釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

免疫学の基本原理を無視

2021-12-01 19:10:02 | 社会
昨夜からの小台風のような雨と風だったが、昼頃から日が射して来た。風はまだ残っていたが。木々の葉がかなり散ってしまった。東京では今日からワクチンの3回目の、いわゆるブースター接種が医療従事者対象に始まった。釜石では1月ら医療従事者が、2月から高齢者が対象に始まる。しかも国のファイザー製ワクチンが少なくなっているため、途中からモデルナ製に変更されるようだ。無論、こんな有効性もなく、リスクすらあるワクチンなど接種する気はない。インフルエンザワクチンも接種しなかったが、どうやら今冬のインフルエンザは、昨冬よりもさらに少ないようだ。今年4月19日の毎日新聞、「インフル流行せず 例年1000万人 今季1.4万人」によれば、インフルエンザの推定患者数は、2015〜2016 991万人、2016〜2017 1046万人、2017〜2018 1458万人、2018〜2019 1210万人、2019〜2020 729万人、2020〜2021  1.4万人とあり、「流行が起きなかったのは少なくとも1987年にインフルエンザの発生動向調査事業が始まって以来初めて。」と書いている。11月26日に厚生労働省健康局結核感染症課が発表した「インフルエンザの発生状況について」の「インフルエンザ定点当たり報告数・都道府県別」を見ると、「インフルエンザ定点当たり報告数推移」は、42週 10/18~10/24 0.00 (0.00)、43週 10/25~10/31 0.00 (0.01)、44週 11/1~11/7 0.00 (0.01)、45週 11/8~11/14 0.01 (0.01)、46週 11/15~11/21 0.00 (0.00)となっており、46週 11/15~11/21の報告数は19 (23)人である(括弧内は全て昨冬実績)。この新型コロナウイルスは新ためて人が本来持つ自然免疫の重要性を知らされた。学術誌Nutrients10月号に掲載され、10月14日にPubMedに掲載されたドイツの研究者たちによる論文「COVID-19 Mortality Risk Correlates Inversely with Vitamin D3 Status, and a Mortality Rate Close to Zero Could Theoretically Be Achieved at 50 ng/mL 25(OH)D3: Results of a Systematic Review and Meta-Analysis(COVID-19 死亡リスクはビタミンD3の状態と逆相関しており、理論的には25(OH)D3が50ng/mLであれば死亡率はゼロに近い値になる。システマティックレビューとメタアナリシスの結果)」はビタミンDの血液中の濃度が新型コロナウイルス感染の死亡リスクと逆相関していることを報告している。30ng/mLを境に死亡率が大幅に低下し、レベル50ng/mL以上の人の罹患率は実質的にゼロであった。サプリメントでもいいのでビタミンDを摂取することが免疫の維持に重要である。日本人の8割はビタミンD不足とも言われている。ビタミンK2を加えることで、相乗効果が高まる。ワクチンの研究開発者で、ビル&メリンダ・ゲイツ財団やジュネーブにあるワクチンと予防接種のためのグローバル・アライアンス(GAVI)で、主要な役割を担っていたギアート・バンデン・ボッシュGeert Vanden Bossche博士は、昨日の米国 TrialSite Newsに「Continued mass vaccination will only push the evolutionary capacity of SARS-CoV-2 Spike protein beyond the Omicron version(大量のワクチン接種を続けると、SARS-CoV-2 Spikeタンパク質の進化能力がオミクロン・バージョンを超えてしまうことになる)」を寄稿している。「科学的素朴さと傲慢な誇大妄想が相まって、PH(公衆衛生当局)-KOL(キーオピニオンリーダー)と産業界の強力な連合体は、SARS-CoV-2が(ワクチンによる)広範な免疫圧力を受けた場合の進化能力を劇的に過小評価している。オミクロンはその一例に過ぎず、他の国でも同じようなS方向の変異を持つ亜種がすぐに出現することは疑いの余地がない」、「ワクチン接種や自然疾患からの回復時に獲得した以前の中和抗体では、もはやウイルスを中和することはできないが、それでもウイルスとの結合は可能である。中和せずにウイルスとの結合を可能にしたままの抗体は、抗体依存性疾患増強(ADE)を引き起こす危険性がある。