狂言のように

2008年11月05日 16時31分00秒 | B地点 おむ

 

オムイ外伝 第二部(超時空篇) 第三話


抜け忍オムイは今、ひとときの休息に身を委ね、静かに物思いに耽っていた……。

すると突然、何の前触れもなく、目の前にいきなり追忍が現れたのである。

ひゅんっ

「うわあっ!? 何だ何だ? い、いつの間に?」
「ふふふ、驚いたかオムイ! 瞬間移動さ! 俺は超能力を身に付けたのだよ!」
「何だと!?」

ひゅんっ

「どうだオムイ、上を取ったぞ! ここまで来てみろ、わはは!」

ひゅんっ

「なめるな! テレポートくらい俺にもできる」

「むおっ、や、やるな!」

「かかって来い追忍め、決着をつけてやる!」

「ほざくな、抜け忍づれが!」

「いくぞ!」

「来い!」

ガシッ!!

……この時、両者の超能力の相互作用により、とんでもないことが起こった。

なんと両者の体は、一瞬にして水上へ。しかも……?

「うぐっ!? オ、オムイ、いったい何が起こったんだ?」

「どうやら俺たちは、カモに変身してしまったらしいな!」

「ええ~い、カモだろうと何だろうと、とにかく貴様を倒す! ま、待ていオムイ!」

「誰が待つかっ」

「遣るまいぞ、遣るまいぞ!」

「……他人が見たら、俺たちってノドカに見えるだろうな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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