詩『言葉の街から』 対話シリーズ
5424
別に「自分探し」にどこかに
飛び出そうとか
そういう少年ではなかつたような気がする
5425
たぶんこの鈍色(にびいろ)の光景は
重力の主調音となっており
時折祝い事や祭りの明るい変調があるのだろう
5426
日々の時間には小さな明かりが点ることもあり
日が重たく陰ることもあり
そんな波風を受けながら歩いて行くほかないか
5427
だからヒコーキを飛ばす時は夢中だ
時間が少しだけ輝いて
そんな風(かぜ)に乗って飛んでいく
5424
別に「自分探し」にどこかに
飛び出そうとか
そういう少年ではなかつたような気がする
5425
たぶんこの鈍色(にびいろ)の光景は
重力の主調音となっており
時折祝い事や祭りの明るい変調があるのだろう
5426
日々の時間には小さな明かりが点ることもあり
日が重たく陰ることもあり
そんな波風を受けながら歩いて行くほかないか
5427
だからヒコーキを飛ばす時は夢中だ
時間が少しだけ輝いて
そんな風(かぜ)に乗って飛んでいく
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