オムイ外伝 第六部(驚天動地篇) 第16話 |
この男 ―― 「ヘビ使いの銀次」と呼ばれている。 | |
その名の通り、ヘビを調教して売るのを生業としている。 忍びの世界にも顔がきくらしい。 |
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「おい。ヘビを売ってくれ。でかいやつをな!」 | |
「暗殺用の毒ヘビか? 値が張るぞ?」 | |
「かまわん! カネは幾らでも出す!」 | |
「よかろう!」 | |
「さあ、あのヘビを売ってやろう」 にょろん |
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というわけで、追忍はヘビを購入し、オムイのもとへと向かった。 | |
オムイは、ぐっすりと眠っている……。 | |
追忍は、ヘビを放った! | |
オムイは気付かず、熟睡している。 | |
オムイの危機! | |
だが結局、ヘビはオムイを噛まなかった。 「……あ、あれッ?」 |
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「おいッ! お前のヘビは役に立たなかったぞ!」 | |
「い、いや、ヘビは生き物なんだから。うまくいかない時もあるよ」 | |
「やかましいッ! カネを返せッ!」 | |
「わ、わかッた。返金に応じるから、ヘビを返してくれ」 | |
というわけで、追忍がヘビを返そうとした、その時 ―― | |
突然、ヘビが襲いかかった! | |
「うッ!?」 | |
ガブッ 「ぐはッ! か、噛まれた!」 |
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「ぐはーーーッ! 毒が回ってきたーーーッ!」 | |
ガクッ |
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