河北新報
東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町が4日、いわき市の温泉施設スパリゾートハワイアンズで成人式を開き、新成人は「いつか町に戻れる日を信じたい」と未来に希望を込めた。
いわき市に役場を移す双葉町の新成人は72人。代表として飲食業城下委世さん(20)は「現実を受け入れられないまま(避難による)たくさんの別れがあり、当たり前の日々がどれだけ幸せだったか痛感した。一日一日を大切に過ごしていきたい」と述べた。
伊沢史朗町長は「故郷双葉の復旧復興に、ともに取り組んでほしい」と呼び掛けた。双葉町出身の同施設のフラガールらも門出を祝福した。
事故当時、高校2年だった結城辰也さん(19)は地元で就職を希望していたが、避難で今は東京の空調設備会社に勤務。「時間はかかるだろうが、いつか町に戻れる日がくると信じたい」と話した。
2014年01月07日火曜日
東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町が4日、いわき市の温泉施設スパリゾートハワイアンズで成人式を開き、新成人は「いつか町に戻れる日を信じたい」と未来に希望を込めた。
いわき市に役場を移す双葉町の新成人は72人。代表として飲食業城下委世さん(20)は「現実を受け入れられないまま(避難による)たくさんの別れがあり、当たり前の日々がどれだけ幸せだったか痛感した。一日一日を大切に過ごしていきたい」と述べた。
伊沢史朗町長は「故郷双葉の復旧復興に、ともに取り組んでほしい」と呼び掛けた。双葉町出身の同施設のフラガールらも門出を祝福した。
事故当時、高校2年だった結城辰也さん(19)は地元で就職を希望していたが、避難で今は東京の空調設備会社に勤務。「時間はかかるだろうが、いつか町に戻れる日がくると信じたい」と話した。
2014年01月07日火曜日