こころのたね

ここでまく種が、どこかで花を咲かせてくれたらいいな(*^_^*)
2018.8月より再開!母になりました✨

ハリー・ポッターの完結(ネタバレなし)

2008-07-25 13:50:57 | 
私は基本的に、ハードカバーの本は買いません。
文庫本派ですが、ハリーの物語が完結するとなれば話は別!
少しでも早く見届けたくて、『ハリー・ポッターと死の秘宝』を発売日に購入。
二晩で上下巻を読み終えました。


これから読もうという方、途中の方など、「結末は言うんじゃないよ!!」という方もまだ沢山いらっしゃると思うので、この記事はネタバレは無しです。
もう読んじゃった方は、メールか直接で語り合いましょう(笑)
読み終えてすぐ私が思ったことを、さわりだけ書き残させて下さい。
ほとぼりが冷める頃、改めてネタバレを含めた感想を書きたいと思っています。



ハリーとその仲間たちの物語は、楽しかったり、感動的だったり…でも時にせつなく、悲しく、私の心を苦しくさせました。
「もう終わってしまうなんて…」という寂しさと、「やっと終わるんだ…」という安堵感、相対する気持ちが渦巻いていました。


早く結末までたどり着きたくてバタバタ読んでいだ私が、唯一読み返した章があります。
それが33章。
32章終盤から33章は、いちばん心に残っています。
涙が溢れて止まらず、いろんな気持ちがこみ上げてきて…
深夜の部屋で1人、恥ずかしながらしばらく泣きましたよ~!
結局私をいちばん泣かせたのは、主人公でもなく、私が一番好きだった人でもなく、私が一番気にかけていた人でした。



いくつかの望み、ちょこちょこした予想、たくさんの心配。
ローリングさんは、私の考えを遥かに越えていきます。
何度も何度も、心臓は早鐘を打ち、ページをめくる手は震えました。



この物語に出てくる人たちは、ハリーを含めて、決して完璧ではありません。
欠点や弱さや傷を持っている人ばかりです。
傷つけ合ったり、猜疑心を持ったり、怖がったり、腹を立てたり、もがきながら、みんな自分なりに戦っています。
自分の正義を、自分の愛する人を、自分の信じるものを守るため、戦っていました。
彼らの言動は良くも悪くも、心の琴線に触れます。



長い長い物語、何度も読み返したい物語です。
私にとって、大きな意味を持つ本です。