen (Nor) Team Columbia 68
5 André Greipel (Ger) Team Columbia 59
6 Daniele Bennati (Ita) Liquigas 55

◆個人総合山岳第4ステージ終了時「リザルト」
1 Floris Goesinnen (Ned) Skil-Shimano 15 pts
2 Lars Ytting Bak (Den) Team CSC - Saxo Bank 15
3 Bram Tankink (Ned) Rabobank 9
4 Maarten Wynants (Bel) Quick Step 5
5 André Greipel (Ger) Team Columbia 3
6 Mirko Selvaggi (Ita) Cycle Collstrop 3