完璧なるゴミ処理

 

 

	「おい、見ろっ！」
	「ゴミが捨ててあるぞ！」
	「どこのどいつだ、捨てたのは！」
	「あ～。それ、昨日からあるんですよ」 （※参照、「水辺の悲劇！？」）
	「まったく、けしからん！」
	「おいっ、今から、ゴミ拾いをしよう！」 「えっ、ゴミ拾い……？」
	「う～ん。めんどくさいなあ」
	「僕たちがやらなくても、カメラのお兄さんがやってくれますよ」
	「他人に頼るな！　自分たちの環境は、自分たちで守らねば！」
	「……はいはい。わかりましたよ。やりますよ」
	というわけで、おかか先生とおむさんは、ゴミを集めた。
	ゴミは意外とたくさんあった。
	「いや～、こんなにゴミがあるとはな！」 「集めたのはいいけど、これ、どうしましょう？」
	「これを運ぶのは、大変ですよ……」
	「な～に。私に任せろ。うまい方法があるんだ」
	「……大きな声じゃ言えないがな」
	「えっ？　ど、どうするんですか？」
	「ふふふ。そのへんに、こっそり捨てときゃいいのさ……」
	ずこー
	「わっはっは！　冗談だよ！」