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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

最悪のシナリオ

2011-03-30 22:58:49 | いろいろ雑記帖
Oさんからメールをいただきました。

「最悪のシナリオ覚悟しておくべき?」と言うことで、要は原発問題です。

あるサイトでは公開された映像などを見て、原発にとっての最悪のシナリオがもう始まってしまっていると言うような書き込みがたくさんあるのだそうです。それを読むとたしかに不安にさせるものがあります。不気味なのです。


しかしながら、原発についての最悪のシナリオは、私は本当の最悪のシナリオだとは思えません。

原子爆弾が広島と長崎に落ちました。首都ではなかったのですがそれでも人は意外に早く住めるようになったようです。福島原発がいくら最悪の事態を迎えてもそれはどうにかなるでしょう。長期化し未来永劫発電所の墓場をビクビクしながら管理し続けなければならないにしても。


私の思う最悪は原発の事よりもこのまま日本が"失われた"ままになることの方です。

それは意外に簡単じゃないかと思うのです。10年もすれば経済活動の主役もどんどん世代交代して変わっていきますから忘れられるのは簡単です。それに現在の途上国が"できる"状態になるのは日本がやってきたよりも何倍も速いはずです。逆に日本国内の事に関しては言うまでもなく、あまり発展的な観測はできません。

そのようなわけで、原発よりずっと最悪のシナリオがあるかと思うのです。


だったらどうすれば良い?

土曜日はリトル・インディアに行こう

2011-03-30 21:44:15 | 2年目のマレーシア
第一土曜日と第三土曜日にKLセントラル近くのリトル・インディアで無料のツアーが開催されているということなので、今日電話して予約してみた。

予約と言っても人数しか聞かれず、いきなり予約無しで参加しても良いのかな、と思った。朝9時にツアー開始なので8時45分までにKLセントラルのYMCAに来るようにとのこと。


KLセントラル近くのリトル・インディアは最近工事をしてキレイになったばかり。インド系のお店などがたくさんあるけれど、日本の観光ガイド本では特に注目される観光地にはなっていない。バスから見るとかなりインドっぽいのだけれど。土曜日が楽しみだ。

マレーシアに言われる筋合いはない!

2011-03-30 06:34:15 | 2年目のマレーシア
マレーシアナビ!に「6日間で震災被害の道路復旧、マレーシア人も「姿勢の差」と感嘆」と言う記事が出ていた。

これはニュー・ストレーツ・タイムズの3月29日への投書。地震で破壊された常磐自動車道路の一部がわずか6日で完全修復されたというニュースに対して実に素晴らしいとの称賛とともに、マレーシアでは自治体に連絡して修理を依頼しても道や建物が穴だらけになったままいつまでも放置されているとのこと。さらに 日本とマレーシアの違いはその「姿勢」にあると結論付けている。


賞賛はわかる。日本人から見てもNEXCO東日本の復旧写真はインパクトが強い。


ただ、マレーシアの人がマレーシアに対して「日本と違って自国はダメ」と言うのはちょっと違う。ダメを言うならば、マレーシアの人はマレーシアがどれだけ"できる"国なのかわかっていない。

この1年ちょっと、スクーターで通勤しているが、路面にできたちょっとした穴をマレーシア政府がどれだけ頻繁に修理しているか、きっと投稿者は知らないのだと思われる。少なくとも1ヶ月に1回は路面の傷みが修理されていてどんどん穴のような物は消えている。それも夜中、人の気づかないうちに修理されていて朝に走りやすくなっているのに気づいてびっくりする。これでマレーシアが"ダメ"と断言してしまうのは間違いだ。

ただ、確かに遅い面もある。プロトンの前の道は工事中が1年続いている。完成するのかどうかわからない。パイプの出し入れもしているようだし、通行量の多い場所だから工事がし難いのかもしれないが。

また、マレーシアは国中どこにも高速道路が通っている。高速道路で行けない場所はもうほとんどないし、とても良く整備されている。バスに乗っても寝ていかれるほど揺れない。隣のタイやインドネシアとはえらい違いだし、日本と比較したって引けをとらないどころか状況は上かも知れない。


と言うわけで、道路に関しては、逆の意味で"マレーシアの人に言われる筋合いはない"のである。マレーシアの道路もすごい。



追加
道路ではないが、道路に付随することとして、運転マナーの良さも賞賛に値する。スピードは速いにしても、マレーシアの人は他人に道を譲る。だから外国人でも運転し易い。これも賞賛に値する。