いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<苺> 美濃娘

2021-05-30 09:32:08 | 食品

 「美濃娘」

●美濃娘とは
◆岐阜県のオリジナル品種
 美濃娘は1997(平成9)年に岐阜県農業技術研究所(現岐阜県農業技術センター、岐阜市)において、「女峰」と「宝交早生」を交配してできた系統と「とよのか」と「濃姫」を交配してできた系統とを交配し、その実生の中から選抜・育成された岐阜県のオリジナル品種で、2004(平成16)年に登録出願公表、2007(平成19)年に品種登録されています。

◆美濃娘を実際に食べてみた食味
 果実は大粒の円錐形で、表皮の艶がよく手にした感じもやや硬めでしっかりとしていました。

 切ってみると中の果肉は白く、果芯部にはすこし空洞も見られます。

 食べてみると、香りがよく、特別甘味が強いというほどではありませんが、甘味酸味のバランスが良いので美味しいです。


 
◆品種登録データベースでみる美濃娘の特徴
農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。

『- - - - - -

 果実の縦横比は縦長、

 大きさはやや大、

 果形は円錐、

 果皮の色は赤、

 果実の光沢はやや強、

 そう果の落ち込みは落ち込み小、

 がく片の着き方は離、果径に対するがく片の大きさはやや大、

 果実の硬さは硬、

 果肉色及び果心の色は白、果実の空洞は中である。

 開花始期は中、成熟期はかなり晩、季性は一季成りである。- - - - - -。』 以上、抜粋。

●主な産地と旬
◆美濃娘の主な産地
 美濃娘は岐阜県のオリジナル品種として、岐阜県内だけで栽培出荷されています。

 主な産地は岐阜地域、各務原地域、本巣地域となっています。

◆美濃娘の収穫時期と旬
 収穫は11月中旬頃から始まり、5月下旬頃まで続きます。出荷の最盛期は12月から3月にかけてとなります。

*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/Strawberry-Minomusume.htm より

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<言 葉> 夏の言葉 空梅雨

2021-05-30 09:24:26 | 言葉

 「空梅雨」

 別名、「旱梅雨(ひでりづゆ)」、「照り梅雨」、「枯れ梅雨」。
 雨量の少ない梅雨のこと。

 また、「涸梅雨」「乾梅雨」と書く。

 今年はなんとか「空梅雨」は避けられそうか?

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<現役ミュージシャン> 意外な年齢のミュージシャンたち-三枝 成彰

2021-05-30 09:11:07 | MUSIC

 「三枝 成彰」

  1942年7月8日生まれの78歳

 

 三枝成彰 プロデュース・出演
 今年も「はじめてのクラシック」の開催が決定いたしました。
 本公演は、子供からお年寄りまで幅広く楽しめる本格的なクラシックコンサートを開催したいと2007年に東京で第1回公演を行いました。その後話題を呼び“、学生のための”夏休み恒例のコンサートとして人気公演へと成長、今年で15回目を迎えます。
 本物のクラシック音楽を生の演奏で聞く機会がなかなか無い小中高生に対して、本格的なコンサートホールで触れてもらう機会を提供したいと考え、1,000円という学生料金(18歳未満対象)を設けています。また年代、クラシック通に限らず誰もが楽しめるコンサートになるように毎年趣向を凝らした選曲で、クラシック音楽への親しみやすさ、コンサートの楽しさを経験してもらい、将来いつでも気軽にコンサートに足を運べるよう、必要なマナーとクラシック音楽の教養を学べる機会となる公演です。
 今年はソリストに9歳の天才バイオリニスト吉村妃鞠(よしむらひまり)を迎え、指揮に小林研一郎(こばやしけんいちろう)、管弦楽は東京交響楽団という日本最高峰の演奏でチャイコフスキーの名曲をお届けします。

 

 三枝成彰 SHIGEAKI SAEGUSA
 ・1942年 兵庫県西宮市出身
 ・東京芸術大学音楽学部卒業
 ・東京芸術大学大学院音楽研究科修了
 ・作曲家
 ・財団法人日本交響楽振興財団 理事
 ・日本作編曲家協会 副会長

