大川原有重 春夏秋冬

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東電 汚染水の海への流出認める

2013-07-22 19:20:48 | 原子力関係
NHK
7月22日 18時11分

福島第一原子力発電所の海に近い観測用の井戸の地下水から高い濃度の放射性物質が検出されている問題で、東京電力は「地下水が海に流れ出しているとみられる」として海への流出を認める見解を初めて示しました。
海への影響については、原発の専用港の範囲にとどまっているとしています。

福島第一原発では、ことし5月以降、海側の観測用の井戸の地下水で高い濃度の放射性物質が検出され、東京電力で原因や海への影響を調べていました。
ことし1月から今月までの井戸の地下水の水位と、海の潮位、それに雨の量のデータを分析した結果、山側から海側への流れがある地下水の水位が下がった分は海に流れ出しているとみられるとして、海への流出を認める見解を初めて示しました。
この問題で国の原子力規制委員会は、今月10日、「高濃度の汚染水が地中に漏れ出したうえで海へ広がっていることが強く疑われる」と指摘しましたが、これまで東京電力はデータの蓄積がないとして、判断できないとしていました。
海への影響の広がりについては、原発の専用港の護岸に近い場所で、放射性トリチウムの濃度が高まっている一方、専用港の出口や沖合では濃度は低く、範囲は限定されていると説明しています。
東京電力は、海への流出防止の対策として、井戸の近くの護岸沿いの地盤を固める工事を進めていますが、工事の範囲をさらに広げて、対策を強化することにしています。

汚染水問題の経緯
海側にある観測用の井戸の水では、ことし5月以降、放射性物質の濃度が上昇していることが分かりました。
2号機の海側にある井戸で、放射性物質のトリチウムとストロンチウム90の濃度が国の海への排出基準よりも高い値で検出されたのです。
データの変化は海水でも明らかになりました。
1号機の海側にある取水口付近で、ことし4月までの1年ほどほぼ一定だったトリチウムの濃度が上昇し始め、今月3日には1リットル当たり2300ベクレルと、4月の20倍以上になりました。
今月10日、国の原子力規制委員会は「高濃度の汚染水が地中に漏れ出したうえで海へ広がっていることが強く疑われる」という見解を示しましたが、一方の東京電力は「具体的なコメントを出せるだけのデータ蓄積はない」として判断できないとしていました。

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