「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

「静岡県副知事、JRに注文」「6カ所想定、工事認可必要」(静岡新聞)    「県ネット南ア調査報告①」(林克さん)

2020年10月04日 06時55分19秒 | 日記
おはようございます。
3日の「静岡新聞」の記事を2つ紹介させていただきます。





林克さんが3日に「リニアを考えよう!コミュニティ」に投稿された記事を転載させていただきます。

林 克
8時間前 ·
 遊び場としての燕沢付近 県ネット南ア調査報告①
 2020年10月1日2日のリニア県民ネットの南アルプス調査の報告を連載します。毎年1回訪れているので、定点観測の資料は大きいです。まず1回目は残土置き場のほとんどを占める燕沢の現状。
 みなさんリニアの86%はトンネルであることを知っていますか?静岡県内は100%です。その土はどこかに置かなければなりません。基本はその県で出したものはその県で。特に静岡県は南アルプスの奥深いところから残土が出るので、それを例えば埋め立てに使うとかと言うことはできません。海まで100キロ、それを運ぶにはコストと社会的費用が必要です。だからJR東海は、エコパークの真ん中にその残土を積み上げるしかないと言います。
 ここ燕沢周辺が東京ドーム3杯分の残土を積み上げる場所。JR資料によると高さ65メートル、県庁東館の高さで積み上げます。ここはこれまで流れを変える大井川の遊びの土地でした。今回行って感じたのは昨年の台風19号をはじめとした災害で、地形が大きく変容していたことです。もしこの場所に残土を積み上げれば、この遊びの機能が失われることは確実です。
①大きく流路が変わりました。三枚目の図を参照してください。もっとも平面で観察したため、正確ではありません。
②洪水で押し流されてこれまで低木が茂っていたところがきれいに更地になりました。②→④ 2枚目、5枚目は2015年の写真。大井川すぐそばまで植生が迫っています。
③南アルプスのエコパークの生物多様性の要の一つ、ドロノ木が押し流されて大幅に減りました。しかしこれはパイオニア植物、すぐに芽を吹く可能性があります。
 行く度にこの地が大きく変わることを目の当たりにしました。次はそれが今回のリニア災害とも言うべきものとどう関係するかを述べます。








              以  上
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