釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

あらためて東北の歴史を思う

2008-10-17 07:28:46 | 歴史
今日も晴れ間が見えそうだ。朝は肌寒い。東北でも各県言葉が異なっている話を以前にしたが特に津軽弁は岩手の人に聞いても一番分からないという。その津軽出身で東京在住の人の記事によると津軽弁には古語が多いそうだ。津軽弁で「いどんど」は古語の「いとど」=(非常に)、「うだで」は「うたて」=(意外な展開・手がつけられない状態)、「かなし」は「かなし」=(愛しい・可愛い)、「あずまし」は「あがつましく」等々。また人をののしるのに「つぼけ」というらしい。「ばかやろう」ということのようだ。津軽の子守り唄には「寝ねば 山がらもこくらねぇ」の節があるという。東日流外三郡誌の発見でこれらが何故なのか理解できたという。神武(天皇)に追われた安日彦、長髄彦兄弟が流れ着いた津軽は荒覇吐(あらはばき)族、阿蘇部(あそべ)族、津保化(つぼけ)族いて、二人は荒覇吐族の長となった。また同誌によると蒙古襲来の時安東水軍は対馬で活躍し、神風で離散した元船十二艘が津軽に漂着し元兵は山にこもったという。正史では語られないが土地に残るものと符合する歴史である。


甲子川沿いに咲く菊

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