「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

「杜撰で不備な準備書」の証明パートⅡ(中川意見書)!

2013年11月04日 08時13分59秒 | 日記
 おはようございます。
 昨日に続き「日本科学者会議愛知支部交通問題研究員会」の「アセスメント部会 代表 中川武夫」さんのリニア中央新幹線の準備書に対する「環境保全の見地からの意見」です。
 昨日、貼り付けた1頁から5頁の意見の締めくくりが「この準備書の『事業内容』で明確に明記すべきである。」  「このような絵に描いた餅では、愛知県内が建設発生土であふれてしまう。」 「評価が確認できない。」  「事業者見解で全く触れていない。真摯に見解を述べるべきである。」  「方法書への意見が無視されているが、誠実に見解を示すべきである。」  「このように事業計画を自信をもって記載できないような事業は実施すべきではない。」等々厳しい指摘がされています。
 
 今日は、7頁貼り付けます。
        
 昨日貼り付けた、4頁から6頁にかけて「*p3」として「対象計画の目的が簡略化されている。」  「計画の目的の第1として方法書にあった『大動脈の二重系化・・・災害へのリスクの備え』」  「計画の目的の第2として方法書にあった『地域の活性化』」  「計画の目的の第3として方法書にあった『東海道新幹線の利用機会の増加』」  「計画の目的の第4としてあった『3大都市圏・・・巨大都市集積地域が形成され』」  「計画の目的の第5としてあった『先進的な鉄道技術の確立及び他の産業への波及効果』」という項目についての「方法書への意見は全くなかったことにして、今回の準備書では、計画の目的はたった9行の文章になっている。このように事業目的を自信をもって記載できないような事業は実施すべきでない。」と結論付けています。
 「*p3」の最後で、 「交政審小委員会もこれを見落とし、あるいは故意に無視していたことになり、責任を問われるであむろう。事実関係を確認されたい。」となっております。

 「*p7」「路線選定の考え方」について6頁から8頁で問題点が指摘されています。この中で「この点は配慮書への意見、方法書への意見を提出したがいずれも全く無視して紹介してもらえないのはなぜか。」と記載されています。都合の悪い意見は取り上げもしない、このような事が事実とすれば、「環境影響評価法」に抵触することになると思いますが、いかがでしょうか。
 
 <コメント>
 中川さんは、専門的な立場から「配慮書」の段階からこの計画に注目し、意見を述べられており、素人の私たちが、単なる思い付きで対応しているのとは大違いであります。 
 準備書へのパブリックコメントは、まだ間に合います。 (黒猫ヤマトのメール便はだめです。)まだの人は、パソコンか速達で出しましょう。
 静岡県や神奈川県では、既に「環境影響評価審査会等」が始まっています。JR東海は11月5日後の早い時期に、「第二次住民等意見書」と「見解書」を関係地県知事と関係市町村長へ送付すると思われます。是非注目し、何らかの働きかけも必要になると思います。
                                                                    以  上 



 
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