本茶峠散歩 壱よりつづく。
旧国道58号線/現県道81号線の分岐から本茶峠へと続く道は、現在は柑橘類栽培農家専用といってもいい完全舗装林道である。
途中、人家はまばらであり、山ひだに張り付くようにして通る道の両脇は、亜熱帯の密林である。
分岐からすぐに、徐々にではあるが密林状態ははじまる。
多くの人が旧・名瀬市街のランドマークとして考える中央郵便局からここまで、およそ6kmである。
耳を澄ませば、国道58号線を通る大型トラックの排気音が聞こえてくる。
しかし、それ以上に辺りを支配するのは、風が起す葉擦れの音、鳥や虫たちの鳴き声である。
疎らとはいえ、車の通行はないわけではない。
健康法の一種であろうか、トレーニングウェアで歩く人もいる。
冬の強い季節風と亜熱帯の名を疑うような寒気、そして延々と続く雨は、ツタ類の多くを枯らし、樹木も大量に葉を落とすため、冬と夏では風景が一変してしまう。
春まだ浅き頃、3ヶ月前は見事な赤い実を付けていたイイギリも、実は枯れ果て、すっかり葉を落としている。
峠の散歩は、まだまだはじまったばかりである。
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旧国道58号線/現県道81号線の分岐から本茶峠へと続く道は、現在は柑橘類栽培農家専用といってもいい完全舗装林道である。
途中、人家はまばらであり、山ひだに張り付くようにして通る道の両脇は、亜熱帯の密林である。
分岐からすぐに、徐々にではあるが密林状態ははじまる。
多くの人が旧・名瀬市街のランドマークとして考える中央郵便局からここまで、およそ6kmである。
耳を澄ませば、国道58号線を通る大型トラックの排気音が聞こえてくる。
しかし、それ以上に辺りを支配するのは、風が起す葉擦れの音、鳥や虫たちの鳴き声である。
疎らとはいえ、車の通行はないわけではない。
健康法の一種であろうか、トレーニングウェアで歩く人もいる。
冬の強い季節風と亜熱帯の名を疑うような寒気、そして延々と続く雨は、ツタ類の多くを枯らし、樹木も大量に葉を落とすため、冬と夏では風景が一変してしまう。
春まだ浅き頃、3ヶ月前は見事な赤い実を付けていたイイギリも、実は枯れ果て、すっかり葉を落としている。
峠の散歩は、まだまだはじまったばかりである。
つづく
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