ウイルスの本質的な毒性が変化する可能性は低いとしても(毒性遺伝子に免疫の圧力がかかっている証拠がないため)、ADEの発生は、ウイルスの病原性を強化し、加速させるため、同じ効果があると考えられる。」と書いている。ワクチンがむしろウイルスにワクチンによる抗体を避けるように変異するよう圧力をかけていることを指摘し、むしろADEのリスクを高めていると警告している。ワクチンには、しかも、ワクチンそのものの毒性があることも明らかとなっている。同じようなことがワクチンの危険性を訴える世界の数百人の医師と科学者の組織であるDoctors for COVID Ethicsの27日のブログに、タイ人のドイツ微生物学者スチャリット・バクディSucharit Bhakdi博士が「The COVID vaccines were designed to fail (COVIDワクチンは失敗するように設計されていた)」と題して、「COVIDワクチンの失敗は、免疫学の基本原理が無視されていたため、予想されていたことでした。」として、「第一の誤りは、細胞性免疫(細胞障害性Tリンパ球)ではなく、抗体に焦点を当ててワクチンの効果を評価したことです。2つ目の間違いは、体が病原性微生物から身を守るために産生する2つの主要なカテゴリーの抗体の機能的な違いを無視したことです。1つ目のカテゴリー(分泌型IgA)は、呼吸器や腸管の粘膜の直下にある免疫細胞(リンパ球)によって産生される」、「第2のカテゴリーの抗体(IgGおよび循環IgA)は、血流中で発生します。」、しかし、「筋肉に注射されたワクチンは、IgGと循環IgAのみを誘導し、分泌型IgAは誘導しません。このような抗体では、SARS-CoV-2の感染から粘膜を守ることはできないし、効果もない。したがって、今回観測された「ブレイクスルー感染」は、ワクチンの基本的な設計上の欠陥を確認したに過ぎない。血液中の抗体を測定しても、呼吸器系の感染に対する免疫の真の状態を知ることはできない。」、「SARS-CoV-2(コロナウイルス)に自然に感染した場合、ほとんどの人が呼吸器に限局しているのに対し、ワクチンは体の奥深くにある細胞に、本来はないウイルスのスパイクタンパク質を発現させる。この外来抗原を表面に発現している細胞は、IgG抗体と細胞傷害性Tリンパ球の両方を含む免疫系の攻撃を受けることになります。これはどの臓器にも起こる可能性がありますが、ダメージが最も大きいのは重要な臓器です。現在、多くの若者が心臓に影響を受け、心筋炎や突然の心停止、死亡に至ることがわかっています。」と書いている。今年3月4日にPubMedに掲載された米国の研究者による論文「The mRNA-LNP platform’s lipid nanoparticle component used in preclinical vaccine studies is highly inflammatory(前臨床ワクチン試験に使用されたmRNA-LNPプラットフォームの脂質ナノ粒子LNP成分は、炎症性が高い)」では、mRNAを包む脂質ナノ粒子LNP 10μgを、マウスに経鼻投与すると24時間以内に8割が死亡した。半数以上の致死量は0.25~0.5mg/kgで、サリン並みの毒性である。厚生労働省にファイザー社が提出した「薬物動態試験の概要文」6〜7頁の「2.6.5薬物動態試験の概要表」で見られるようにラットの脾臓や肝臓、卵巣などに有毒なLNPが集積していることが示されている。今日のフランスAFPは「オミクロン株、オランダで既に感染拡大か 11月19日には国内に」で、「オランダの保健当局は30日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が、これまで考えられていたよりも1週間早く国内に存在していたことが分かったと発表した。」、「国立公衆衛生環境研究所(RIVM)によると、11月19日と23日にオランダ国内で採取された二つの検体から、オミクロン株が見つかった。うち一つの検体は、渡航歴がない人から採取されたもので、国内で既にオミクロン株の感染が広まっていた可能性がある。」と伝えている。南アフリカが初めてオミクロンの存在を公表したのが11月25日である。すでにこの時、オミクロンは世界に広がっていた可能性が強い。武漢株も中国で公表されるずっと以前に、スペインやフランスに存在していたことが下水から見出されている。「ザル」検疫の日本などは、とっくに市中感染しているのかも知れない。すでにブースター接種を進めている韓国は昨日、新規感染者が5123人となり、また過去最多を更新し、重症患者も急増している。中国もロシアとの国境地帯で昨日91人の新規感染が発生している。南アフリカで最もオミクロンの発生の多いハウテン州では入院患者が2週間で5倍に増加している。
欧州の感染状況(濃色ほど感染者が多い)





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