 主な経歴
 1942年生まれ。東京芸術大学卒業、同大学院修了。在学中に安宅賞を受賞。
 代表作として、オラトリオ「ヤマトタケル」、オペラ「千の記憶の物語」等、映画音楽に「優駿」「お引越し」「機動戦士ガンダム~逆襲のシャア~」「機動戦士Zガンダム」、テレビ番組の音楽に、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」等、多数。1989年、日本アカデミー賞映画音楽部門最優秀音楽賞を受賞。
 国際モーツァルテウム財団の依頼で、モーツァルトの未完曲に補筆・完成したことも話題となった。
 オペラ作品をライフワークとして16作品掲げており、代表作としては1997年5月には、構想に10年近くをかけたオペラ「忠臣蔵」を完成・初演し、各界の注目を集めた。さらに2000年5月には愛知県芸術劇場でオペラ「忠臣蔵」改訂版を再演し、2002年1月には東京新国立劇場にて再演。
 2004年、プッチーニの「蝶々夫人」を下敷きとした新作オペラ「Jr.バタフライ」を初演、好評を博す。このオペラは2006年、イタリア・プッチーニ音楽祭でも再演された。これは同音楽祭における初の外国人作品の上演であり、プッチーニ以外の作曲家の作品としても初の上演ともなった。


 著書に「大作曲家たちの履歴書」(中央公論新社)、「三枝成彰オペラに討ち入る」(WAC出版)など。2007年、紫綬褒章受章。2008年、モノオペラ「悲嘆」、ピアノ協奏曲「イカの哲学」を初演したほか、日本人初となるプッチーニ国際賞を受賞。
 2010年、オペラ「忠臣蔵」外伝、男声合唱と管弦楽のための「最後の手紙 The Last Message」を初演。2011年、渡辺晋賞受賞。2013年、オペラ「KAMIKAZE ―神風―」を世界初演。
 2014年8月、イタリア・プッチーニ音楽祭にて、オペラ「Jr.バタフライ」イタリア語版を初演。2016年1月、富山と東京にて同作品の日本初演を行った。2017年10月に林真理子の台本、秋元康の演出により、オペラ「狂おしき真夏の一日」を世界初演。同年、旭日小綬章受章。2020年、文化功労者顕彰を受けた。

 受賞歴
 1988年 日本アカデミー賞 優秀音楽賞「二十四の瞳」「光る女」
 1989年 日本アカデミー賞 最優秀音楽賞「椿姫」「優駿 ORACION」
 日本レコード協会 アニメーション部門、ゴールデンディスク大賞「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
 アジア・パシフィック・フィルム・フェスティバルほか。
 2006年 兵庫県より「県勢高揚に功があった」として兵庫県功労者表彰を受ける。
 高円宮憲仁親王殿下追悼のための新作バレエ「A bientôt ~だから、さよならはいわないよ」が世界初上演され、その作曲の功績が認められ、2007年、作曲家としては初となる第33回橘秋子賞を受賞。
 2007年 長年にわたって音楽界の発展に貢献したことが評価され紫綬褒章を受章。
 2008年 プッチーニ生誕150周年にあたる年にオペラ「Jr.バタフライ」の作曲・上演に対し「2008年プッチーニ国際賞」を日本人で初受賞した。
 2017年 旭日小綬章受章。
 2020年 文化功労者顕彰を受ける。
 代表作
 ●1978年 グランドオペラ「竜恋譜」
 ●1981年 ロック・ミサ「ラジエーション・ミサ」
 ●1983年 交響曲「The SYMPHONY」
 ●1989年 オラトリオ「ヤマトタケル・愛と平和への旅立ち」(2オケバージョン)
 ●1989年 「ヴィオリン・ヴィオラ・チェロのための協奏交響曲イ長調」
 ●1991年 ヴァイオリン協奏曲「雪に覆われた伝説」
 ●1992年 ベルリン・フィル12人のチェリストのためのビートルズ「哀しみのビートルズ」編曲
 ●1993年 オペラ「千の記憶の物語」
 ●1993年 チェロ協奏曲「王の挽歌」
 ●1993年 三弦協奏曲「1992-1201」
 ●1994年 オラトリオ「ヤマトタケル」
 ●1994年 ピアノ協奏曲「見よ西風からの富士」
 ●1997年 オペラ「忠臣蔵」
 ●1998年 「レクイエム~曾野綾子のリブレット」
 ●2000年 カンタータ「天涯」TENGAI(自由人による祈り)
 ●2003年 フルート・コンチェルト ~アンドレア・グリミネッリ委嘱~
 ●2004年 トランペット・コンチェルト ~セルゲイ・ナカリャコフ委嘱~
 ●2004年 オペラ「Jr.バタフライ」
 ●2006年 バレエ音楽「アビアント」
 ●2008年 モノオペラ「悲嘆 Grief~愛する人に殉じた女の物語」
 ●2010年 男声合唱曲「 最後の手紙 The Last Message」

