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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

ブログが正常に戻りスズキ君は異常

2011-03-31 21:39:50 | これってスゴイ!
今日、このブログを提供してくれているgoo事務局からメールが入り、トップページの表示行数がゼロになっている問題が解決したとの報告をいただいた。

その内容は、テキストエディタを利用(HTMLエディタの選択肢もある)していて、さらに概要文表示を設定(gooブログには本文以外に概要文を書く場所が設定されているが、自分は使っていないので本文の文頭が表示される)している場合に概要文枠の末尾に自動的に空白が入るためにその空白を概要文だと勘違いして空白をトップページに表示していたと言うこと。

これはgooの方で修正してくれたとの事。今後の記事では、トップページに今までのように文頭の数行が表示されるとのこと。

なお、これまでの記事で文頭が表示されていない記事では自分で概要文枠の中の空白を消去する必要がある。これは遡って修正したので現在は全部ちゃんと表示されている。gooさん、ありがとうございます。対応が早くてよかったです。



今日の帰りに再びスズキ君、トラブル発生。

USJサミットの高速道路出口の交差点で警察官の手信号で長く待たされていた。エンジンがかぶり易いので困ったものだと思っていたら案の定、エンジンがストップ。そのままかからなくなった。こう言う場合はスロットルを全開にして何度もキックするとエンジンの中のガスが蒸発して回復するものだけれども、なぜか今回はダメだった。仕方ないので用があったサミット・ショッピングモールに入って用を足してまたエンジンをかけてみるがやっぱりだめだった。

プラグが消耗しているのかなと思ったが、ここはもう家の近所でもあるしバイク屋さんを呼ぶしかない、と電話をかける。

以前のようにトラックが来るのかと思ったら今日はバイクでいつもの従業員が来た。プラグを抜いたところプラグコードのカバー・チューブから水が出てきた。プラグコードが弱っているところに水が染み込んでいたのだとわかった。そう言えば、今朝、高速道路に水溜りがあったっけ。それにしても染み込むのに時間がかかったものだ。プラグもススがついていたので交換してもらった。10リンギットだったが、タバコ代もちょっと足して渡した。



タイパンに行って夕ご飯を食べたあと、アパートのオーナーが声をかけてきた。

長い事会ってなかったのと、暗かったことで呼ばれても最初は誰だかよくわからなかった。あとどの位ここに住むつもりかと聞く、日本がたいへんなことになっているので帰国すると思ったのかも知れない。最近、勝手に居なくなってしまう外国人店子がけっこう多くなっているので心配なのかもしれない。ある国(決して所得水準の低い国ではない)の学生が付いていた家具まで持って家賃滞納のまま出て行ってしまったなんて話もあるらしい。こちらとしてはもちろん黙って出て行ってしまうつもりなどないのだが。



今日、サミットに行ったのはタップを買いたかったからだ。

タップと言うのは穴にネジを切る道具だけれど、これが大きなDIYショップで何でもあるはずのAceに無かった。タップと言って出てくるのは水道の蛇口の方。仕方ないので街の金物屋さんに聞いて歩いたけれど、やっぱり水道の蛇口が紹介される。(電気の延長コードは出てこなかった。)タップを扱っているのが1店だけ。しかし目的のサイズは無く、結局買えなかった。

日本ではちょっとした道具を扱っている店ならどこにでもありそうな物がマレーシアにはなかなか無い。例えば、日本では100円ショップでもステンレスの針金はあるけれどマレーシアにはスチールかアルミしかない。M2.5の小型のネジも無い。こうした状態はマレーシアに限った事ではなくて東南アジアはみな同じだろうけれど、実は所得水準が日本の半分を超えて豊かな台湾でも同じようなものだった。

工具や材料はだいたい2つに分類される。1つは日本やドイツなどの先進国から輸入した高価なもの。もう1つは中国製のびっくりするほど安いもの。

日本だとネジ1本からほとんどが日本製で、安くてもそれなり以上の品質だ。前にも書いたことがあるけれども、そうした意味でも日本には基礎体力があるのだと思う。今はそれが皆当たり前だと思ってしまっているけれども、こうすべく努力してくれた先人がたくさんいるって事に感謝しなくてはならないだろう。日本のみなさん、こうした利点をどんどん生かしていろいろやってみてください。そう言う所から諸外国には真似できないんですから。

