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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

あなたは業務日報、書けますか?

2016-11-18 14:08:31 | マレーシアでニャー
昨日の報告書の件、
学校なんかでは提出さへしていればダメとは言わないのかなと想像。

そう言う事はよくある。
出席していて出すものちゃんと出していれば不合格にしない、
と言うか、できないと言う事。


ちょっと前に別の現場管理に別の報告書を出させていたが
これも中身がまるでダメなもので、
自分が何をやっているか意味わかってんの?
と言うような代物。



そこで、昨日、さらに簡単に書けるように
箇条書き程度で書ける日報形式の紙を渡して書かせてみた。
ところが、時間がかかる。
結局、昨日の分が出てきたのが昼前の11時。

そして問題の中身はどうかと言うと、
またまたダメダメ。

マシンの運行記録をそのまま書き写したような物になっていた。
そんなのわざわざ見なくてもマシンの記録を見れば良いような。


日本だと多くの会社で業務日報のようなものはあると思う。
今日のトピックに対してどうなったとか、どう考えたとか、
何をしてみたとか、残る課題は何かとかそう言う概要みたいなのを書く。

書式とかノートとか、初めての人でもそれを渡されれば
仕事の内容に慣れていないにしてもどんな事を書くべきかだいたいわかる。

自然とそう言うものだとこれまで思ってきたけれども、
マレーシアでは通用しないらしい。



そう言えば、高学歴アシスタントでさへ似たようなものだった。
以前日本へ送っていた週報、やっぱりダメダメだった。

彼は簡単に線で3つに仕切っただけの本当に簡単なフォーマット、
これのどこに何を書けば良いのかも理解しなかった。
中身と言えば、これももちろんの事。

よくこれまで生きて来たなお前!って感じだ。

わかってて書いてんのか?
他人に何か理解してもらうと思ってんのか?
後で自分で見て何かいたか分かんのか?



マレーシア人、どうも仕事と言うと体裁を繕う事だと思っている節がある。
提出物、提出はしました。(中身はどうあれ)
問題解決、しました。(一応誰かに言った)
ISOの決め事に従います。(外見上)
アウトプット、たくさんあります。(不良品も含めて)

さて、何をどう学んでもらえば良い事やら....

カンボジア米、美味いぞ!

2016-11-17 13:51:22 | マレーシアでニャー
昨日のお楽しみの報告書提出だけれど、
奇跡的にちゃんと出てきた。
が、本当に苦し紛れに書いたとしか....。



子供の学校の夏休みの宿題で読書感想文を書いてくると言うのがあった。
今でもあるかもしれない。
本なんか読んで何をどう感じるかと言われると、
子供としてはけっこう難しい問題になる。

何しろ子供には人生経験と言うのが少ない。
人生経験が少ないと本に書いてある出来事や人物について
ああだこうだと思う事だって大人ほど多くはない。

大人がそれをできるのは結局これはXXXに似ている、△△△とそっくり、
○○○のパターンだ、と何かと関連付ける事ができるからであって、
全く何も無いところから作り出して書いているわけじゃないのだ。
だから子供にはそんな事がけっこう難しい。


それで苦し紛れに何をするかと言うと、
本の最後のところに書いてある誰かの解説とか何かをほとんど写すような感じで
言い回しをちょっとづつ変えたりしながら書いてしまったりする。
全然自分の感想にはならないわけだけれど。



と言うわけで、出てきた報告書、
子供の読書感想分よりダメだった。
研修のテキストに書いてある事もサマリーだけれど、
そのまたサマリーみたいなものだった。

まあ、出してきただけマシか...


が、実はもう次の講習ってのがあって、
メンバー登録せよとメールが来ていた。
けれどもこんな状態で、新しい知識を受け入れる体制ができていないなあ、と。
なので次回の講習は誰も参加させないことにしてしまった。


今後、また講習があったらどうしようかなあ...?





