「やらせ」雑感

　何故か、しっくりこない、のどに小骨が刺さったような、不快感はなんだろうと、このところ
ずーと考えていました。
　
　マスコミのやらせで、関係者が会社から処分されたニュースは、これまで何度もありました。報道側が取材して、客観報道するのではなく、報道側がシナリオをつくり、報道対象をシナリオどおりに演出し、つまり「やらせ」によって、客観を装い報道することは邪道とされています。

　二大政党の党首会談が秘密に行われ、「大連立」についてとか、「インド洋での無料給油」とか、「消費税の値上げ」について話し合われた、とのことです。
　党首の秘密会談！！　そのものがあってはならないことです。公開の党首討論を中止して秘密会談したわけですから、あいた口がふさがりません。

　秘密会談は「やらせ」であった、カーッと頭に血がのぼりました。
　1000万部発行のＹ新聞のＷ主筆が、八月にＹ新聞社説で「大連立」の花火をあげ、これをシナリオにして、二大政党の大物国会議員と会食し、根回し、ついに党首秘密会談を実現させた、とのことです。

　マスコミ界の「ドン」が、政界の「ドン」であった、との報道もありました。

　ペンは剣より強し！！　との新聞記者のプライドはどこへ行ってしまったのでしょうか。
　Ｗは新聞記者の最高位のつもりで「主筆」を名乗っているのでしょうが、その正体みたり！！