土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

国防プロジェクト ネオヤマト 11 (宇宙電気牧場構想による防衛)

2013-12-23 11:27:00 | 土佐のくじら国防論

土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。

今、小泉純一郎元総理が、盛んに日本の脱原発論を展開しており、
国内の脱原発へのムードが再燃しつつあります。

私は脱原発には反対です。
日本は電気文明であり、更なる国家の繁栄を願うならば、原発は温存し、安全性を高めた上で推進するべきだと考えます。

電気文明下の日本において、電力供給量が制限されることは、農業で言えば灌漑用水が制限されるようなものです。
つまり脱原発すれば、当然電力消費を抑える必然性が出て参りますから、今以上の国家の繁栄は望めなくなるということです。

今を生きる人々が、自制と我慢によって諸問題を解決しようとする試みは、日本人独特の公の心なのかも知れません。
しかし日本には、これから先も人々は住み続けます。

我々の子孫には、我々が生きていた以上の、高度な人生を生きていただく必要があるのではないですか?
脱原発論のように、我々が生きた人生以下の環境を子孫に残そうとする判断は、公の心に反するのではありませんか?

さてもしも脱原発をし、代替および再生エネルギー政策を実現するには、50兆円以上もの投資がこれから必要とのことですね。
原発に代わる大規模代替エネルギーは、まだ現在のところ研究中であります。

そして現在の、太陽光発電のような再生エネルギーは、エネルギー出力も弱く、また自然エネルギーでは、一定の安定した発電量の維持することが難しいのが現状です。
人間は、自然をコントロールすることはできないからです。

英さんがご自身のブログで、盛んにエネルギー問題への警鐘と提言をなさっていらっしゃいますが、天候は変化しますし、太陽光などは夜間は発電できません。http://blogs.yahoo.co.jp/ks1906groundjob/15035809.html


また、太陽光発電に使用する、太陽電池パネルの性能は、まだまだ低いと言わざるを得ず、一説には、
東京の発電量をまかなうには、関東平野ほどの太陽パネルが必要という、非現実的なデーターもあるそうです。
英さんの試算によると、日本国中の必要電量を太陽光で賄おうとすれば、サハラ砂漠規模の太陽光パネルが必要だそうです。

計算方法により、必要面積は多少の違いはありますが、人が暮らす以上の面積が必要なことに変わりありません。

とまぁ、東京都民のために発電するためには、都民が関東平野に人が住めなくなる・・・という、
もうお笑いとしか言いようのないパラドックスが、再生エネルギー政策には伴うのですね。

そもそも、50兆円という投資をするならば、宇宙空間に大規模な太陽光発電パネルを設置することができるのではないでしょうか?

日本上空の宇宙空間に、それこそ関東平野クラスの、大規模太陽光発電パネルを浮かせることができれば良いし、
宇宙空間で原発を稼動すれば、人は地上で生活しながら、安定的で安全な電力供給が可能だと私は考えます。

日本の技術力で、カーボンナノファイバーというのがあります。
それが完成すれば、宇宙エレベーター(軌道エレベーター)という乗り物を使って、宇宙ステーションをつなぐことが可能だそうです。

まだ研究途中であり、実用化にはまだ10年以上必要とは思いますが、
物理的負荷の低い、エレベーター機能なしの電線ケーブルの単独技術であれば、案外早い実用化が可能と思います。

ただ、静止衛星軌道に太陽光パネル発電施設を設けるならば、赤道軌道上の3万6000km上空に設置する必要があります。
これだと日本からは相当遠いので、そのままでは電力の送信には向きません。

電力は長距離を流れるうちに、もれてしまうからです。
また静止衛星軌道は、夜になれば日が蔭るので、地上と同じく発電ができないという弱点もありますね。
しかし昼間であれば、天候やパネルの汚れに左右されることなく発電可能です。

ですから、静止衛星軌道に宇宙ステーションをつくり、そこから地上にエレベーターやケーブルをつないだ上、
地上から数10kmのところに、大規模太陽光発電パネルを設置すれば、日中は大量の発電を地上に後れますね。
ただそれでも、日本から赤道は余りにも遠いので、現時点ではインドネシア政府に協力する形にならざるを得ません。(笑)

