釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

今月後半の危機

2017-04-13 19:13:20 | 社会
現在、横須賀港には米国海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」が待機しており、東シナ海にはシンガポールに向かうはずであった原子力空母「カールビンソン」が5〜6隻の護衛艦を伴って、朝鮮半島に向かって北上している。「カールビンソン」が半島近くに到着すると、それに日本の自衛艦も合流する。表向きは米日韓の合同演習と言うことになっている。北朝鮮は核開発と米国まで到達する大陸間弾道弾の開発を進めており、米国はそれを許さないとする。毎月のようにミサイル実験を繰り返して来ている北朝鮮は近々再びミサイル発射実験か核実験もやる可能性があり、それを口実に米国が北朝鮮を攻撃するかも知れない。中国も北朝鮮との国境付近に15万人の軍隊を派遣したとの情報もある。中国は北朝鮮の態度を快く思っていない。しかし、米国により北朝鮮の政情が大きく変わることも受け入れない。先の米中首脳会談でどのような話になったか不明だが、政情の大きな変化を伴わない範囲での米国による北朝鮮攻撃を中国が了解した可能性もある。米国の軍部は北朝鮮の核施設の破壊を目論んでいるようだが、実際には攻撃は簡単ではない。核施設の全ては掌握し切れない。今月15日と25日には北朝鮮で記念行事が続く。その時期にミサイルや核の実験を行う可能性が報じられている。先の米国によるシリアへの攻撃はフェイクである可能性が伝わっており、北朝鮮への威嚇のための攻撃であったとも考えられる。毎日新聞は、トランプ氏は2013年9月、ツイッターに「オバマ大統領がシリアを攻撃したがる唯一の理由はメンツを保つため。シリアを攻撃するな」と書き込んでいた事実を報じた。今回の攻撃は本格的な攻撃ではなく、トランプ政権内での勢力争いで、軍部やウォール街の勢力が強まり、形だけトランプが彼らの言い分を受け入れたのかも知れない。ここ数年で北朝鮮の軍事技術が急速に進歩したことから、一説では米国の一部と北朝鮮に繋がりがあるのではないか、敵対は見せかけではないか、とする。国債情勢には裏情勢が付きものであり、その点は一般には知られない。いずれにしろ、武力が準備されていることは明らかであり、一つ間違えば、日本も大きく被害を受ける。首相は「この国を守る」と主張するが、ただ軍備を拡張するだけで、国を守れるものではない。特に近隣んでの対立を解消する努力こそが先ず行われなければならない。しかし、首相の言動はその逆を行っている。真に日本を守る気概があるならば、最初に原発の廃止をすべきだろう。若狭湾の14基並ぶ原発銀座が攻撃を受ければ、放射性物質は近畿、中部、関東の主要都市に拡散する。全ての原発が軍事的には無防備であり、また防備そのものが不可能だ。戦前回帰に執着するばかりで、現実を首相は何も見ていない。
旧居の椿

最新の画像もっと見る

コメントを投稿