最近、カンボジアのお米が美味くてビックリしている。
日本のような短いのでなくて長い米なのだけれど、
普通に炊飯器で炊いて食べると米の香りがするし
歯ごたえがふわふわして気持ちが良い。

これまで日本タイプのカリフォルニア米を主に食べていたのだけど、
それに比べたら絶対カンボジア米の方が美味い。
でも同じ位高いけれど。

こいつ、ウソ言ってるな

2016-11-16 13:44:22 | マレーシアでニャー
いつも登場する現場管理の2人のうちの1人、
この前ある研修を受けさせた。

社外から講師が来て1日でやる講習。
そんなに難しいものじゃない。
XXXの基礎、みたいなヤツ。

マレーシアの場合、こう言うのがけっこうある。
日本人的にはどうって事ない内容かと思うけれど、
マレーシア的には有り。
中学生とか高校生を集めて話を聞いたりゲームみたいな実習を交えたり。

それに対して会社はちゃんとお金を払う。
講師を呼ぶわけだからそれは安いとは言えない。
アレンジは人事がする。


で、毎度のようにそれをやるとどうなるのか?
やったからどうなったのか?
それが何もフォローアップされない。

なので独自に報告書を提出させることにしていた。
が、これもいつものように出て来ない。
もうあれから1か月経ったっけ?

それで昨日、今日の朝に提出せよと言っておいた。
言っておいたところが、朝、いない。
どこへ行ったかと聞くとどうもクリニックへ行ったらしい。
クリニックへ行くにはマネージャーのサインが必要なのだがそれもなし。

つまりは逃げたのだと想像。
しばらくしてクリニックから戻ったところをつかまえて
報告書を出すように言うと、
家のパソコンで書いていたがUSBメモリーを持ってくるのを忘れたと言う。

ははーん、こいつ、ウソ言ってるな、と思ったが、
では今から取りに行って来て良いよ、と追い出す。
さて、どうなるんだろう?



お楽しみに....

スーパームーンは限定品と言っといて実は...な商売?

2016-11-15 13:42:08 | マレーシアでニャー
スーパームーン、昨日は68年に1回の機会だとか。

でも、待てよ、スーパームーン、最近多い気がする。
毎回、XX年に1回とか言っているような気がする。
噂に釣られて見る、確かに大きいように見える。
けれど、今年はこれ、初めてだっけ?
まだ前回は最近だったような?
だってここに引っ越して1年、同じところで見た記憶がある。

実はスーパームーンなんてよくある事なのでは?

XX年に1回なんてただの宣伝文句に過ぎないのかもしれない。
月がそんなの宣伝してどうするんだ?
月の表面に広告でも写ってとでも言うのか?
(そう言う商売も近い将来....無いとは言えない。)


ずっと前に、1996年だったか?
バリ島で100年に1回の祭りと言うのがあった。
たまたまそこにいたので見に行った。
盛大なお祭りだったけれど、実際はその100年のお祭りの前後にも
100年に1回のお祭りはあった。
100年に1回はウソじゃないけれど、そう言う事もある。

よく聞くと、お寺毎に100年に1回のお祭りみたいなのはあるらしい。
お寺なんて(失礼な言い方お許しください)掃いて捨てるほどあるので
そこいら中で常時100年に1回のお祭りがあったりするのでは?

限定品商売にちょっと似ている、スーパームーン。



それで、スーパームーンで遠回りしてしまったが
昨日、今日と新しい機械でテストをしていたりする。

テストをしている最中にちょっと材料関係のテストなんかもする。
テストに必要な材料がOKかそうでないか確認するものだ。

日本側に言わせれば簡単なテストで生産する時に"ちょっとやってみる"
のだそうだ。

日本人的にはその"ちょっと"の意味は理解できる。

でも、ここはマレーシアだ。
働いているのはバングラデシュ人、ネパール人だ。

その"ちょっと"のノウハウと言うのはけっこう難しい。
機械的にできる事のようでいていろいろ細かいノウハウが必要なのだ。


日本人はそう言うのを簡単にやってしまう。
マレーシアではエンジニアがやるようなこうした仕事を
日本では現場の労働者ができる。
やってから記録もとれるし、その場で判断もできる。

そう考えると日本の技術屋さんや管理者さんはけっこう楽だ。
マレーシアだったら実験室でやるような事を現場でやってしまうのだから。


自分の経験の中でもそうだと思う。
自分の設計した物がラインを流れると言う事で
苦労らしい苦労なんてした事はなかった。
苦情もほとんど無かった。
あれ、マレーシアの工場だったらどうだったのだろう?



