大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

南極の氷に歓声 浪江小にOBの観測船乗員贈る (福島県)

2013-05-12 11:50:00 | 原子力関係
南極の氷に歓声 浪江小にOBの観測船乗員贈る


 東京電力福島第一原発事故で二本松市に移転している浪江小に、南極で約3千年前にできたとされる氷が届いた。同校OBで海上自衛隊の南極観測船「しらせ」乗員、横山信晴さん(38)=浪江町権現堂出身=が贈った。9日、同校で特別授業があり、氷を水に溶かしたり味わったりして実験した。児童は太古の自然に思いをはせ、感動していた。
 全校児童17人が参加した。届いた氷は縦40センチ、横30センチ、高さ30センチほど。実験で児童はビーカーの水に小さく砕いた氷を溶かし、耳を澄ませた。「シュワシュワ」と氷に含まれる細かい空気の泡がはじける音を聞き歓声を上げた。
 続いて紙コップの水に氷を溶かし、味を確かめた。当初、児童の多くは「海の味と同じでしょっぱい」と予想。約3千年前の水とのこともあり、恐る恐る口をつけた。南極の氷は積もった雪が圧縮されてできるため、塩分は含まれていないという。味がしない水に、不思議そうな表情を浮かべた。
 横山さんは平成24年11月に日本を出発し、今年4月に帰国。東日本大震災で被災した子どもたちに何かできないかと考え、南極の氷を贈った。「小さなころから南極に行きたかった。夢を持ち続ければ必ず実現できる」と激励のコメントを寄せた。

2013/05/11 08:41 福島民報

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