土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

そもそも、なぜ増税しないといけないのか?

2014-01-25 20:30:00 | 減税興国論

土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。

今年の4月から、消費税が現行の5%から8%へと税率が上がります。
消費税を払う義務があるのは業者です。

実は消費者に支払い義務ありません。
支払い義務を負っているのは、業者なのです。
つまりこのことから、消費税の本質は、売上税だということが言えます。

しかし、そもそもの話なのですが、税金て、何のためにあるんでしょうか?
それは、国民の生命と財産と安全を、国家が守り、育て、発展させるためにあるのです。

国家が、上に書いたことをする義務があるので、国家国民は、税金を負担する義務を負うのです。

国家政府の財源がないから、税金を取るのではないのですよ。
それは、本末転倒なんですよ。

たとえば、
農地に安定して農業用水を供給するために、ダムを造って、水を溜めますよね。

そう、ダムに水を溜めるのは、農地に水を流すためです。

ですが、たとえば、
雨が全然降らずに、農地がカラカラになった時、ダムに水が減るので、水は一滴も流せない・・・
川が涸れ、魚が死んで、漁師が困っても、ダムから水は流せない・・・と、ダム関係者が言えば、どうなるかですよ。

農地に行く水よりも、ダムの水の貯水率を優先した場合はどうなるか・・・です。

じゃぁ、ダムの水は、いったい何のためにあるのですか?
って、ことなのですよ。

今はまだ、日本経済はデフレから脱却はしていないのです。
デフレ経済というのは、慢性不況の最終形態なのです。
病気で言えば、長年の慢性疾患の闘病生活が、やっと回復の兆しを見せ始めた・・・というところなのです。

病み上がりで無理をすれば、身体はどうなるでしょうか?
言わなくてもわかりますよね。

たった1年足らずの景気動向で、ほんの少し上向きになった程度が今なのです。

4月からの消費税増税は、実質的には不景気に増税ということなのです。

不景気に増税というのは、カラカラ日照りのときに、
「農民たちよ、井戸から水汲んで、ダムに溜めなさい。」と言っているのと同じなのです。

一時的に、ダムの貯水率はそれなりにあがるでしょう。
しかしそれが、何の意味があるのですか?

その年はまだ良いでしょう。
問題は次の年に、作物が採れるかどうかですよ。

期間限定増税とか、使用目的を限定した税とか、そういう言い方を政府はいうでしょうけど、
期間限定の税金は、その後全て、通常の税金に移行していますし、元来消費税導入目的は福祉でしたが、
それが生かされた経緯はありません。

今の日本は、歩くたびに税金をとられる仕組みですから、一見わかりにくいですが、相当の税負担に既になっています。

このままではいけません。
これ以上上げるなんて、正気の沙汰ではありません。

しかし、安倍首相は日本国民の受けが良すぎなところがあります。
日本人は菅元首相のように、タカビーだと反発するのですが。

ですからこれから私は、税金の鬼になろうと思います。
できるだけわかりやすく、増税不要論を説明したいです。

そもそも、なぜ増税しないといけないのか!
日本には今、他国に貸しているお金が、260兆円あります。

そして、もしもの時のために、使わずに置いてある外貨準備金が100兆円以上あります。

20年以上の長期不景気。出口なきデフレそして、日本の東日本がダメージを受けたままです。
もしも・・・が今でなくて、一体いつなんですか?

360兆円あるんですよ。
これを担保にすれば、大量の国債が発行でき、しかもこれはいざとなったら、政府が直接支払う必要のない国債です。

「国民の耳に痛いことであっても、増税論議が責任ある政治姿勢だ!」
こういう言い方を、いつの間にか時の政府はするようになりました。

しかしこれは、責任ある姿勢ではありません。
官僚からの知識しか、頭に入っていないアホだということです。
それ以外の認識も、ヒラメキもない凡才だということです。

政治家の皆さん。
創造性のある仕事を、たまにはしてください!

創造性ある仕事をし、国民を豊かにして、
国家を繁栄させ、永続させるのが、責任ある政治です。