スーパームーン、次はいつだろう?
明後日あたり?

トランプ

2016-11-11 14:14:39 | マレーシアでニャー
昨日、アメリカの新しい大統領が決まった。
日本だと選挙に行っても行かなくても何も変わらないなんて言う。
そうでも無いと自分は思うが。

アメリカは選挙の結果でずいぶんとそれから先が国のあり方が変わる。
それに世界もそれにかなり影響される。

昨日のマレーシアの新聞、選挙でトランプ氏が当選と書いてあって、
その影響って言うのがほとんどお金の話。
株とか為替とか。
そう言うとらえ方か・・・


それにしても、いつも不思議に思うのは
アメリカってのは、政権政党が毎回のように交代する。
毎回のように交代できるって事は、
意見が2つあって、どっちもそれを支持する人が同じような数づついると言う事。
何か少しの変化であっちからこっちに行く。

行く、と言うか行く事ができる。

それぞれ、半分の指示を得られるだけの説得力を持った政策を考える。
どうしてそんな事ができるのか、外から見ていると不思議。


日本の場合も政党はいろいろな政策を打ち出すけれど、
どれも似たようなものだったり、
政権政党にわざと反対するための政策だったりしてわかりにくい。
最近では小泉首相の時だけちょっとわかりやすかった。

アメリカの場合、小泉首相のもっと分かり易いのがバンバン出てくる
と考えたら良いのだろうか?
トランプ氏はまさにそう言う感じであるし。
オバマ大統領だって見た目からして分かり易い。

アメリカ、けっこうアメリカからの情報があって
よくわかるようでいてけっこうわからない。
どうしてあんなにいつも元気な国なんだろう?


ところで、マレーシア、トランプ氏の嫌いなムスリムの国だけれど
お金以外で何か気にする事あるんだろうか?

親近感の割り当てが低い人たち

2016-11-09 13:56:01 | マレーシアでニャー
11月2日、まだちょっと前の事だ、
ベッドが無い、水が無い、後は何が無い?と言うのを書いた。

やっぱり結論としてはバングラデシュの勝ちだと判明。
ベッドが近所の店に用意してあると言うのはウソらしい。

まず、近所とは言えない店でとても手で運べない場所だった。
しかも見積段階で高かったと言うのでもしかするとまだ買ってもいない。
9か月だ、9か月ベッド無し。
それが放ったらかし。

それに加えて天井に付けてあるはずのシーリングファンが付いていない。
日本より少し大きめとは言え1ユニットに8人住んでいるアパートに
エアコンどころか扇風機も無いまま。

バングラデシュ人だから牛乳を買ってきて飲むらしいが
冷蔵庫が壊れたままで牛乳が保存できない。

ある部屋はドアが壊れていてロックできない。
泥棒に入られた事がある場所なのに
なぜそんな事放って置く?


結局全てはマレーシア式。
見積が高い → 交渉できない、他を探せない → 放って置く
何かしらちょっとした困難があると次の手が打てない。
最初の考えから外れてしまうともうお手上げ。
そのうち他の仕事をしなきゃならなくなると結局放って置く。
それにどうせ外国人労働者だと思っている。




日本の話。
先日ある方のツイッターで中国から来た研修生の詩が紹介されていた。

人生は短い、何度目の秋、
幸せな生活を求め
故郷、家族や親戚、友人と離れて
夢と希望のために日本に来た
夢と現実は天と地のように違った
異国の地で、帰国することもできない
毎日、牛のように働かされた
一年春夏秋冬、休みもなく
謂われない侮辱も受けた
過ぎた日々は、もう古い思い出
三年間は水の流れのように過ぎ去った
もし、もう一度機会があっても
再び日本に来たくはない