 ライフワーク
 三枝成彰のライフワークである「オペラ作曲」の実績および計画
 1978年(34歳) オペラ「竜恋譜」(グランド)
 1989年(47歳) オラトリオ「ヤマトタケル・愛と平和への旅立ち」
 1991年(49歳) オペラ「千の記憶の物語」(小型)
 1993年(51歳) 千の記憶の物語 改訂版(中型)
 1997年(55歳) オペラ「忠臣蔵」(グランド)
 2001年(59歳) オペラ「ヤマトタケル」(グランド)
 2002年(60歳) オペラ「Jr.バタフライ」(コンサート形式)
 2004年(62歳) オペラ「Jr.バタフライ」(中型)
 2008年(66歳) モノオペラ「悲嘆 Grief」(小型)
 2010年(68歳) オペラ「忠臣蔵」外伝
 2013年(71歳) 「KAMIKAZE-神風-」
 2014年(72歳) オペラ「Jr.バタフライ」イタリア語版
 2017年(75歳) オペラ「狂おしき真夏の一日」

*https://saegusa-s.co.jp/profile/index.html より

 

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<日本酒> 兵庫 白鶴/白鶴酒造旭蔵

2021-05-30 09:01:03 | 日本酒

 【平成30酒造年度全国新酒鑑評会 金賞銘柄一覧(大阪国税局)】
 〈兵庫〉 白鶴/白鶴酒造旭蔵

 「260年を超えて守られ、培われてきた伝統と心」を、杜氏と一体となり、次世代に継承していくことが我々の使命です。
 製造に関わる人々の熱い想いと最先端の技術を融合し、常に挑戦する姿勢を忘れないこと。品質と安全性を重視し、より価値ある伝統を継続すること。そして何よりもお客様の笑顔を引き出す酒を醸すことへ私たちは挑戦を続けます。

 伝統の技と最新設備

 酒造りは主に、「原料処理」「製麹」「酒母」「もろみ発酵」「上槽製成」の5つの工程から成ります。
 これらの工程を、熟練した技術を持つ杜氏による伝統的な手法で行うとともに、専門知識や醸造理論に基づく高度な技術を導入した最新設備を駆使し、双方の利点を活かしながら進めています。

 醸造蔵

 白鶴酒造には、それぞれ異なる特徴を持つ、本店二号蔵工場、本店三号工場、旭蔵工場という3つの醸造所があります。
 本店二号蔵工場では昔ながらの伝統的な製造方法で吟醸酒などを製造し、本店三号工場では最新技術による醸造方法で、年間を通じて清酒を製造しています。旭蔵工場は、最新の装置と伝統的な設備を併せ持つ蔵で、吟醸酒やレギュラー酒を製造するなど、3醸造所それぞれが適した酒を醸造できる仕組みになっています。

 生産設備

 「醸造蔵」で紹介した3工場に加え、玄米を精米し清酒醸造の原料に仕上げる精米工場や、原酒工場、ボトリング工場などの生産設備があります。
 昔ながらの技術と最新の処理設備や大型発酵タンク、自動充填ラインなど、「伝統」と「最新技術」を巧みに融合させた生産設備を使い、互いの技術をバランス良く活かして理想の酒を生み出しています。