ここは静止人工衛星型の発想を止め、はやぶさ宇宙探査機で使われたイオンエンジンを推力にした宇宙船で、
宇宙空間の太陽光パネルや、宇宙原発なの発電施設と、地上に接続した電線ケーブルを、上空に引っ張り上げるのがよろしいかと思いますね。

宇宙空間に、電気を取り込む投網を張る要領ですよ。(笑)



私は、こういう方面にあまり詳しくないので、技術的なことは深く書けないのですが、
要するに、宇宙空間から電力を引っ張ってくる発想をすれば良いと思うのです。

もちろんこれほど大掛かりなものですと、コスト的にペイできる可能性はほとんどありません。
ですが、万一の保険のようなものですし、この宇宙発電所では、もちろん電力は無限にあるわけですよね。

無限に電力があるならば・・・
強力なレーザー光線を、いくらでも作ることができるわけですね。(笑)

となると・・・

宇宙から敵国の軍事施設や為政者のいる場所を、ピンポイントで攻撃できるということですよね。

私ならば、地上での発電のバックアップシステムならびに、未来に向けての、エネルギー研究の一環として、
宇宙空間に大規模発電システムをつくり、そこにこっそり(笑)、レーザー攻撃機能を備えておきます。

それでイザとなれば、敵国の政治施設や軍事施設を、ピンポイント攻撃すれば良いと考えます。

古くなった人工衛星破壊用や、地球に近づく隕石や小惑星撃退用などの、
宇宙からの現実的な地上防衛のためにもなりますから、決して日本だけを守っているわけではありません。
日本人は寛容ですから(笑)、敵国すら防衛して差し上げれば良いのです。(爆笑)

とにもかくにも、脱原発に伴う、50兆円もの多大で無駄な投資をするなら、
目を宇宙に向け投資をした方が、将来的には見返りが大きいと私は考えます。

少なくとも宇宙開発事業ができるので、技術的なノウハウが得られることは確実です。
それは必ず、他の分野の技術的進歩が伴いますし、それは同時に国防にもそれは繋がるのですから、お安いものだと思うのです。


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2 コメント

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お詫び ()
2013-12-23 15:02:17
あははは。

すいません。サハラ砂漠の広さというのは、

ちょっと、計算違いでした。

しかし、仮にサハラ砂漠大の大きさの広さの土地に、

設置できたとしても、無理ですね。

なんせ、太陽任せなので、夜になれば発電はできず、

さらに、砂漠特有の砂嵐があるので、

パネルの上に砂が積もれば、光が当たらなくなり、

結局、発電効率はおちます。

さらに、そんなに大規模の発電量を蓄電できる

電池は今のところ存在しません。

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Unknown (日比野)
2013-12-25 01:35:54
こんばんは。

>日本上空の宇宙空間に、それこそ関東平野クラスの、大規模太陽光発電パネルを浮かせることができれば…

あぁ、SSPSのことですね。原発の次にくる技術だと思っています。

宇宙太陽光発電衛星計画 http://kotobukibune.at.webry.info/200905/article_15.html
風と月と太陽と http://kotobukibune.at.webry.info/201201/article_7.html

>宇宙エレベーター(軌道エレベーター)という乗り物を使って、宇宙ステーションをつなぐことが…

現在のカーボンナノファイバー、あるいはカーボンナノチューブでは、衛星軌道からテザーを垂らすだけでギリギリ一杯の強度で、内部にエレベータを通すことを考えると、更に2倍、3倍の強度は欲しいところですね。

確かに電線ケーブルだけなら今の技術でも可能性がありますけれども、3万6千kmの静止軌道からの電線ケーブルとなると、電力損失が馬鹿になりませんから、そちらへの対処も必要でしょうね。

因みに、SSPSでのマイクロ波送電だと、送電側、受電側ともに70%程度の変換効率があり、トータルで50%の送電効率は出せるようです。

あと、イオンエンジンについてですけれども、これは、長時間の推進は得意なのですけれども、ロケットエンジンやジェットエンジンと比べて、数百万分の一から数千万分の一の推力しかないので、地上からケーブルを引っ張り上げるのはちょっと無理かと思います。
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