寒さ対策の罠

電車通勤＝自宅～駅～職場は、徒歩。

寒い。寒い。寒い。寒い。歩いても歩いても寒いもんは、寒いッ！

だいたいお風呂に入れば湯船から飛び出た“顔”が寒くて、息を停めて顔面浸水を試みたりもするＫＯＺＯＨ。
湯船からシャワーをひねるために“腕”を出すのも、イヤ。
とかなんとか独りでゴネてるうちに５～６時間湯船で寝てしまい、起きたときには１ｍｍも動けないほどの
水風呂になっていたり・・・と本末転倒なことを繰り返してしまうのは、それもこれも寒さのせい。

当然、私の冬のおでかけルック（外歩きバージョン）は、もっこもこ。

超！肌触りのいいマフラーを厳選。ぐるぐる巻いて首筋から入る冷風をシャットアウト。
ブーツの中には「ホッカイロミニ」をつま先にイン。
オシリの下まで隠れる、裏地がボアもしくはダウンコートを着て、前のチャックは全閉め。
会社に着けば、レッグウォーマー完備。

そこまでしてもどーしても寒いのが、実は胸囲り。
いやぁ“お山”が高いもんでねぇ～　　…(´Д((┗┐(・｀ω・ノ)ノ

高いかどうかは別にしても、なんせ「トップ」と「アンダー」の隙間がサブイ。
「だったら中にもう１枚、薄手のキャミかなんか着れば？」というご意見もありましょうが、
そこはホレ・・・着膨れたくない！という女心っちゅーか、
「これ以上」に見られたくないっちゅーか。それにキャミはキャミで「アンダー」無視のフィット感なので
一番寒いトコロは「やっぱり寒い」ということになるのです。

で、今日見つけたのが「チューブラー」。

なんてマヌケなネーミング。「チューブトップ」と「ブラ」が合わさったということでしょうか。

これが実に、イイカラダに沿ってピッタリフィット一部の隙もゴザイマセン！という感じ。
バブル期にお立ち台に上がってた人が、こんな服着てたよーな気がする。
ゆーてみれば服の中に薄手の布を“女子のバスタオル巻き”している状態だと思ってください。

快適～背中も寒くない～帰り道もこれであったかくして帰れるわ～～～～

と喜んでいたのだけれど、事件は帰りの電車の中で起こりました。

乗りたい電車の到着時刻が迫っていたので、ちょっと急ぎ足で駆けていたＫＯＺＯＨ。
駅の階段も「一段抜かし」であがってゆき、どうにかセーフ。そして電車に乗った瞬間、

「さ・・・っぶ！？」

どうしたことか。背中や胸囲りが異様に寒い。まるで服を脱いだかのよう。
で、恐る恐る自分の腹囲りをさすってみる。

は・・・腹に全部集まってきとる・・・

そうなのです。上は胸が隠れるところまで、下はオシリが完全に隠れるところまで「チューブ」で
巻きつけていたのだけれど、早足で、しかも振動をつけてモジモジ走ったものだから
チューブは“お山”を越えて、なだらかな“盆地”へ
と下っていったようなのです・・・

これは実は「ちょいプヨ」さんに起こりがちな現象で・・・元来の「腹巻き」をすると何故か
いつもは意識もしなかったような“くびれ”部分に腹巻きが鉢巻のように集約するという・・・
※この場合の“お山”は、腹の出っ張りということでございます。

なんせ今まであったかいモノに包まれていた部分が、急にバリアーが薄くなったのだから
寒いに決まってます！お腹はあったかいけど・・・そのあったかさを吹き飛ばすくらいに背中が寒い！

結局、帰り道を寒いまま帰るのもヤだったので、電車を降りてから駅の化粧室（個室）にて
コートを脱ぎ（寒い）、
セーターをたくし上げ（ごっつ寒い）、
チューブを伸ばして再装着（自分のヒエヒエの指先が脇腹にちょっと触れて、軽く悲鳴）

『寒さ対策の罠』つーよりも『寒さ対策の、バカ』を独り演じておったＫＯＺＯＨなのでした

それもこれも、寒さのせい。間違いない。