 白鶴酒造株式会社 兵庫県神戸市東灘区住吉南町4丁目5-5

 ラインナップ

 「白鶴」超特撰 天空 袋吊り 純米大吟醸 みとせ・超特撰 天空 袋吊り 純米大吟醸 白鶴錦・超特撰 天空 袋吊り 純米大吟醸 山田錦 など

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<伝統野菜> 宮城 一本太ねぎ

2021-05-30 08:43:40 | 伝統野菜

 「一本太ねぎ」

 【生産地】宮城県登米市南方町戸根屋敷地区

 【形状】下仁田ねぎのように太さに加え、長さもあるのが特徴。

 【食味】味が濃く、食べると甘みが広がるが、辛みもあった。

 【来歴】一本太ねぎのルーツは不明だが、戦前から作られていたと思われる。集落の多くの家で栽培されていた時期もあったとのこと。数年前までは作付していたものの、今はやめてしまい種が途絶えてしまっている。

*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%8D%E5%AE%AE%E5%9F%8E/#i-17 より

 

 失われた伝統野菜・一本太ねぎ
 生産地:登米市南方町戸根屋敷地区

 今回の調査を行うなかで、数年前までは作付していたものの、今はやめてしまい種が途絶えてしまった作物もありました。
 そのうちの一つ「一本太ねぎ」を生産していた方にお話を伺いました。

 由来
 太ねぎ1一本太ねぎのルーツは謎ですが、現在78歳の永浦さんが物心ついたときにはすでに永浦家で作付していたとのことなので、戦前からつくられていたものと思われます。近所の方たちに種を配ったりしたことから広がり、かつては集落内の多くの家で作付していた時期もあったようです。

 特徴
 太ねぎ2普通のねぎと違い、下仁田ねぎのように太さがあり、しかも下仁田ねぎと違い、長さもあるのが特徴のねぎでした。とても味が濃く、食べると甘みが広がるのですが、辛みもあったといい、今のねぎを食べるとどうしても物足りなさを感じるようです。主に味噌汁の具や、太いので4つ割りにして鍋に入れて食べたそうです。

 

 栽培方法
 水はけのよい畑で栽培するとよく育ったとのことです。畝(うね)の幅は広めに取り、20~30cmくらいの土寄せをしなければなりませんが、それ以外の栽培方法は難しくはなかったそうです。

 

 作付をやめた経緯
 この土寄せ作業がやっかいなものでした。永浦さんは管理機等の機械が使えないため、手作業で土寄せを行っていましたが、約20年前に手の調子が悪くなり、土寄せ作業が困難になってしまいました。
 そのため、泣く泣く一本太ねぎの作付をやめ、土寄せ作業が簡単にできる下仁田ねぎを作付するようになったとのことです。
 そのころには、前に種を配った近所の家でもすでに一本太ねぎの作付や採種をやめており、永浦さんが最後の生産者だったので、永浦さんが一本太ねぎの作付をやめたことでこの種が途絶えてしまいました。

 

 一本太ねぎへの思い永浦ちや子さん
 永浦さんは今でも元気に畑仕事を行っており、土寄せさえなければ一本太ねぎを作り続けていた、と言っています。
永浦さんは小さいころから食べていた太ねぎの味を今でもよく覚えており、種が途絶えた今でも永浦家の記憶の1ページとして残っていくものと思われます。

 

 お問い合わせ

 登米市産業経済部地域ビジネス支援課

*https://www.city.tome.miyagi.jp/business/dentoyasai/ushinawaretayasai.html より

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<漢字検定> 1級 四字熟語 3.回答 4.出題

2021-05-30 08:16:23 | 漢字検定

 前回の回答

 

 次の四字熟語の読み方を答えてください。
 ※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。

 

 問1 危言覈論 -きげんかくろん-自分が正しいと思うことを主張し、激しく議論を闘わせること。

 

 問2 鄒魯遺風 -すうろいふう-儒教、儒学のこと。
「鄒」は孟子の、「魯」は孔子の生まれた場所。
「遺風」は後の時代に残っている教え。
孟子と孔子の教えという意味から。 

 

 問3 独立不撓  -どくりつふとう-他人に頼らず、自力で行動し、困難にあってもくじけないこと。

 

 問4 麻姑掻痒  -まこそうよう-物事が思いどおりになること。もとは、かゆいところに手が届くこと。▽「麻姑」は中国伝説上の仙女の名。鳥のような長い爪つめをもっているので、かゆいところをかくのに適しているといわれた。「掻痒」はかゆいところをかくこと。背中をかくための孫の手は「麻姑」の手からきている。「痒」は「癢」とも書く。

