詩『言葉の街から』 対話シリーズ
5761
もうなんにも言わなくていい
内なる丘陵地に
日が差しやわらかな風が流れている
5762
そんな時には少し固い言葉の椅子ではなく
やわらかな風の椅子
の方に座り続ける
5763
砂場で砂の家や町並みを作る
黙々とした心の手には
言葉が要らないように
5764
(ああ いい天気だ
風も優しい)
と無言のことばの肌で感じている
5761
もうなんにも言わなくていい
内なる丘陵地に
日が差しやわらかな風が流れている
5762
そんな時には少し固い言葉の椅子ではなく
やわらかな風の椅子
の方に座り続ける
5763
砂場で砂の家や町並みを作る
黙々とした心の手には
言葉が要らないように
5764
(ああ いい天気だ
風も優しい)
と無言のことばの肌で感じている