「腹心を布く」
《「春秋左伝」宣公十二年から》思っていることを残らず打ち明ける。
「覆水盆に返らず」
《周の太公望が斉 (せい) に封ぜられたとき、離縁して去った妻が復縁を求めて来たが、盆の水をこぼし、この水をもとにもどせたら求めに応じようと言って復縁を拒絶したという「拾遺記」中の故事から。前漢の朱買臣の話として同様の故事が見られる》
1 一度別れた夫婦の仲はもとどおりにならないことのたとえ。
2 一度したことは、もはや取り返しがつかないことのたとえ。
「福過ぎて禍生ず」
《「宋書」劉敬宣伝から》身に過ぎた幸福は、かえって禍のもととなる。分をわきまえて慎むべきであるということ。
「福徳の三年目」
《福徳の利益 (りやく) は3年目に回ってくるという意から》予期しない幸運にあうこと。思いがけない利益を得ること。
「福徳」-1 幸福と利徳。財産や幸せに恵まれていること。 2 善根によって得る利得。功徳と福利。
「服の衷ならざるは身の災いなり-ふくのちゅうならざるはみのわざわいなり」
《「春秋左伝」僖公二四年から。「衷」は、かなう、つりあう意》ふさわしくない服装は人に怪しまれて災いを招くもとになるということ。鄭の子臧 (しぞう) が身分不相応な服装をしたために殺された故事による。
*goo辞書 より