 

 問5 緊褌一番 -きんこんいちばん-気持ちを引き締めて事にのぞむこと。難事などを前に心を引き締めて物事に取り組むこと。難事や大勝負などの前の心構えを言ったもの。▽「緊褌」は褌ふんどしを引き締める意。「一番」は思い切って一度ほどの意。

 

 今回の出題

 

 次の四字熟語の読み方を答えてください。
 ※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。

 

 問1 一饋十起  

 

 問2 両鳳連飛  

 

 問3 声名狼藉  

 

 問4 極楽蜻蛉  

 

 問5 戦戦兢兢

 

 

 *漢字検定Web問題集 HP より

 *goo辞書・四字熟語辞典オンライン より

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<経産大臣指定伝統的工芸品> 三重 伊賀焼

2021-05-30 08:08:02 | 経済産業大臣指定伝統的工芸品

 「伊賀焼」

 Description / 特徴・産地

 伊賀焼とは?
 伊賀焼(いがやき)は、三重県伊賀市周辺で作られている陶磁器です。三重県の伊賀市阿山郡の槙山や丸柱周辺、上野市や名張市などが主な産地となっており、優れた耐火性を持つ伊賀周辺の土を使用しています。その高い耐火性から、土鍋や耐熱食器などにも向いている陶器として有名です。
 伊賀焼の特徴は、高温で焼かれることにより生まれる、ビードロ釉(ゆう)と呼ばれるガラス質と、赤く引き締まった、素朴で力強い肌合いです。ビードロ釉とは、高温で焼かれた陶器に振りかかる灰がガラス質となって付着したものを指し、自然に任せるのではなくどのように付着するかを考えた上で焼かれています。
 伊賀焼は信楽焼(しがらきやき)とよく似ていると言われますが、信楽焼に比べて硬くて重みがあることや、「伊賀に耳あり、信楽に耳なし」と言われる通り、一対の耳と呼ばれる取っ手部分が付いているところなどが異なります。この一対の耳は、桃山時代に生まれた筒井伊賀と呼ばれる伊賀焼の特徴でもあり、この時代の伊賀焼は古伊賀とも呼ばれる、個性的な作品が多数見られることでも知られています。

 History / 歴史
 伊賀焼が生まれたのは奈良時代と言われていますが、この頃は主にすり鉢やツボなどが焼かれており、信楽焼と大きな差はなかったと言われています。伊賀焼にとって大きな分岐点となったのは、「侘び寂び」や茶道文化が栄えた桃山時代です。
 桃山時代には、伊賀国領主・筒井定次や藤堂高虎らの支援によって破調の美と称される、あえて手で形を崩す手法や、ヘラを用いて作られる波状の文様を施した作品など、個性的な伊賀焼が多数誕生しました。これらは侘び寂びを感じさせる陶器として、特に茶道で重宝され、千利休を始めとした多くの茶人に愛されました。
 現在では日用食器が大半を占める伊賀焼ですが、この頃は水差しや花入れなどが多く作られた時期として知られています。桃山時代の終焉とともに、一旦は焼かれることのなくなった伊賀焼ですが、1700年代中頃には日常雑器として再び焼かれ始め、現在まで受け継がれています。

*https://kogeijapan.com/locale/ja_JP/igayaki/ より

 

 原点は古伊賀の追求
 信楽と山ひとつ隔てた場所にあるにもかかわらず、対照的に静かな伊賀焼の里、阿山町丸柱。「焼きものの花生けの中で、最も位が高いとし、また価ひも高い」と川端康成が語った「古伊賀」の再現を追求する職人を訪ねた。

 
 伊賀焼を外から見て見えたこと
 香山窯の職人、森里卓己さんは窯元の家に生まれ陶器に慣れ親しみ育ったが、学校を卒業後すぐは自動車関連企業で働いていた。時折しも高度経済成長期、自動車産業は花形だった。一方、当時の伊賀焼の主力商品は土鍋。「会社にずっといるのもどうか」と思いつつ伊賀焼を新たな視点で見つめたとき、これからは土鍋だけでなく大量に作っても使われる、なおかつ使ってあたたかみのある手作りの食器が必要とされるのではないかと考え、伊賀に戻り食器類を焼き始めたそうだ。当時は食器を焼く窯も、登り窯を実際に焚いている窯もなかったが、今では多くの窯が食器を焼き、登り窯を再現している。