人は面白いもので自分と遠いと思われる人には親近感の割り当てを少なくする。
初対面の人にどこから来たかを聞く。
その答えによって親近感の割り当てを多くしたり少なくしたり。
マレーシアの人はバングラデシュに対して
はっきり言うと何とも思っていないらしい。
まあ、日本人だって似たようなものだけれど。

イスラムの葬式に行ってきた

2016-11-08 13:29:59 | マレーシアでニャー
マレーシアにはもう7年を超えているけれど、
葬式に参列したのは初めての事。

部下にあたる人の母親が急に亡くなった。
朝それを知って急遽10時過ぎに出発。

工場を出て家に帰る道の途中、
学校がいくつかあるところで右折して少し入ったところに
錆びた鉄柵の門があった。
建物が無いので奥まで見える。
墓場だった。

家に行くものだとばかり思っていたのだけれど。

墓場に入ると遺体は埋められたばかりの様子。
埋められたのはちゃんと穴を掘ってなのか、
地面に置いて土をかけただけなのかわからない位に土が山になっている。

黄色っぽい土が均されもせずバラバラと積み上げられていて
ちんと整えない中途半端さが不思議な感じだ。
土盛りの上に名前は知らないけれど
どこにもある赤い色が入ったピュンとした葉が放射状に出ている
植木が2本刺さっていた。
たぶん頭のあたりと足のあたり。

土盛りの前と後ろに茣蓙が敷かれてそこに座るように促される。
小さい方の茣蓙には3人の男。
着物は普段着だけれどお祈りをリードする役の人と付き人。
こちら側の広い茣蓙には参列者が座る。
お祈りの途中からコーラスのような節の付いたお祈りに変わる。
そこから自分を除いた全員、たぶん50人ほどが同じ節を歌い始める。
それが5分程度で終わる。

葬式はここまでだった。
何ともあっさり。

お廻りさんのような制服を着た集団が車で入ってきた。
お巡りさんではなくてどこかの会社らしい。
亡くなった奥さんか旦那さんの勤め先か?
代表者がお金の入ったらしき封筒を家族の人に渡す。
全員が渡してはいないので会社で集めてきたものだろう。

それを渡す時に写真を撮る。
くじで1等賞ハワイ旅行が当たった時にするように
渡しながらカメラを向いてパチリ。

イスラムの葬式では悲しみを表さないと聞いたけれど本当らしい。
誰も、家族も泣いたりシンミリさへしていない。
騒いだり笑ったりはしないものの至って普通に静かにしているだけ。

心の中は違うかもしれないけれど
こうした場ではそうするのだろう。
ご冥福を祈ります。(イスラム的では無いかもしれないけれど..)

やっぱり最後は教育なのだろう

2016-11-06 16:58:26 | マレーシアでニャー
マレーシアで仕事をして
マレーシア人を見て
外国人労働者を見ている、
やっぱり最後は教育なんだろうなあ、と思う。

今後、どうあっても中国はじめ他の国々の経済力は強くなる。
て事は、相対的に日本は弱くなる。
普通だろう。

で、国が弱くなったとして、
それで全然ダメなのか?と言うと、
別にそうでもない可能性もあると思う。

なぜなら国と言うものと自分と言うのは同じではないわけで、
国がダメになったから自分までダメになるってわけでもないだろう。

イチローが日本人だから日本人全部が凄いわけではないのと反対で
日本がダメだとしても自分がダメと言う事もない。


でも、逆に言えばイチローなどと同じ事で自分の価値を維持しないと
国と言う船と一緒に沈没する可能性は無いとは言えない。
で、やっぱり人に必要なのは教育なのかな、と思う。
何が無くても、腹は多少減っても。

