大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

白洲正子の言葉 7

2010-02-21 12:00:00 | 日記
私はお茶を一度も習ったことはないが、飲むことは好きだし、お茶室の雰囲気も嫌いではない。嫌いどころか日本の文化の粋は、あの小さな空間に集約されつくしていると思う。
(中略)
一期一会とは、私流に解釈すれば、結局自分自身と出会うことである。人の一生は一回こっきりしかない。だから幸福になることは、人間のつとめであり、責任であると思っている。他人を不幸にして、自分だけが幸福であり得ないのは、わざわざつけ加えるまでもない。まろやかなお茶の味は、私に、そういうことを語りかける。
それによく似た茶碗の触感も、遠い昔の世界から、そういう言葉を伝えて来る。机の上には、椿一輪。そして、今夜のお客様は、読者である。

「私のお茶」「縁あって」

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