納税処理ができました

2011-03-31 13:37:47 | 2年目のマレーシア
本日、納税申告完了。

先日、家で自分のパソコンから申告書に記入していたが、確認のため総務で見てもらったら案の定抜けがあった。配偶者控除(無収入の場合)が3000リンギットあったのでそれを記入。また、パソコン代は日本円の額面を購入日のレートで計算したら1476から1520リンギットになった。(これは銀行レートのその日の換算ができるマレーシアのメジャーなサイトで計算し計算結果を印刷して取っておく。)

その結果、300リンギット程度払い込みを覚悟していたが、438.48リンギット(約12300円)戻ってくることになった。銀行振込だと思うけれども、噂では小切手が送られてくると言う。2週間程度かかるそうだ。

12000円なんて日本円で書くとたいしたことないけれども、ネパール人の基本月給の半分と思うと大きい。彼らはそこから仕送りまでしている。




今日、昼に銀行で払い込もうと思い、財布にお金を余分に持ってきたけれども必要なくなった。めでたし。


さて、この後は、去年分の還付を求めてシャーアラムの税務署に乗り込むのみ。これは休暇をとって一人で行くことにする。場所はわかっている。


マレーシアの税金は下記のような税率になっている。
~2500 0%
~5000 1%
~10000 3%
~20000 3%
~35000 7%
~50000 12%
~70000 19%
~100000 24%
それ以上 26%
これには条件があるので収入がこの範囲に入っているからその全額に対してxx%になるわけではありません。後で詳しく書ければ書きます。

最悪のシナリオ

2011-03-30 22:58:49 | いろいろ雑記帖
Oさんからメールをいただきました。

「最悪のシナリオ覚悟しておくべき?」と言うことで、要は原発問題です。

あるサイトでは公開された映像などを見て、原発にとっての最悪のシナリオがもう始まってしまっていると言うような書き込みがたくさんあるのだそうです。それを読むとたしかに不安にさせるものがあります。不気味なのです。


しかしながら、原発についての最悪のシナリオは、私は本当の最悪のシナリオだとは思えません。

原子爆弾が広島と長崎に落ちました。首都ではなかったのですがそれでも人は意外に早く住めるようになったようです。福島原発がいくら最悪の事態を迎えてもそれはどうにかなるでしょう。長期化し未来永劫発電所の墓場をビクビクしながら管理し続けなければならないにしても。


私の思う最悪は原発の事よりもこのまま日本が"失われた"ままになることの方です。

それは意外に簡単じゃないかと思うのです。10年もすれば経済活動の主役もどんどん世代交代して変わっていきますから忘れられるのは簡単です。それに現在の途上国が"できる"状態になるのは日本がやってきたよりも何倍も速いはずです。逆に日本国内の事に関しては言うまでもなく、あまり発展的な観測はできません。

そのようなわけで、原発よりずっと最悪のシナリオがあるかと思うのです。


だったらどうすれば良い?

土曜日はリトル・インディアに行こう

2011-03-30 21:44:15 | 2年目のマレーシア
第一土曜日と第三土曜日にKLセントラル近くのリトル・インディアで無料のツアーが開催されているということなので、今日電話して予約してみた。

予約と言っても人数しか聞かれず、いきなり予約無しで参加しても良いのかな、と思った。朝9時にツアー開始なので8時45分までにKLセントラルのYMCAに来るようにとのこと。


KLセントラル近くのリトル・インディアは最近工事をしてキレイになったばかり。インド系のお店などがたくさんあるけれど、日本の観光ガイド本では特に注目される観光地にはなっていない。バスから見るとかなりインドっぽいのだけれど。土曜日が楽しみだ。

マレーシアに言われる筋合いはない!