マレーシアみたいに経済を上げるには
自動車作ったりすれば良い。
働いてお金を持つ人が増えるとそんな事は結構簡単にできそうだ。
でも、それすらどの国だってある程度できる。
でも、この場合、人々は国の方策に完全に異存している。
97年頃のアジア通貨危機と同じような事で
個人には何もできる事がない。
大きな船と一緒に沈むしかできない。

それを回避するには全員が小さな船に乗って
全員がその船頭さんになって船を漕いでいるような感じになるのが
良いように思う。

戦艦大和とか武蔵とかであれば爆弾落とされれば
被害の無い部分も含めて全部が沈む。
小さい船がたくさんの場合は沈むのは本当に被害が出たところだけだ。
その小さい船を一人ひとりが漕げるようになるには
やっぱり教育が要る。

今のマレーシア、
いろいろな人がいるにしても
ほとんどの人が漕げない人に見える。
もし国が危なくなったらある人々は海外逃げるかもしれないけれど
だいたいはそのまま沈むしかないだろう。

振り返って日本人はどうなのか?
ちょっと難しい。
自分が日本人だから自らの事がわかりにくいと言うのもあるし、
日本でいただける教育が大洋を漕ぐのに十分かどうか?
なかなか判断し辛い。
しかしながら最適でも最高でもなさそうではあるので
今後何か考えて行くのは必要と言うのは確かなのだろう。

もっとメチャクチャでもいいね

2016-11-04 22:12:02 | マレーシアでニャー
ジャストインタイムって言葉、生産現場ではよく聞く。
こう言う言葉、ある種の人にとってはどうにも響きが良すぎるらしい。

ずーっと前、失業していた頃に派遣でアルバイトをしていた。
けっこう有名な誰でも知っている会社のある製造部門だった。
仕事は金属部品のヤスリがけとか組立とか。

あの時いっしょにやっていたメンバー、1人はヤクザのおじさん。
もう1人は十代から借金が消えない借金まみれで売られてきたおじさん。
その他いろいろ。
今どうしてるだろう?

と、そんな話は今はどっちでも良いのだけど、
ある時その現場の部長だか何か(会った事はなかった)が、
突然ある事を言い出した。
「1個流し生産にしなさい」と。
言っただけだったけど。

それで現場の人達は慌ててレイアウトを変えてそれが出来そうな感じにしてみた。
が、結果は出来なかった。
偉い人が見ていない時にはこれまで通り作った物をいくつか溜めてやっていた。

ちょっとおかしかった。

どうみてもそんなので出来るわけが無いのはすぐにわかった。
生産と言うのは外乱要因がたくさんあって、
理想的にやるにはそれなりに準備しないといけないわけだし、
やればやるほど難しい要因がたくさん出てくる。
そうなると全部それを潰すまでできないわけで、
だからと言ってあきらめるわけにも行かず、生産を止めるわけにもいかない。
どっちも止められない。


最近もあるところでそんな事が行われつつあるのを見た。

理想的にできない原因はいくつかある。
それは”仕方なし”の部分。
これは本当はあきらめるべきじゃなくてどうにかすべきポイント。
でももう1つ、わざとやらない原因と言うのもある。
管理が難しくなる割にメリットが少ないのだ。
管理には紙がいくつか必要だし、
紙が出来るとそれを見る人が必要になる。
見ているだけじゃダメで交通整理が必要。
交通整理するには判断基準が必要。
判断して交通整理した結果を次の工程できちんと見てもらわないといけない。
その他いろいろ。


結局言えるのは、普遍的で正しいと考えられ過ぎている言葉とか論理、
これがもう考えも無しに普通に使われるものだと思われ過ぎている。
会社とか工場とか現場とか物、売り方や在庫の持ち方、
その他いろいろな条件によってすべき事は千差万別なのに
なぜかこれをやれば絶対良くなる的な簡単な考えに陥り過ぎている。

バナナダイエットとかその手の事と一緒なのだ。


本当はセオリーの逆張りになる事もあり、
わざとユルユルにするポイントを設けるもあり、
1個流しなんかしないでラインを切ってしまうのが有効な場合も多い。
ましてマレーシアで外国人労働者が働く場合など、
普通と思う事とだいぶ違ったやり方をしなければならないのだから。

