オムイ外伝 第六部(驚天動地篇) 第10話 |
俺はどうやら、意識を失っていたらしい……。 | |
気が付くと、俺は、出口のない部屋に閉じ込められていた。 | |
そして……なんと、石の壁が、だんだんに俺の方へと動いてくるのだ! ゴゴゴゴゴ…… |
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ゴゴゴゴゴ…… 「しまッた、忍者からくり屋敷だ! オムイの罠にはまッた!」 |
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ゴゴゴゴゴ…… 「うわああッ! このままでは押しつぶされてしまう!」 |
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ゴゴゴゴゴ…… 俺は必死で、壁を押さえた。 ぐぐぐっ |
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ゴゴゴゴゴ…… 「く、くう~ッ」 全身の力をふりしぼって、壁を押し戻そうとした。 |
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ゴゴゴゴゴ…… だが、壁の力は、余りにも強かった。 「く、くくッ……」 |
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ゴゴゴゴゴ…… 「も、もうだめだあーーーッ」 |
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ゴゴゴゴゴ…… 「ぐはーッ! つぶされるーッ!」 俺は、死を覚悟した。 |
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ゴゴゴゴゴ…… ゴキッ 自分の頭蓋骨の割れる音が聞こえた。 |
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ゴゴゴゴゴ…… グキグキッ 背骨が折れる音も、聞こえたような気がする。 |
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そして ―― 俺の意識は、闇の底へと沈んでいった。 ああ……俺は死んだのか……。 |
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「……はッ!?」 | |
「な、何だ……夢か……」 |
オムイ外伝200回到達、おめでとうございます
これはめでたい。
お祝いになんかくれ!