2011-03-30 06:34:15 | 2年目のマレーシア
マレーシアナビ!に「6日間で震災被害の道路復旧、マレーシア人も「姿勢の差」と感嘆」と言う記事が出ていた。

これはニュー・ストレーツ・タイムズの3月29日への投書。地震で破壊された常磐自動車道路の一部がわずか6日で完全修復されたというニュースに対して実に素晴らしいとの称賛とともに、マレーシアでは自治体に連絡して修理を依頼しても道や建物が穴だらけになったままいつまでも放置されているとのこと。さらに 日本とマレーシアの違いはその「姿勢」にあると結論付けている。


賞賛はわかる。日本人から見てもNEXCO東日本の復旧写真はインパクトが強い。


ただ、マレーシアの人がマレーシアに対して「日本と違って自国はダメ」と言うのはちょっと違う。ダメを言うならば、マレーシアの人はマレーシアがどれだけ"できる"国なのかわかっていない。

この1年ちょっと、スクーターで通勤しているが、路面にできたちょっとした穴をマレーシア政府がどれだけ頻繁に修理しているか、きっと投稿者は知らないのだと思われる。少なくとも1ヶ月に1回は路面の傷みが修理されていてどんどん穴のような物は消えている。それも夜中、人の気づかないうちに修理されていて朝に走りやすくなっているのに気づいてびっくりする。これでマレーシアが"ダメ"と断言してしまうのは間違いだ。

ただ、確かに遅い面もある。プロトンの前の道は工事中が1年続いている。完成するのかどうかわからない。パイプの出し入れもしているようだし、通行量の多い場所だから工事がし難いのかもしれないが。

また、マレーシアは国中どこにも高速道路が通っている。高速道路で行けない場所はもうほとんどないし、とても良く整備されている。バスに乗っても寝ていかれるほど揺れない。隣のタイやインドネシアとはえらい違いだし、日本と比較したって引けをとらないどころか状況は上かも知れない。


と言うわけで、道路に関しては、逆の意味で"マレーシアの人に言われる筋合いはない"のである。マレーシアの道路もすごい。



追加
道路ではないが、道路に付随することとして、運転マナーの良さも賞賛に値する。スピードは速いにしても、マレーシアの人は他人に道を譲る。だから外国人でも運転し易い。これも賞賛に値する。

くっ、くっ、薬が切れてきた

2011-03-29 23:44:27 | 2年目のマレーシア
今日は1日中眠くてたいへんだった。

朝、昨日会社の医務室でもらった喉と鼻水の薬(喉が少し痛くて鼻水が出た)を飲んで出かけたら10時頃からものすごく眠くなった。図面のチェックもできない位に集中できなかった。少し時間が経てば醒めるかなと思って我慢しつつ、身体を動かす仕事を優先的にしていたが結局午後5時までダメで家に帰って少し寝た。夜になってどうやら醒めてきた。


薬の名は"CETILIZINE(セチリジン)"と言うもの。

Wikipediaで調べると、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹、皮膚の発疹、湿疹などに適応し、眠気、倦怠感、嘔吐などの副作用があると書かれている。その通りだった。用法は1日1回 10mg を経口投与。症状、年齢により20mg まで増量することができると書かれているが、医者は1日2回と指定したので最大限まで増量指定してくれたようだ。

と言うことで、ちょっとこの薬は危険なのでもう止めようと思う。(危険と言っても眠くなるだけで命に別状は無いので誤解なきよう。)


しかし、おかげさまで(おかげさまかどうか良くわからないが)喉の痛みは治まってきたようだ。




外国人の人は「日本の薬はよく効く」「日本の薬は強い」と思い込んでいる。

これはよく聞く話。台湾の人は日本に行くと大量に市販薬を買ってきていたり、目薬を買ってきてくれと頼まれたこともあった。マレーシアの人もインドネシアの人も日本の薬は強くてよく効くだろうと言っている。

日本人から見れば全然その反対で、日本の薬はけっこうやさしいように思う。市販薬など、本当に効いているのかどうかよくわからないものが多いように感じている。とりあえずは飲んでみるけれども。日本ではアスピリン単体の薬など見ないし、似たような効果があって胃が荒れないとか眠くならないものが主流になっているけれども、海外ではけっこう強めのものが普通だ。それに医者が抗生剤なんかを万能薬のように簡単に処方する。