だから物作りは実はもっとオリジナリティが必要な事が多いのだろうと思う。
他人から見てメチャクチャと言われるかもしれないけれど。

わかったような言葉を使うのは勉強してきた証拠でもあるから良いと思う。
でももう1歩踏み込まないといけないのである。

いろいろ限界がある

2016-11-03 13:39:43 | マレーシアでニャー
昨日、現場管理者2人に聞いた。
来年どうするか。

これは先週からの宿題。
今のようではわざわざマレーシア人を雇っている意味がない。
別にネパール人でもバングラデシュ人でも良いと思える。
なので今の体制を止めようかと考えた。

もちろん答えは「このまま続けたい」なのだけれど。
半信半疑。
でも今年いっぱい様子を見てくれと言うのでそうする事にした。

スキルレベルとしての彼らの限界は低い。
それはわかっているから何かができたと言うような結果は望まない。
自分から何かやるかやらないかだけで良いと思っている。
何かが少しは変わるだろうか?





日本にある技術的な事で問い合わせる事がある。
日本人は親切なのでいろいろ教えてくれる。
でも、実際は本当に何から何まで完全にわかっているわけではないな
と感じる事が多々ある。

と言うのは、日本は自分が知らなくても機械ができるようにしてくれていたり、
業者さんがその分いろいろ知っていてサポートしてくれたり、
便利なのだ。

日本だと、割合何も知識が無くてもやる気と言うので採用される事が多いかと思う。
今でもよく転職エージェントのメルマガには「経験不要」「学歴不問」なんてのがある。
ある面それは正しいとも思う。

マレーシアでは大学出ててもどうせ...だから何でもやる人が良かったり。

でも、やる気で採っても知識とか見識とかそうしたものが無いと
限界に来るのがけっこう早い場合もある。
必要な知識を全部持って歩いてくる人なんてどこにもいないから
ある程度なのだろうけれども、少なくともどこ調べればわかるか、
その位は必要かもしれない。


と言っても、自分はこの業界に何の知識も無し、
業界って言っても日本で他にこの仕事やってる会社があるでもなし、
だから仕方ないと言わせていただくしかない。
限界なんてどこにもたくさん転がっているものだ。

ベッドが無い、水が無い、後は何が無い?

2016-11-02 13:51:53 | マレーシアでニャー
昨日、変な事を聞いてしまった。

バングラデシュから来ている作業員、
最近、と言っても2~3か月ほどか?、前に入ったのだけれど、
寮にしているアパートにベッドが無いと言う。

何度か人事に言ったが持って来てくれないとか。

それで人事に聞きに行くとこんな事を言う。
近所の店に買って用意してあるので作業員たちに取りに行くように言ってある。
が、一向に取りに行かないとか。

これ、どっちの言い分を信じるかと言う事になってしまうが、
どう見てもバングラデシュの勝ちのように思える。



ちょっと前、新しく入ったこれもバングラデシュ人、
会社に入るときに泊まる部屋を提供されると聞いていたがまだだと言う。
その彼、服は今着ているTシャツ1枚しかない。
仕事に来て、汚れて、兄弟の働いている宿泊所にもぐり込んで寝る。
そのままのTシャツで。
そしてまた朝出てくる。

これも人事に言う。
もう宿舎は用意してあるが彼が勝手に来ないと言う。
その彼、英語はちょっとだけわかる。
マレー語もほんの少しわかる。
なのでどう見てもそんな事で誤解するようには思えない。

これもきっとバングラデシュの勝ちじゃないだろうか?