 茶碗の高台部分を削っている
 修行は土練りと器づくり。最初の一年間は昼に土練り、夜は器づくりという生活だった。土練りといってもただこねるだけではない。作るものの大きさによって堅さを変えなければならないし、堅さが合わないとやり直しだった。器づくりも同じ大きさ、形のものを何個も作らなければならなかった。これらは師匠から教わったというより、目で見て、作って覚えていった。


 「言い合いっこ」から生まれる作品たち
 ギャラリーにあるフタつきの灰皿。これはクーラーを使う人からたばこの灰が巻き上がるから作ってほしい、と言われて生まれたもの。最初はフタと本体が一体化していたが、手入れしにくいという意見を聞き、被せる様式に変えた。灰皿をけっ飛ばして灰をこぼして困っている、と聞けば足で蹴っても動かない重い灰皿を作った。同じことを考える人がいるのか、他にも何人かが購入していった。「いろいろな人と話をして、言い合いっこをしないといけない。自分だけ(の考え)だと、自分が思ったままにしかならない。」


 伊賀焼の魅力は・・・
 どしっとして、荒々しく、荒々しい中にも優雅さが漂う、これが伊賀焼の特徴だという。しかし今は「形のよさ」や「軽いこと」が求められる時代。伊賀焼の対局にあるとも言える。求められれば作るがあまり自分では気に入っていないそうだ。理由は「大きさ、形は真似できても色は真似できない。形に合う色がある」から。伊賀焼特有の焼き締めの茶色、灰かぶりでできるビードロ釉の緑色は昔ながらの破袋水指(やぶれぶくろみずさし)や花器に一番似合うのかもしれない。灰かぶりは窯の中で自然に作られる。「焼いていて景色の変化が他の焼物よりもいい、と自分では思っている」。


 使いやすくて心を癒す作品づくりを
 師匠からは「作家気分で作るな」「職人だから使いやすいもの、人の心を癒すものをつくればそれでいい。いいものを焼いていたら、自然と浸透する。それでええやないか」ということを学んだ。森里さんも「作者の気持ちはどうでもいい。和んでくれたら」と考え、後継者(森里さんの甥)にもそれを伝えたいという。もちろん買って帰って飾るだけでなく、使って生活の中に入ってこそだし、伝統工芸の良さはそこにある。「せちがらいで(せちがらい世の中だから)なおさらやね」。


 古伊賀の再現をめざして
 伊賀焼といっても最近は形や色が様々。森里さんも伊賀焼をはなれたものを作ることがある。しかし原点は古伊賀の追求。30年間焼き続け、いろいろな土や焼き方を試しているが、まだ古伊賀の色は出ないそうだ。その色を出すために、伊賀土を探し続けている。車で走っていても地層があればつい脇見てしまうが、今も見つかっていない。それでも「簡単に見つかってしまったら楽しみがなくなる」と言う姿は、本当に楽しそうだった。

 こぼれ話

 伊賀焼を楽しむ4つのポイント

 1.無釉焼き締めの肌合い
 伊賀焼は釉薬をかけず焼き締めで作られます。伊賀の陶土は耐火度が高く、粘りの強い良質なもので、何度も窯に入れて焼くことで味わい深い器になります。
 2.灰かぶりでできるビードロ釉
 降りかかった薪の灰が高温の炎の中で溶かされ、また陶土から自然に溶け出し、ガラスのような天釉「ビードロ」となります。
 3.へラ目、山割れ、耳
 大きな山割れや豪快なゆがみ、ヘラ目など整った形に手を加えることで器に変化を与え「破調の美」をかもし出します。
 4.火色、コゲ
 きわめて高い温度で焼かれる伊賀焼は、炎の強弱によって火表、火裏に変化のある彩りを残します。また、窯の中で燃え尽きた薪が燠(おき)になり、黒ずんだ箇所を作ります。

*https://kougeihin.jp/craft/0411/ より

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第34回 サラリーマン川柳

2021-05-29 14:56:25 | 米屋の親父のつぶやき

 第34回 サラリーマン川柳 ベスト10が発表された。

 

 「コロナ禍」において特徴のある川柳が多数あった。

 

 第1位 会社へは 来るなと上司 行けと妻

 「コロナ」を象徴する川柳。お見事!

