詩『言葉の街から』 対話シリーズ
5535
また戻ってきた
始まりの
母音が煙り棚引く はじまりの集落に
5536
(あの時は気づかなかった
知らぬ間に
口は色んな母音たちを招喚し夢中だったのだ)
5537
〈あ〉がいい感じにダンスしている
聴衆は無く
言葉はリズムに乗っていた
5538
あの頃の時間そのもの
には戻れない
ただ微かな実感をたよりに近接する
5535
また戻ってきた
始まりの
母音が煙り棚引く はじまりの集落に
5536
(あの時は気づかなかった
知らぬ間に
口は色んな母音たちを招喚し夢中だったのだ)
5537
〈あ〉がいい感じにダンスしている
聴衆は無く
言葉はリズムに乗っていた
5538
あの頃の時間そのもの
には戻れない
ただ微かな実感をたよりに近接する
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