マレーシアのKL近郊、
たまに断水がある。
今年も雨季の始まりの時期なのに新聞に断水の記事があった。
ちょっと前の事だ。

そしてこの工場も少し前に1回あった。
しかも夜勤の開始時刻前だった。

前年に同じような事があったので今年はペットボトルの水を用意している。
確認のために水が十分あるかを見に行く。
何と、1.5Lのボトルが4本程度しかない。
1人に0.5Lも無い。
この時は車を持っている者に買に行ってもらった。

が、昨日、また1本しかない。
断水ではないがまた断水したら確実に足りない。


と、こう言う事を目にしていると、
どうもマレーシア人、他人に対して全く共感しない性質らしい。
不思議な事にハジのお祭りの時には同じムスリムと言う事で外国人にも肉は配ったりする。
神様の前でだけなのか?
(神様はいつでも見ているはずだが...)


まあ、人によっては共感なんてものは薄いかもしれないし、
お金もらって与えられた仕事やっているだけだから
上司に怒られでもしなければそれで良いと言う事かもしれない。
それにしても、ベッドや水、最も基本的な事のはず。

日本だとあまり経験していないからわからないが、
もし人を呼んで仕事をしてもらうなら
少なくとも部屋に布団があって、食事位はできるようになっていないだろうか?


何となくマレーシアで人身売買やら子供の誘拐やらが騒がれるのがわかるような気がする。


(今日は何だか奴隷の話をしているみたいで嫌だ。)

委縮

2016-11-01 21:52:26 | マレーシアでニャー
朝起きると身体が強張っている。
ノビをすると筋肉が伸びて気持ちいい。

身体って言うのはこうやってストレッチする事ができるけれど
心は割といつまでも強張ったままになり易いように感じる。
悩みとまでは行かなくてもちょっとした考え事、気になる事、
そうしたものがいつまでも残る。

次第にXXは▽▽でなければいけないなどと、考えすらせずに思うようになる。
何かが正しいと根拠無く思い込む。
そう言うのが強い人も弱い人もいろいろいるけれど、
強い人はわかりやすい。
何だか歪んでいる。


たまに周りの人達を見ると、
自分が思っているような事は何も考えていない。
気にもしていない。

そうしてやっと、
心が委縮してしまっているのがわかる。
でもまあ、それでわかればラッキーで、
たいがいはわからないままだ。

自分で自分自身にそうした制限を課している。
基本的には人間、どこで何をやっていても自由なはずなのに。
中でも日本人と言う人種は、
もちろん自分も含めていろいろ制限をするのが好きなのだ。
解決策は?

サイバー猫1号、2号誕生

2016-10-31 21:59:13 | マレーシアでニャー
今借りているこの家、どうも売りに出されている。
来年引っ越さないといけない確率が高い。

よく観察してみると近所の家も売り出されているのが多くなった。
もしや、マレーシアも住宅バブル崩壊か?
ここ数年ずっとそう言われながらどうにか持ちこたえていたけれども、
これだけ売りがブームになっているって事は、
可能性が高まっているに違いない。



でも、それも仕方ないと思う。
話はちょっと遠回りしてしまうが、
仕事しながらマレーシアにいると
どうしてもそう感じざるを得ない点もある。


マレーシア、最近は大学が掃いて捨てるほどできている。
レベルの高い大学もあるのだろうけれど、
実際はそうでもないところがほとんどじゃないかと感じる。
日本でも大学をたくさん作って今は半数が大学に行けるが、
マレーシアもそれと全く同じ状況だ。
大学出でも卒業証書持っているだけ、みたいなのばっかり。

だいたいマレーシアで大学に行く意図は何か?
少しでも割の良いポジションを得ようとするため。
実際に何か実績を上げようとか完成させようと言うのは無さそう。

安定なポジションを得てどうするかと言うと、
それで銀行からお金が借りられるのだ。

お金が借りられればローンが組めて家が買える。
家は数年経ってから売ると高くなる。
その額面がけっこうなものになる。

今住んでるこの家の場合、
10年経たないうちに2倍以上になっている。
日本円で1000万円ほどの利益が出ている。

この現状を考えると真面目にコツコツ働くなんて
かなりバカらしい事だと思ってしまっても無理は無い。

会社みたいな所に入って上司に威張り散らされて
つまらない事なんてやってられないわけで、
仕事などできるだけ楽なところを選んで転職を繰り返しても良いわけだ。
一度ローンが組めれば実際に住むでもない家なんて
他人に貸して家賃で返済すれば良い。


そうしたわけで、
この家から引っ越ししないといけない日が近付いている。


その事と直接関係あるとも無いとも言えるが、
今日、猫たちにマイクロチップを埋め込んだ。
幸いにも猫たち、痛がったりしてはいない様子。
あんなに太い針刺されたのに。
猫は痛いと感じないのか?

