10月26日(火)
当日の行程:(JR・上野駅) … 【フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち(東京都美術館)】 … 【特別展「大琳派展-継承と変奏-」(東京国立博物館)】 … 【特別展「スリランカ―輝く島の美に出会う」(東京国立博物館)】 … 【ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情(国立西洋美術館)】 … (JR・上野駅~両国駅) … 【ボストン美術館 浮世絵名品展(江戸東京博物館)】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/b7/b36f7c98c98efb20d8b8481f0443ff60.jpg)
チラシに使われているのは、「背を向けた若い女性のいる室内」(1904年頃)。
妻のイーダを描いたものである。
後ろ姿が美しい。
妻・イーダを描いた作品は多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/d6/2b92366503caa28d8288fff82a6d81c8.jpg)
「ピアノを弾くイーダのいる室内」 「休息」(1905年)
(1910年)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/12/aa8e25c55d44842327e6e3f5196f18b3.jpg)
「イーダ・イルステズの肖像」(1890年頃)
イーダの右目は青、左目は茶で描かれている。
1904年、デュッセルドルフ市立美術館に展示たこの作品を見て、強い印象を受けたリルケは、ハンマースホイに会うためにコペンハーゲンへ行ったという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/84/97332aa0ab613f88415c538a8c99a574.jpg)
「イーダ・ハンマースホイの肖像」(1907年)
これは、イーダ38歳のときの肖像画。
疲れきっていて、38歳には見えない。
観ていて、辛くなるほどだ。
室内を描いた作品が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/7e/b604ecf205315d1b0e148d3cad6fb869.jpg)
「室内、ストランゲーゼ30番地」(1901年)
一見、普通の室内だが、中央のテーブルの影は一方向ではなく、右側のピアノの脚は足りない。
一旦気になり出すと、不思議で非現実的な空間に見えて仕方がない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/8b/3c549b85af8ee8870e3359fc04cce35e.jpg)
「陽光習作」(1906年)
ドアノブのないドア。
陽の光が美しい。
美しいのだけれど、静かなのだけれど、落ち着いて観ていられなかった。
不安な気持ちになるのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/0f/22a35dc3106c67753241220d63557e78.jpg)
「白い扉、あるいは開いた扉」(1905年)
奥へ続いていく扉へ吸い込まれそうな感じになる。
一番奥に見える開かれた扉からは、光が見える。
人物は描かれていないが、床板には誰かが生活した痕跡が。
あれこれ考えるとホラーになってしまいそう。
グレートーンの作品群は、決して暗いものではない。
けれど、観ていて心にずっしりと重いものを感じる。
ハンマースホイの不思議な魅力を堪能した。
当日の行程:(JR・上野駅) … 【フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち(東京都美術館)】 … 【特別展「大琳派展-継承と変奏-」(東京国立博物館)】 … 【特別展「スリランカ―輝く島の美に出会う」(東京国立博物館)】 … 【ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情(国立西洋美術館)】 … (JR・上野駅~両国駅) … 【ボストン美術館 浮世絵名品展(江戸東京博物館)】
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チラシに使われているのは、「背を向けた若い女性のいる室内」(1904年頃)。
妻のイーダを描いたものである。
後ろ姿が美しい。
妻・イーダを描いた作品は多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/6d/f4531130ab9c4042619d41f54838ae92.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/d6/2b92366503caa28d8288fff82a6d81c8.jpg)
「ピアノを弾くイーダのいる室内」 「休息」(1905年)
(1910年)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/12/aa8e25c55d44842327e6e3f5196f18b3.jpg)
「イーダ・イルステズの肖像」(1890年頃)
イーダの右目は青、左目は茶で描かれている。
1904年、デュッセルドルフ市立美術館に展示たこの作品を見て、強い印象を受けたリルケは、ハンマースホイに会うためにコペンハーゲンへ行ったという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/84/97332aa0ab613f88415c538a8c99a574.jpg)
「イーダ・ハンマースホイの肖像」(1907年)
これは、イーダ38歳のときの肖像画。
疲れきっていて、38歳には見えない。
観ていて、辛くなるほどだ。
室内を描いた作品が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/7e/b604ecf205315d1b0e148d3cad6fb869.jpg)
「室内、ストランゲーゼ30番地」(1901年)
一見、普通の室内だが、中央のテーブルの影は一方向ではなく、右側のピアノの脚は足りない。
一旦気になり出すと、不思議で非現実的な空間に見えて仕方がない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/8b/3c549b85af8ee8870e3359fc04cce35e.jpg)
「陽光習作」(1906年)
ドアノブのないドア。
陽の光が美しい。
美しいのだけれど、静かなのだけれど、落ち着いて観ていられなかった。
不安な気持ちになるのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/0f/22a35dc3106c67753241220d63557e78.jpg)
「白い扉、あるいは開いた扉」(1905年)
奥へ続いていく扉へ吸い込まれそうな感じになる。
一番奥に見える開かれた扉からは、光が見える。
人物は描かれていないが、床板には誰かが生活した痕跡が。
あれこれ考えるとホラーになってしまいそう。
グレートーンの作品群は、決して暗いものではない。
けれど、観ていて心にずっしりと重いものを感じる。
ハンマースホイの不思議な魅力を堪能した。