そんなので8割方は間違いないのだろうけれど、実際はどうなのだろう? このあたりは知識が乏しい領域なので何とも言えないところ。




今朝、薬で頭がボーっとしていると言うことに気づく前のこと。

今日はあれとあれとあれをしようかな、と思う反面、頭がそちらの方へ回転して進まないのに気づく。あー、こう言うときもっとIQが高い人だったらこれからすべき事の筋道をいろいろ頭に思い描くことができてもっと上手く何でもやれるんだろうなあ、と思った。そう言えば、将棋などのゲームは子供のころから不得意と言うか、面倒臭くてやる気にもならなかったと思い出した。パズルやクイズなんかもそうで、その面倒臭さがキライなのだ。

って事は朝の状態が本当に薬のせいだったのか、それもと元々こんなものなのかがわからなくなってくるけれどもどうなのだろう?


キャサリンさんは私にメンサ会員になるのを勧めるけれども、私にはとてもとても無理です。中華航空のダイナスティ会員がせいぜいであります。

方向性は決まっている

2011-03-28 22:54:20 | 2年目のマレーシア
ウォールストリートジャーナルに「【オピニオン】日本が直面する本当の試練とは」と言う記事が出ている。

要は単一民族の強い社会団結力によって日本の地震のダメージからの立ち上がりは早いだろうけれども、逆にその事がこれからの発展を妨げ縮小方向へ行くことは間違いないだろうと言う内容である。


それはそうだ。地震など引き合いに出さなくてもそんな事は既にわかっている。

日本は少子化に歯止めがかからない、人口が減少するのがわかっているのにまだ労働集約型の産業に人を押し込めようとしているし、教育制度はそう言う人材を輩出する方法を変えようとはしない。そんな事は隣の大国がすると分かりきっているにもかかわらず。だからと言って外国人労働者を受け入れることもしないし、政府の官僚制度と天下りシステムも本気で変えようともしない。

そして最悪なのは何も打開策が無いこと、そして変に日本は技術力があるとか商品の品質のレベルが高いなどと自信を持ちすぎているところだ。


そんなわけで、もう日本の行く方向は決まっていると見て間違いはない、今すぐにこのやり方を変えないで放って置くのならば。ウォールストリートジャーナルがこんな当たり前の内容をまだ記事にしていられるのは日本がそれだけ遅いと言うことだ。




キャサリンさんのお母さんが電話をしてきた。

何かというと、小さいころのキャサリンさんが2度夢に出てきたので気になって電話をくれたそうだ。

おー、キャサリンさんにも小さい頃があったのか! 現在のデカさからはとても想像できる事ではない。そう言えば、お母さんは小さいからそのお母さんから生まれてきたと仮定すれば確かに小さかった時期がある可能性はある。不思議である。

話の本質はそこではなかった。私が日本にある東北の会社に出張で行ったことを思い出して、もしその会社が地震で大きな被害を受けていたらマレーシアの会社もその影響で困っているのではないかと思ったとのこと。失業しているとか、そう言う悪い想像を働かせてしまったのだと言う。

キャサリンさんのお母さん、大丈夫ですよ。着々とキャサリンさんは成長し続けています。キャサリンさんも日本と同じで方向性は決まっています。大丈夫ですよ。それにもしお金が無くて食べられなくてもきっと1ヶ月分は蓄えていますよ、ラクダのこぶと同じようなものです。

ではまた。お元気で。

地震でわかった日米のビジネスの違い

2011-03-27 19:12:17 | いろいろ雑記帖
震災でわかった日米の競争力格差-ニューズウィーク日本版(←クリック) と言う記事の中で、地震で日本が止まるとこんなに世界が困ることがわかった。ボルボ、シボレー、GM、アップル、HPやボーイング、名立たるアメリカ企業が操業停止の危機に瀕しているとの事。