いずれにせよ、これで後は必要なワクチンを打っていけば
世界中どこにでも引っ越せるはずだ。

ICを埋め込んだサイバー猫計画

2016-10-30 17:03:05 | マレーシアでニャー
昨夜も花火の轟音が止まず。
終わったかなと思ってしばらくするとまた始まる。
中東のニュース映像のバックに響く砲弾の音のよう。

朝方やっとツブアンが帰って来たけれど、
身体中が汚い。
向かいの空き家の庭にある排水溝に隠れていたのかもしれない。
時々ザーッと雨が降って来ていたけれど
怖くて雨のあたらない所に移動できなかったのだろう。

猫雑巾で身体を拭いてやっても
毛の奥まで汚れが染み込んでしまっていてキレイにならない。
猫ブラシをあてると毛の奥から汚いネバネバした土が出てくる。

朝になって暖かくなった頃にシャンプーしてやる。
ツブアンの身体のから流れ出る水が黒い。
今までこんな事はなかったのに。


午後になって猫クリニックに猫ICタグの事を聞きに行った。
身体の中にICチップを埋め込んで猫がJRのスイカみたいになるあれ。
ストックは実際にあっていつでも入れられるそう。
マクドナルドのストローみたいに太い注射針で
2mmほどのICを埋め込む。

このICは猫の神経回路とつながってパワーは136倍に。
知能はそんじょそこらの人間をはるかに上回って
アインシュタインに匹敵…するわけはない。

が、これを入れておけば
注射やワクチンの記録がICのコードと一緒に残せる。
この記録があれば猫たちも飛行機に乗って海外旅行ができる。
(行きたくないだろうけど。)

旅行の予定は無いけれど、準備だけはしておこうと言う事。
で、明日にツブアンとキナコはスイカ化予定。
(日本にまだスイカってあるのだろうか?)

ディーパバリの日のトラブル

2016-10-29 23:39:06 | マレーシアでニャー
今日はディーパバリ。
ヒンドゥー教のお祭り。
新年らしい。

昨夜11時頃から近所で花火が激しく鳴っている。
猫たち、怖がってどこかでフリーズしていたんだろう、
朝方まで帰って来なかった。

帰って来ようにもうちの隣がインド家族だから
帰って来ても怖いに変わりないし近付けない。
かわいそう。
音のしない花火って物は発明されないものだろうか?

花火は音が無いと成立しないものなのか?
花火の主体は光なんだろうか、それとも音か?



今日はディーパバリ。
ヒンドゥー教のお祭り。
新年らしい。

にもかかわらず、今日は出勤。
ここ2週間試験をしていたが、遅れていたから。
そして今日がとりあえずの最終日。
いろいろトラブルの末、何とか終わった。


トラブル。
思いもよらない事と思った通りの事が同時に起こる。
思った通りの方はトラブルとは言わないかもしれないが、
何か起きてしまうだろうと思って起きるのはやっぱりトラブル。

トラブルがあると何とかしようとする。
トラブルが無いと何もしない。
そう言う戦略もあるな、と思う。

トラブルの前に対処しようとすると
予測するのにけっこうなエネルギーを使う。
予測しても100%は無理だ。

気が回らない凡人の戦略はトラブルがあるまで何もしないだ。
昔流行ったインベーダーゲームのやり方。
敵が近くに寄って来た時だけ次々に対処する。
近くに来ればより具体的な対処方法が分けるわけで、
それがわからない遠くの時には事前準備に多くを費やす。
しかもほとんどが無になる。


今日のトラブル、けっこう面倒だった。