雑草に寄す

2010年06月09日 17時44分52秒 | B地点 おかか

 

 

「今日は、草刈りが行われたのだ」

「昨日までは、こんなに草があった」


※このコマのみ、前日の撮影

「同じ場所が、ほら、今日は、こうなってしまった」
「クローバーも犠牲になった。中には、四つ葉もあったことだろう……」
「無論、草刈りは必要だし、大切だ」
「だが、やはり、悲しくなるのだよ……」

そう。

おかか先生は、名も無い雑草たちを、こよなく愛しているのだ。

だから、草刈りの時はいつも、切ない気持になってしまうのである……。
おかか先生は、リュックに乗った。

おむさんの隣に。

体を、すり寄せるようにして。
おむさんは、「窮屈だなあ」と思ったけれど、口に出しては言わなかった。
おかか先生の、淋しい気持が、よく解っていたから。

おかか先生は、おむさんの隣で、さめざめと泣いていた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (ななす)
2010-06-23 23:20:04
おかか先生・・雑草は、また生えるよ♪
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Unknown (おかか)
2010-06-23 23:25:13
うんうん、ありがとう。
でも、どうしても、悲しくなってしまうのだ。
雑草と、私たち野良猫を、
つい、重ね合わせてしまってな……。
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