帰還進むか不透明 田村・都路の避難指示解除から1カ月
東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が解除された田村市都路地区は1日、解除から1カ月を迎えた。学校の再開や商業施設のオープンなど復興への歩みは進んでいるが、住民の帰還への動きは鈍い。解除区域の114世帯、369人のうち、帰還した世帯は4分の1程度にとどまっているとみられる。長期宿泊を利用して解除前から事実上、帰還していた27世帯、90人が大部分で、解除以降に帰宅した世帯は数世帯のみ。依然として放射線への不安は根強く、今後帰還が進むかどうかは不透明だ。
都路地区は、山林などで年間追加被ばく線量が1ミリシーベルトを超える所があり、加えてこれまで指摘されてきた雇用の確保など生活環境の課題が帰還の壁として立ちふさがっている。
(2014年5月1日 福島民友ニュース)
東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が解除された田村市都路地区は1日、解除から1カ月を迎えた。学校の再開や商業施設のオープンなど復興への歩みは進んでいるが、住民の帰還への動きは鈍い。解除区域の114世帯、369人のうち、帰還した世帯は4分の1程度にとどまっているとみられる。長期宿泊を利用して解除前から事実上、帰還していた27世帯、90人が大部分で、解除以降に帰宅した世帯は数世帯のみ。依然として放射線への不安は根強く、今後帰還が進むかどうかは不透明だ。
都路地区は、山林などで年間追加被ばく線量が1ミリシーベルトを超える所があり、加えてこれまで指摘されてきた雇用の確保など生活環境の課題が帰還の壁として立ちふさがっている。
(2014年5月1日 福島民友ニュース)