記事の原題は"Japan Rules Global Supply Chain"となっていて、日本が商品流通のルールになっていると言うような意味だ。確かにそうだろうと思う。日本は今商品の表にブランド名が書かれる物よりも見えない部分の方がずっと強い。

この記事で日本は喜んで良いのかな?、と思うのが正直なところでもある。なぜなら、結局コンダクターはアメリカである事には違いないのだから。日本がいくら良い技術を作り出してもそれを喜んで利用しようとするアメリカの戦略が無ければそれは無意味。今のスマートフォン・ブームではアメリカ発のFacebookやTwitterと言う利用価値、それにAndroidやiPhoneと言うアイデアが先行してそれに多くの国と企業を巻き込むことができたから実現したものだ。

NintendoやPlaystationはどうかと言うと、ソフト開発者を囲い込んだに過ぎないわけで、世界にユーザーを増やしたけれども、それでそのゲームが消費されているだけに終わっているように見える。そこから先が無い。ドコモが契約者と電話機メーカーを囲い込んでいるのと違わないのではないか。電話機など数年して今より良いのが出れば買い換えて終わり。自動車だってそうで、どんどん新しいのが出て買い換えて終わり。途中で韓国メーカーが割って入って来たらそれでも自動車の消費サイクルは成立してしまう。日本は今でもそう言うビジネスしかできない。

もう、アメリカはそう言うビジネスに飽きてしまって次の段階へ行ってしまっている。数年経って無駄になりそうな設備投資や人を自分で確保しておくなんてきっと考えていない。それより世界のオーケストラの前でコンダクタとして立っていた方が絶対に有利だとわかっているのだから。演奏が素晴らしかったら賞賛を浴びるのはピアノ弾きでもバイオリン弾きでもなくて指揮者なのだ。


そう言うわけで、日本が重要な部品を多く作っていてそれが世界の商品の鍵になっている、としても、それは単に今の日本の立場がそうであるに過ぎないって事だろう。そして10年も経てば同じ事ができるようになる後発の国がいくらも出てくる可能性がある。また、日本は良い生産技術開発が出来て良い物が作れるけれども、ビジネス感覚には乏しいと言うアンバランスを露呈しているに過ぎない。


そう言う意味で、この記事は日本語に翻訳されてはいるが、アメリカ発のアメリカに対しての警告だと捉えるべきじゃないだろうか。決して日本賛美ではないだろう。




ちょっと前に「新幹線の図面など無料でくれてやるべきだ」と書いたけれども、新幹線の図面が無料なら高速鉄道を企画している国では競争入札などしなくて済むだろう。入札が無ければ日本は中国やドイツやフランスに負ける事はない。自動的にどの国も新幹線方式を採用することになるからだ。

そうしたらこれも自動的にボルボ、シボレー、GM、アップル、HPやボーイングの製品と同じように日本の生産設備が必要になり、日本の部品が必要になり、そして日本の都市計画に関わるソフトも必要になる。もしかしたら日本人の技術者も多く必要になる。日本に今できる事はアップルがやっているような事ではなくて、つまり新幹線と名の付く製品を完成品の状態で売ることではなくて、中身の本当に重要な部分を売ることだけだろう。

それじゃ、どうしていけないのだろうか。トヨタやパナソニックやSONYのように名前を付けて商品を売ったところでそれほど日本のためにはならないし、みんながそんな事をする必要など元から無いのではないだろうか。

マスコミが"わからない"で立ち止まるのは変

2011-03-27 08:38:26 | いろいろ雑記帖
東北地震では政府と東電からの発表、発言の"あいまい表現"が批判されています。

"批判されている"と言うのは、素人のブログなどを見てと言うのもありますが、何と!、マスコミの出すニュースでも批判しています。

なぜ"何と!、"と書いたかと言うと、マスコミの人たちは彼らの表現を"あいまい"と感じるのであれば、会見でその真意を問うこともできるわけですし、その他多彩なソースから詳細を導き出す事が可能な立場にあるからです。


