大峰の河童

法螺貝を習得中 

河童の涼しい夏が終わった。

2010年08月30日 | 日記
奥駈けから帰って来ました。 雨に遭わず、そよ風が吹く中を笠捨山・玉置山・大森山・大黒天神岳・七越峰・熊野川の川渡り・旧社地と歩きました。

下界は猛暑が続いていますが、奥駈道では日中の気温は25℃前後、夜間は20℃を切って、毛布や冬布団に包まれて睡眠を取りました。 大峰の山々には既に秋が訪れて居ました。

水不足をおこすと河童は頭の皿が干上がってしまい熱中症を発すると昔から伝えられています。 奥駈けは尾根道が大半で、途中の補給は水場まで10分や15分脇道を下ると表示している。 しかし、実際は倍近く覚悟し、水質の悪い枯れた水場もある。 飲料水だけで、大目の5リッターを持って、歩き始める。

大森山の登りで、登山道を塞いでいる倒木の下を四つん這いになって通過したときに少し足を痛めた。 その後ペースが落ち、七越峰では広場から巻き道を通り、河原に降り立つ。

熊野川の川渡りは水量が少ないが、膝下までしか無い浅い処を捜して渡河。 川流れに遭う行者も無く、メンバー男8名、女3名、合流者1名で本宮大社に無事修行を報告。

(途中からご一緒した年配の方は横浜から、お一人で歩かれていた。 25kgのリックを担いで、山上・弥山・深仙・行仙・玉置で宿泊するも、野宿の準備も携帯。 JR新宮でお別れしたが四国も歩きで巡ったとの事。)