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     「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

リニアはなぜ燃えたか? (パート12) リニア実験線即時中止申入書!

2013年04月11日 07時12分46秒 | 日記
 今日も続きです。1991年10月3日、宮崎実験線のリニアモーターカーが炎上し全焼しました。その4日後に「市民によるリニア実験線検討委員会」と「都留の自然と生活を守る会」の共同申入書が「山梨県知事」に提出されました。
 素晴らしい文章です。特徴的なところを紹介します。
 「リニアモーターカーは、基礎的な技術研究の段階です。安全性に関する研究は、皆無と言っても良いほどです。たとえ、それらの研究がなされたとしても、こうした巨大化したエネルギー消費型技術は、我々人間のコントロールの範疇にはないのです。それらは、我々の手を離れ一人歩き出し、その挙句に人類の傲慢さをあざけるように、我々に向かって暴走するのです。」
 「たとえ実験線が成功したとしても、その次は日本列島大動脈を破壊に追いやる元凶となるのです。とめどもない破壊への道へ、山梨県民は自ら進んで手を貸したことになるのです。」
 前にも紹介しました、ガスタービン発電から「誘導集電方式」に変更すると平成23年9月13日に「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会」が発表しましたが、本格的実験は始まっていません。「推進コイル・誘導コイル」も開発途上です。「誘導集電方式」に変更することにより、停電時の予備電源の確保やブレーキ装置への給電は根本的に変わってくるはずです。
 実験線が僅か18キロ余りしか建設できなかった一番の理由は、「推進コイル・誘導コイル」の数が倍になり予算が足りなくなったためであります。今後「誘導集電方式」になれば、更にコイルを敷き詰めなければなりません。
 このように、電力・資源の浪費と環境破壊を伴うリニア中央新幹線建設計画は、リニア実験線の建設に反対した先輩方の心配が現実のものになる可能性が大であります。

 「リニア実験線即時中止を求める申し入れ書」と当時の新聞記事を貼り付けます。

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