つまりは、そうした仕事をしないでおいて管氏の表現があいまいで指導力が無い、枝野氏が言った事が理解できないとか危険の度合いが表現されていないとか、東電の計画停電が実際にある地域で行われるのかどうかわからないとか自分の地域がどのグループかわからないなどと報道し続けている。

なぜ、この期に及んでマスコミの人たちは一般市民と同じところに立ってしまっているのだろう? マスコミは烏合の衆の1羽になってしまっているのだろう? "わからない、わからない"発言は一般市民に任せておいてどうしてもっと取材しに歩かないのだろう? 政治家の無能など今に始まった事ではないし、隠蔽体質など太平洋戦争当時から同じだったのではないのか? 今はあの時のように取材して逮捕される事はないはずなのにどうして素人のように"わからない"で立ち止まっているのか。

そこで立ち止まっているのならマスコミなんか不要でそれこそFacebookやTwitterに任せて引退すれば良いのではないの?

2011 Earth Hour

2011-03-26 23:03:28 | 2年目のマレーシア
サンウェイ・ピラミッドの正面入り口にはたくさんの若者が集まっていました。

FM放送のDJみたいなカッコいいアナウンスが流れていて、8時半になるとスフィンクスの灯りが消されます。真っ暗になった中で、1人1本配られたロウソクを手に持って暗闇の中で行われるダンスを見ます。WWF主催ですが手作り感覚のイベントで楽しめました。


民族に関係なく若者ばかり集まるのはやはりFacebookがあるからじゃないでしょうか。みんなこのイベントを楽しみながらスマートフォンで写真を撮影したかと思うと少しだけ言葉を打ち込んで送信しているようでした。自分が10代のころはこうした集まりに参加するのは多分大学生以上に限られていたと思います。彼らは仲間内か街頭などでビラ配りなどをして人を集めたりしたのでしょうけれど、今はもっと簡単にこうして集まれるのでしょう。

日本がこの程度の経済的段階にこんなに教育的なイベントがあったのかな?、と思うと世界全体でその傾向にあるにしても、マレーシアもすごいなあと思う。今の一人当たりGDPが7000ドル程度、日本は1980年で9000ドルあったわけだからさらに10年程度は遡るところに今のマレーシアが相当するのだろうか? 当時の日本だとちょっと有り得ないのではないかなあ。

1970年代だと大阪万博があった後だけれど、公害問題はまだまだ各地で燻り続けていたし平気で道路にゴミを捨てている人もいた。我々に関してはそう言う状態を見ていてだいぶシラーっとしてしまっていた。経済は発展しても物の値段は高くなるのが当然だったし、親たちが働いて家を持とうとか車を買おうとして、それが彼らには希望だったかもしれないけれどもどこかつまらなさを感じていたのが正直なところ。

今のマレーシアの子供たちはこうして自然に誰かとコミュニケーションができて、あまり孤独にならなくて済むのかも知れない。リサイクルとか節約のようなストイックな事にしても、こうしてみんなでちょっと楽しんでできるわけだから。これからの世の中、ちょっとはマシになっていくんじゃないかな、と思う。



今日は本当は動物園に行こうかと思っていたけれど、ちょっと風邪気味のような感じなので止めた。サルに風邪がうつると困る。


サンウェイのジャスコがセールをやっていたので、またサンダルを買う。50%OFFで30リンギット弱。この前買ったばかりだけれど、今の時期が一番安いので今年中に壊れるであろう日本から持ってきたサンダルの代わりにすることにした。マレーシアでは有名なメガ・セールって国をあげての安売り期間もあるのだけれど、本当に物が安くなるのはチャイニーズ・ニュー・イヤー明けの今なのだ。なぜなら、一番何もなくて物が売れなくなる時期だから。

と言って、必要ない物まで買ってしまうと節約にも何にもならないので値段に惑わされてはいけないいけない。

今夜は停電でなくても電気をOFFにする日

2011-03-26 12:34:32 | 2年目のマレーシア
先日新しいバージョンが公開されたインターネットブラウザ、Firefoxには東京電力の電力供給量と使用量が表示されるアドオンがあります。

