回覧板

ひとり考え続けていることを公開しています。また、文学的な作品もあります。

詩『言葉の街から』 対話シリーズ 5761-5764

2024年01月25日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



5761
もうなんにも言わなくていい
内なる丘陵地に
日が差しやわらかな風が流れている



5762
そんな時には少し固い言葉の椅子ではなく
やわらかな風の椅子
の方に座り続ける



5763
砂場で砂の家や町並みを作る
黙々とした心の手には
言葉が要らないように



5764
(ああ いい天気だ
風も優しい)
と無言のことばの肌で感じている