こころのたね

ここでまく種が、どこかで花を咲かせてくれたらいいな(*^_^*)
2018.8月より再開!母になりました✨

『美人の日本語』

2006-09-05 18:39:12 | 
今日は山下景子さん著の『美人の日本語』という本をご紹介します
この本は1日に1つ・全部で366個の日本語を取り上げて、その言葉の由来や意味を教えてくれます
著者さんの解釈の仕方なども載っていて、それも興味深いです。
季節や自然にまつわる言葉、感情にまつわる言葉、聞いたことがないような言葉、日頃よく聞くような言葉・・・とても色あざやかな印象

読んでいて私が好きだった言葉を、一部簡単に紹介しますね
●詞華(しか)・・・美しくすぐれた詞や文章のこと。どんな文章を書く場合でも、言の葉を集めて花束を作るようなもの。
●玉響(たまゆら)・・・玉とは美しい石や宝石。その宝石が揺らいだ、ほんのわずかな時間のこと。
●真澄鏡(ますみかがみ)・・・満月はその形から月に例えられる。澄み切った少しの曇りもない満月は、月の真澄鏡。自分の姿を映す鏡ではなく、心を映す鏡。

母国語としてずっと日本語を使ってきましたが、知らない言葉がまだまだとても多いと痛感させられます
そしてその知らない言葉の中に、美しくて優しい言葉もたくさんあるみたいです
何気なく使ったり通り過ぎたりしてきた言葉の意味を改めて知るというのは、すごく面白いことです
知っているつもりできちんとした意味を知らない言葉というのもあって、「そんな由来があったん!?」と目からウロコ状態
知っているだけでも心が綺麗に洗われていくような言葉を、繊細で多彩な日本語をもっと勉強したいなぁと思わせてくれる一冊です