使い方はFirefoxの上に表示される"Firefoxボタン"の中にある"アドオン"を押し、アドオンマネージャと言う画面が表示されたところで"東京電力"などの文字で検索すると"東京電力使用率メータ"が出てきます。緑色のボタン"Firefoxに追加"を押せば終わり。

面倒な人はここをクリックすると言う手もあり。
東京電力使用率メータ- ADD-ONS (←クリック)

インストールが終わるとFirefoxの右下にLEDメーター風のものが表示されます。節電に役立つかと思います。




ところで、今日は「アース・デイ」です。

その中でアース・アワーってイベントがあり、夜に1時間だけ住居も事務所なども全て照明を落とすとのこと。マレーシアでもKLのツインタワーも夜8時半から9時半に照明を落とすそうです。近所のサンウェイ・ピラミッドでもそうしたイベントがあるようなので買い物がてら行ってみようかと思っています。


昔、(今でも?)インドネシアでは停電が普通にありました。ほとんど毎日アース・アワーがあります。もちろん地球上にはそう言う地区がまだまだたくさんあります。元々電気が来ていない地域もあります。キャサリンさんは都会育ちなので夜に通りが暗くなることに対して不安があるようです。ですが、最近はこの近所の日本の基準からすれば薄暗い街灯の光でも何も問題が無いということを理解したようです。要は慣れなんでしょうね。インドネシアの人はけっこうな暗さの中でも人の顔を見分けてちゃんと挨拶していました。


以前、省エネルックが出てきたとき、日本のテレビは深夜放送しないなどの事をしていました。その後、いつの間にかまた深夜枠で普通に放送するようになっていて、あれは何だったのだろう?、と今でも思います。国会でもネクタイをちゃんと締めろと言う議長が出てきて冷房もガンガンになったのでしょうか? アース・デーもアース・アワーもタイガーマスクもその時だけのブームなのでしょうか?


まあ、今日、電気を消して大丈夫だったのなら明日もちょっとやってみようかな、と思えれば良いですね。

責任論は日本人のクセ

2011-03-26 10:08:17 | いろいろ雑記帖
原子力発電所の問題で政府からは東電の免責許さず、などと言う意見が出ているようだ。世論は東電不支持が蔓延。もちろん政府の無能ぶり告発も蔓延。(自民党は政権失っていて良かったと思っているだろうか?)

この災害時に食料の奪い合いも強奪もなく、世界から絶賛された日本ではあるけれども、後でこうして責任論・罪のなすりあい・集団吊るし上げ・トカゲの尻尾切と言ういつもの事になるのは世界の評価に対して申し訳ないと言いたくなる部分ではある。


こう言うのを見ると「日本人とは仕事したくないなあ」と、いつも思う。

「誰が」と言うのは今直面しているオブジェクトとは何の関係もない。「この問題をどう解決するか」とは何の関係もない。この現状をどうやって乗り切ろうか、そして今後はどうして行こうかと言うことについての議論は軽んじられるかまたは行われない。「原発への対応はまずかったね、だから代表者の首を切って次の人に替えよう」でだいたい話は終わる(はず)。

今後の原発の運用をどうすべきなのか、技術的な問題、行政の問題、監視の問題など具体的な事は表面に出ずに終わるだろう。



これは特に社会全体と政府が絡んでいる大きな問題だから特別にこうなっているわけではない。

ある仕事が上手く行かない、特にお客様に迷惑をかけてしまうような事態が発生しているとまず出てくるのが「責任者は誰だ」と言う言葉。その後にはちょっとした組織変更や連絡網の再構成のような事は日本企業では必ず起こる。だからと言ってそれで問題が解決するわけでも良い方向へ向かうわけでもない。現場は新しい上司や連絡先に対してゼロから事態を説明しなければならなくなるとか、圧力をかけてくる人間が増えることを認識するだけの事で具体的な方法論がどこから示されるわけでもなく混乱をきたすだけになる。

そう考えると、マスコミやその他一般の人のこうした責任論は物事を良い方向へは持っていかないだろう。いくら東電社長に謝罪させても経営陣が交代してもきっと何も変えることはできない。きっと安全でないかもしれない原発をこのまま未来永劫運転しながら電気を安定供給させ続けることになるだろう。


