BEING JOHN OKAKAVICH

2009年06月17日 19時04分00秒 | B地点 寄り目ちゃん

 

 

よっちゃんである。
彼は最近、魔法の穴のことを知った。

この穴は、なんと、おかか先生の脳の中につながっているのだ!

「この穴に入れば、おかか先生自身を体験することができるらしいけど……」
「面白そうだけど、なんだか怖いなあ」
「……どうしようかなあ」
「……思い切って、入ってみようかな!」
よっちゃんは、穴を通じて、おかか先生の脳に侵入した。
「……」
「……腹が減ったな」
「しかし、食いものがない」
「自分のモモ肉でも食うか」
がぶっ
あぐあぐあぐ
「……今日のはちょっと硬いなあ」
すぽん
「うわあああ!」
「こ、こ、こ、怖い体験だった!」
「先生は、いつも自分を食べているのかな?」
「とにかく怖かった! 他人の意識を体験したりするもんじゃないなあ」
「ふっふっふ。懲りたようだな」
おかか先生は、穴のことを知っていたのだ。
だから、ちょっと演技をしたのであった。





 

 

※元ネタはもちろん、映画『マルコヴィッチの穴』(Being John Malkovich, 1999)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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