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短歌味体Ⅲ 3828-3830 意味は置いといてシリーズ・続

2019年12月23日 | 短歌味体Ⅲ-6
[短歌味体 Ⅲ] 意味は置いといてシリーズ・続



3828
夕暮れを歩む心に
触れて来る
ふれてくるものがある



3829
足音、風の音、鳥の音、
ぐらりと
音が反転する意味以前のおとの流れる



3830
まだ意味の丘は遠い
〈そと〉が
空洞を撫(な)ぜて下っていく