東電に責任があると思うなら、その前にもっと身近な"そもそも"を考えてみたらどうか。電気は安定供給されるものだと普通に思っているからジャンジャン使う自分はどうか。ジャンジャン使いたいからそれを実現するためにインフラ整備に税金を投じることを約束する政治家に投票するが、その時にその元が原発なのかその他の方法なのかは考えない自分はどうか。エネルギー政策で脱石油が必要と、東電に原発を造らせる政治家に投票する自分はどうか。CO2排出抑制、かつ豊富な電気の供給を両立させるのを喜ぶ自分はどうか。また、こうした事を放っておいて(投票を棄権するなど)社会から受け取るものだけ受け取っているだけの自分はどうか。

そしてもし自分に責任があるとわかったなら、自分は謝罪とともにこれまでの自分と言う生き方を辞めるのかと言うことだ。


「責任」と言う言葉を個人の人格に結びつけて考えるのはどうやら日本人のクセらしい。もうそれも止めたらどうか。それより肝心なオブジェクトについての議論をしてはどうか。

お給料が数千円の国からも支援が

2011-03-25 22:52:14 | 2年目のマレーシア
カンダハルからも義援金=アフガン-時事ドットコム(←クリック)

アフガニスタンで検索すると、日本への義援金よりアフガニスタン支援のための募金の記事ばかりが出てくる。なのに、そこから5万ドル(400万円)もの義援金が送られると発表されている。2004年の資料では公務員の給与は40ドル。一方でカラシニコフ銃が4~2万円程度、地雷は50~100円(マクドナルドのソフトクリームの値段)。

モンゴル、全公務員に一日分の給料の募金を呼びかけ-産経新聞(←クリック)

政府が全公務員に給料1日分の募金を呼びかけている。1日分!、モンゴルの平均給与額は(2007年で)8000円。物価は日本の1/10程度。


もう、何も言うことはありません。ただただ頭が下がります。



支援表明国リスト(これ以外にもあるかも知れません。抜けていたらごめんなさい。)
インド、インドネシア、韓国、カンボジア、シンガポール、スリランカ、タイ、 中国、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、東ティモール、フィリピン、ブータン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モルディブ、モンゴル、ラオス、台湾、香港、オーストラリア、サモア、ソロモン、トンガ、ニュージーランド、パプアニューギニア、フィジー、米国、カナダ、アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、キューバ、グアテマラ、グレナダ、コロンビア、ジャマイカ、スリナム、チリ、ドミニカ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー、ボリビア、ホンジュラス、メキシコ、アイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アルバニア、アルメニア、アンドラ、イタリア、ウクライナ、ウズベキスタン、英国、エストニア、オーストリア、オランダ、カザフスタン、キプロス、ギリシャ、キルギス、グルジア、クロアチア、コソボ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、タジキスタン、チェコ、デンマーク、ドイツ、トルクメニスタン、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベラルーシ、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポーランド、ポルトガル、マケドニア、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルクセンブルク、ロシア、アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イスラエル、イラク、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、トルコ、バーレーン、パレスチナ自治政府、ヨルダン、アルジェリア、エジプト、ガボン、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、チュニジア、ナイジェリア、ボツワナ、マダガスカル、南アフリカ、モロッコ、ルワンダ (順不同)


マレーシアも救助隊の派遣をすることになっていましたが受け入れ側の都合で実現しなかったとのこと。ただ、別途人道支援使節団を送ることに決まっています。医療従事者、メディア、マレーシア原子力機関職員、ボランティアで構成、ミネラル・ウォーター、食糧、毛布、寝袋、医薬品などの援助物資も送るとのこと。また3月17日の国会では犠牲者に対して黙とうが行われ、ナジブ首相はさらに何らかの支援をすべきだと表明した。


日本人はこれらの支援国についてこれまであまり知らないし興味も薄かったのが実情だと思います。これからもずっとそれで良いとはもう言えませんね。