黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

また週刊誌で有名塾の不祥事が。ふー、やれやれ。

2007-04-17 15:43:59 | Weblog
新聞を読んでいたら、下段の週刊誌広告がグサッと目に入った。見出しは「異様な性思想 有名学習塾の正体」と。何じゃ何じゃ。こういう場合、週刊誌を買って「あっ。買って損した。やられた。」というケースが多い。
「巨大地震が東京を襲い、富士山が大噴火!」と書いてあって、詳しく読むと「そういう可能性も無いわけじゃないでしょうね。心配ですね」とか。
あるいは「チェ・ジウ 熱愛」とか書いてあって、それは一大事と中を読んでみると、チェ・ジウさんがインタビューで「熱愛ですか。そんな素敵なヒトと巡り会いたいですね」と返事をしているだけだったりします。駅の売店で買って、降りる駅までにはガッカリしているから、もう一度売店に返したい。
でも、今回は天下の「週刊朝日」ですから。買いました。で、読みました。
何ともショッキングなことで、というか異様なことです。
学習塾には役所の許認可が無い。誰でもいつでもポコンと塾を設立できます。提供している商品には形が無い。「言ったもの勝ちの言いたい放題」という面があります。「基礎力を強固に固めつつ、同時に応用力を飛躍的に伸ばします」と広告しても、それが実現できているかどうかは検証不可能。うちは地味に地道にやっておりますが、そういう面ではいつも自戒&注意しておかねばなりません。
週刊誌に載っていた塾は、本当に関西のブランド塾でした。生徒数12000人。進学実績も「公立トップ校への合格者数で連続第一位」というから、これはすごい。誰も知らないような塾の、ちょっと変なオジサン先生というわけじゃない。堂々たる名門塾の出来事でした。読んでびっくりしたり、呆れたり、がっかりしたり。
個人的なスキャンダルだけではなくて、そういう考え方を子どもたちにも教え込もうとしたと書いてあるから、これはゆゆしき問題で、本当だとすればけしからぬこと。一流紙の週刊朝日だから、根も葉もないデタラメな記事ではなかろう。
殺人事件、傷害事件、生徒に勧誘営業マンの訓練をしたり、誇大広告の摘発…塾が新聞や週刊誌の見出しにドーンと出ることが増えた。悪い話ばっかり。
生徒たちに向かって地道に着実に仕事をしてれば、こんなに事件や問題は起こらないのに。それと、経営者がワンマンでは、ろくなことにならない。おうみ塾の場合、ま、もう少し、少しでいいですから、いわゆる社長の権威というものを認めていただきたいという願いがありますが。
今週末から若手教員の合宿研修。課題図書の岩波新書「教育力」、まだ読み切っていません。急がないと。これを読んで「社長は、さすがですね」という深く&鋭い感想を述べないと、社長の権威を確立できないじゃないか。頑張ろう。
今日の写真は、大津市本丸町のおうみ塾本社。青色は琵琶湖をイメージしたものなんですよ。でも、今では手狭で、社長室どころか応接室も無い。4階建てなので、膳所教室に配属された先生は足腰が鍛えられます。塾の仕事は、まず体力!
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