政権の批判を、有権者のひとりとして義務と考える寅です。戦争できる国づくりする勢力には断固として反対です。

気の向くままに時々ほえます。
       
          ~寅~

 テレビドラマ「点と線」を観て

2007-11-30 04:01:00 | インポート
 11月24日、25日に放映されたドラマを録画で四日間かかって観ました。
 
 昭和32年4月21日、朝6時半頃、福岡県博多の海岸で男女の死体が発見されました。
 男は産業○○省の佐山課長補佐、女は東京の料亭の仲居・おときでした。
 死体の状況から男女は合意による服毒自殺として処理されようとしました。

 博多東警察署の定年間近の鳥飼刑事(ビートたけし)は自殺に疑問をもち、独自に捜査をはじめます。
 汚職の全容を知る者として警視庁捜査二課がマークしていた佐山課長補佐が死んだため、同二課の三原刑事(高橋克典)が博多に派遣されます。

 鳥飼刑事は、合意の自殺する者が車内食堂で何故、二人ではなく、佐山一人で食事したのか? 疑問をもちます。
 東京の捜査で佐山とおときが連れ立って列車に乗ろうとしているところを、犯人に目撃されたのは、何故か? と追究していきます。
 鳥飼刑事は、東京駅13番線から15番線を見通せる時間は24時間のうちわずか4分間だけ、ということを調べ上げ、この4分間がターニング・ポイントになって佐山とおときを殺した犯人追及を加速させていきます。

 犯人を追いつめたのに 服毒自殺されてしまいます。
 汚職の元凶が生き残り、とかげの尻尾きりの構図が鮮明になってきます。

 鳥飼刑事は、同僚や上司が「なれ」から見過ごしてしまう事に、疑問をもちます。好奇心旺盛な子供のようで新鮮味があります。疑問を解明するために妥協を許しません。老骨を奮い立たせ、行動的で、頑固なまでに真実の探求者です。
 
 観終わって、そんな感想をもちました。
 いきつくひまがないほど、面白い作品でした。

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