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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 1365-1368

2021年01月16日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



1365
純水の中を潜行する
直前の
先行者はいない 水が冷たいな



1366
言葉も何も溶けてしまって
純水の中
底流している気配がある



1367
微かに匂う味する
響きがある
イメージ野が鼓動している



1368
遠い山間から立ち上る
煙のように
人の匂いが漂っている