 

 第3位 リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”

 「リモート」を象徴する川柳。面前では言えない本音ってか?w

 

 第5位 お父さん マスクも会話も よくずれる

 サラリーマン川柳では「働くお父さん」は格好の標的。いつも「ダサい」「くさい」「ヘボい」など格好が悪いのがお父さん。情けないねw

 

 「サラリーマンお父さん」はなんとも可哀そうだw 

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昨日のサッカー日本代表-5/28

2021-05-29 11:13:07 | スポーツ

 昨晩行われた「W杯アジア2次予選VS ミャンマー」。

 グループFの日本は、試合前 5戦5勝で1位。ミャンマー戦に勝てば3次予選に進出決定。

 

 ミャンマーはFIFAランキング 139位。

 最低 4-0がノルマとも。

 

 終わってみれば、10-0。

 前半でノルマの 4-0を達成。

 南野 先制点、大迫がハットトリックと順調。

 後半は、大迫、守田、南野、鎌田、大迫、板倉と。

 GK(日本)はいたのか?と思えるほど画面には映らなかった。

 

 このあと6月7日 タジキスタン戦、6月15日 キルギス戦と続く。

 その間に、6月3日 ジャマイカ戦-国際親善試合、6月5日 U-24ガーナ戦-国際親善試合。

 6月11日 セルビア戦-国際親善試合、12日 U-24がジャマイカ戦-国際親善試合と日程が詰まっている。

 特にU-24は五輪の前哨戦だけに大事に戦ってもらいたい。

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<苺> まりひめ

2021-05-29 10:17:16 | 食品

 「まりひめ」

■まりひめとは?

●和歌山県のオリジナル品種
まりひめは和歌山県が開発したオリジナル品種です。イチゴ市場の近年の傾向として、より早い時期に出荷が求められるようになっています。和歌山県ではこれまで「さちのか」を中心に栽培されていましたが、「さちのか」は収穫が始められる時期が遅く、それに代わる早生種の必要性が高まっていました。

そこで、県が主導となって開発が行われ、2003(平成15)年に、「章姫」を子房親とし、そこに花粉親として「さちのか」を交配てできた実生から選抜育成し、新しいオリジナル品種が生み出されました。これが「まりひめ」です。2008(平成20)年3月品種登録出願、2010(平成22)年3月品種登録されました。

名称は和歌山県の郷土工芸品「紀州手まり」のように親しまれるようにという意味がこめられているそうです。

●まりひめの特徴
果実の形は章姫ゆずりの縦長の円錐形で粒揃いがよく、比較的大き目のものが多く収穫できるようです。

そう果の窪みはやや浅めでそう果の色は黄色から赤です。

果皮の色はやや明るい鮮赤で、ガクの下も含め全体によく色付いています。

果肉は固めで、「章姫」と「さちのか」の中間くらいとされ、色は中心部分が薄い橙赤で、まわりは結構濃い赤色をしています。果心の空洞は小さめです。

味は、酸味よりも甘味が強く、口に含むと濃厚な甘さが広がる感じで、いい香りが鼻に抜けていき、とても美味しいです。この香りの強さもこの品種の特徴のようです。果肉の色も濃く、形が揃っているので菓子の材料にも使いやすい品種といえます。

■まりひめの主な産地と旬
●主な産地と生産量
まりひめは和歌山県のオリジナル品種として、県内でのみ栽培されています。本格的に栽培出荷が始まったのが2011年頃からで、現在生産量は増えつつあるようですが、他府県での流通量はまだまだ少なくあまり見かけることはありません。

●まりひめの収穫時期と旬
まりひめは「さちのか」と比較して、収穫開始が2週間以上早い12月上旬からとなっています。食べ頃の旬の時期は1月~3月となります。

収穫開始時期は12月上旬で「さちのか」に比べて2週間以上早い

*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/Strawberry-Marihime.htm より

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