NHK
全国の原子力発電所の状態を監視している国のシステムで、今月24日からほぼ1日に渡って島根原発1号機のデータが正常に国に送れないトラブルが起きた問題で、26日、松江市に対してトラブルの原因などを説明しに来た中国電力の担当者に対して松江市の松浦市長は「常に危機感を持って対応してほしい」と要請しました。
この問題は、原子力規制庁が全国の原発の状態を監視するために設置している「ERSS」と呼ばれるシステムで、今月24日夕方から翌日にかけほぼ1日にわたって松江市にある島根原発1号機の原子炉の圧力や温度などのデータが、送れなくなったものです。
これを受けて、中国電力の古林行雄本部長ら幹部3人が、きのう松江市役所訪れ、松江市の松浦市長に対し、「ご心配をおかけして申し訳ありませんでした」と謝罪した上で、トラブルの原因について説明しました。
説明を受けた松浦市長は、「3年前に点検不備の問題があったが、その問題を契機に積み重ねてきた安全文化が風化してしまったのではないかと危惧していた。常に危機感を持って対応してほしい」と要請しました。
これに対して古林本部長は、「今回のトラブルを社内で確実に情報共有し、対策をして、意識を高めていくことが重要だと思う」と述べ、再発防止に取り組むことを改めて強調していました。
03月27日 09時52分
全国の原子力発電所の状態を監視している国のシステムで、今月24日からほぼ1日に渡って島根原発1号機のデータが正常に国に送れないトラブルが起きた問題で、26日、松江市に対してトラブルの原因などを説明しに来た中国電力の担当者に対して松江市の松浦市長は「常に危機感を持って対応してほしい」と要請しました。
この問題は、原子力規制庁が全国の原発の状態を監視するために設置している「ERSS」と呼ばれるシステムで、今月24日夕方から翌日にかけほぼ1日にわたって松江市にある島根原発1号機の原子炉の圧力や温度などのデータが、送れなくなったものです。
これを受けて、中国電力の古林行雄本部長ら幹部3人が、きのう松江市役所訪れ、松江市の松浦市長に対し、「ご心配をおかけして申し訳ありませんでした」と謝罪した上で、トラブルの原因について説明しました。
説明を受けた松浦市長は、「3年前に点検不備の問題があったが、その問題を契機に積み重ねてきた安全文化が風化してしまったのではないかと危惧していた。常に危機感を持って対応してほしい」と要請しました。
これに対して古林本部長は、「今回のトラブルを社内で確実に情報共有し、対策をして、意識を高めていくことが重要だと思う」と述べ、再発防止に取り組むことを改めて強調していました。
03月27日 09時52分