「乗ってみたい」と「乗りたい」の差異

2009年04月11日 17時20分00秒 | B地点 おむ

 

 

「ピンクの枝垂れ桜が満開だよ」
「ね?」
「綺麗だね」
「凄いねえ」
「ソメイヨシノ(たぶん)の方は、」
「もう散っちゃった」
「でもね、花びらは、まだ、ここにある!」
「カモさんも大喜びだ」
「花筏(はないかだ)ってやつだね」
「乗ってみたいな」
「花筏に乗って、どこまでも……」
「本当にそう思うかね?」
「……え? どういう意味ですか?」 
「日が暮れたら、きっと気が変わるぞ」

「えっ?」
「日が暮れたら……?」
「と言ってるうちに、暮れてきたよ」
「ちょっぴり寒くなってきた」
「なんとなく寂しくなってきた」
「うーん……」
「乗るなら、これだね……!」
「花筏より、あったかくて柔らかい所の方がいいや」
「だろ?」
「ふふっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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4 コメント

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Unknown (みれい)
2009-04-18 17:03:59
おかか先生とおむさんの、こういう
何気ない会話が好きだなあ。

いつまでも、和んだ姿を見せて欲しいと思います。
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Unknown (k)
2009-04-18 19:01:40
おむさんの安らぎの場所は
いいですねぇ

おかかセンセーはどこで安らいでるんでしょうかねぇ
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Unknown (t)
2009-04-19 03:00:31
リュックじゃなくて、カメラのお兄さんの
ひざの上だったのかぁ。また自慢だ!
うちの猫が、もうひざの上に乗らない季節に
なりましたよ。ちぇ。いいなぁ。
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Unknown (おむ)
2009-04-19 11:57:01
リュックをちらっと見せておいてから、
次のコマでは、ああリュックに乗ったのか? と思わせ、
実は膝の上だった、という。
なんとも心憎い、秀逸な演技でしょ?
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