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大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

東電テレビ会議映像公開 原子炉損傷 直後に認識

2012-08-11 17:00:00 | 原子力関係
東電テレビ会議映像公開 原子炉損傷 直後に認識より転載
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2012年8月7日 朝刊 東京新聞


 東京電力が福島第一原発事故の発生からわずか一日半後の昨年三月十三日未明には、核燃料が溶融しているだけではなく、原子炉が損傷した可能性が高いと認識していたことが分かった。これでは冷却水が漏れて核燃料が水に浸らないため、外側の格納容器を水で満たし原子炉ごと水没させる「水棺」で対応することも、この時点で検討していた。東電が六日に公開した、本店と福島第一などをつなぐテレビ会議のやりとりから判明した。 
 映像は昨年三月十三日午前一時ごろのもの。当時は消防車を使って1号機の原子炉へ注水を続けていたが、核燃料は十分に水に浸っていなかった。
 そうした状況を踏まえ、福島第一の社員が、原子炉から格納容器に「水が流れるラインが形成されている可能性が高い」と、原子炉に穴が開き、核燃料が水に浸っていない原因となっていると指摘。この危険な状況を改善するため、水棺を考えていると発言した。
 ただし水棺にすると、格納容器内にたまった水の温度が核燃料の熱で上がり、最終的には熱の逃がし場がなくなる可能性があり、本店に意見を求めた。
 本店社員は「(水棺は)ほとんど想像したことがない」と返答。水位が上がらない原因について、原子炉や原子炉につながる配管に穴が開いた可能性とともに、水位計が故障した可能性を挙げた。
 水棺はその後、東電や政府内で本格的に検討された。効果への疑問や、水を張った格納容器の耐震性への懸念もあったが実施。だが、今度は格納容器の下部から大量の高濃度汚染水が漏れていると分かり、断念。建屋地下にたまった汚染水を浄化して原子炉の冷却に再利用する循環注水冷却に切り替えた。
 テレビ会議映像をめぐっては、東電は社員のプライバシーを理由に公開を拒み続けてきた。報道機関が再三にわたり公開を求め、今年六月には株主代表訴訟で株主側が映像の証拠保全を申し立てた。枝野幸男経済産業相の行政指導もあり、一部の公開に至った。動画データの一部は東電が報道機関に提供した。


討論型世論調査 「原発ゼロ」へ変わる意見

2012-08-11 16:00:00 | 原子力関係
討論型世論調査 「原発ゼロ」へ変わる意見より転載
2012年8月6日 07時06分
 将来の原発比率などエネルギーの選択で、国民同士が議論して意識がどう変化するのかを調べる政府の討論型世論調査(DP)の討論会が五日東京都内であり、二日間の日程を終えた。討論会では「原発ゼロ」を強く求める声が圧倒的。討論を経て、原発ゼロへ意見を変える参加者もいた。政府が国民の声を政策に反映できるのかが焦点となる。(岸本拓也)
 この日のテーマは「二〇三〇年のエネルギー選択のシナリオを考える」。討論を経て、三〇年時点の原発依存度を当初考えていた15%から0%へと意見を変えた参加者が複数いた。その一人、愛知県豊田市の不動産業杉浦道代さん(65)は「今しか原発ゼロと言える機会はないと考え直した」と話した。
 四日と同じく二百八十六人(男性百九十二人、女性九十四人)が、約十五人ずつの小グループに分かれての討論。参加者は無作為で選ばれたが、あるグループは「将来子どもたちが安全に暮らすようにしないといけない」(佐賀県の女性)などとして、十五人中十三人が将来的に原発ゼロを目指すべきだと主張。全国で開かれた意見聴取会と同様に、ほかのグループも原発ゼロの意見が目立った。
 DPでは、議論を経てこうした意見の変化に着目し、詳細な統計を、八月中旬にDPの実行委員会(委員長・曽根泰教慶応大大学院教授)が公表する。
 ただ、政府は、DPや意見聴取会の結果をどう政策に反映するかについて、「さまざまな総合判断」(枝野幸男経済産業相)と説明するのみ。DPでは全体的に原発ゼロを求める意見が多数を占めるものの、中には0%から15%に意見を変えた参加者も。原発15%案を「中立的」と評価する政府がこうした結果を都合よく「民意」として抜き出す懸念は消えない。
(東京新聞)

原発推進側だけの非公開会議「問題あった」

2012-08-11 15:00:00 | 原子力関係
原発推進側だけの非公開会議「問題あった」より転載
< 2012年8月7日 2:18 >日テレニュース

 
 国の原子力委員会が、原発の推進側だけを集めて非公開で会議を行っていた問題で、政府の検証チームは、中立性や透明性の観点で問題があったなどとする報告書をまとめた。

 原発の使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」の見直しをめぐっては、原発の推進派と反対派双方の委員で構成される原子力委員会の小委員会で検討が進められていた。しかし、電力会社など原発の推進側だけを集めた非公開の会議が開かれ、小委員会がまとめる報告書を事前に見せて意見を聞いていたことが明らかとなり、電力会社に有利になるよう小委員会の結論に影響を与えたとの批判が上がっていた。

 この問題を調査していた政府の検証チームは、この会議によって報告書が影響された可能性は否定できないと指摘した。その上で、この会議の場で、電力会社が自らに有利な報告書となるよう働きかけることとなり、中立性や透明性に問題があって不適切だったと結論づけた。

核燃料サイクル議論で「誘導あった」

2012-08-11 14:00:00 | 原子力関係
核燃料サイクル議論で「誘導あった」より転載
TBS系(JNN) 8月7日(火)5時46分配信
 核燃料サイクル政策の見直し作業を進めている国の原子力委員会が、電気事業者らを集めて非公式な会合を開いていた問題で、内閣府の検証チームは「議論に対する誘導があった」とする報告書をまとめました。

 「核燃料サイクル」の見直し作業を行っていた国の原子力委員会の作業部会が、議論をとりまとめる課程で、電気事業者らを集めた非公式な「勉強会」を開いていたことについて、内閣府の検証チームは6日、報告書をまとめ、細野原発担当大臣に提出しました。

 報告書では勉強会の参加者が電気事業者に不利になる可能性があるシナリオを削除する資料を作るなど、「審議に対する誘導があった」としていて、検証チームのメンバーは、「事務局が暴走したと言わざるをえない」と批判しました。

 ただ、報告書では、勉強会が作業部会の結論に影響を及ぼしたと認めることはできないとしています。(07日00:18)

「賭けだな」「おい吉田、ベントすぐやれ」

2012-08-11 13:00:00 | 原子力関係
「賭けだな」「おい吉田、ベントすぐやれ」より転載

 東電が公開したテレビ会議の録画には、事故への対応で一喜一憂を繰り返しながら格闘する現場の様子が記録されている。

 「炉圧(原子炉圧力)はちゃんと注水できるまで落ちるんだっけ。賭けだな、もう、賭け」。昨年3月13日午前の記録で、吉田所長がうめいた。3号機の冷却装置が停止し、炉心溶融の危機に直面していた。前日に爆発した1号機と同様、建屋に水素がたまっていく。本店の小森明生常務が漏らした。「すごいやばい状況」

 同日夜、圧力はいったん下がったが、14日朝に再上昇。吉田所長が言った。「急激だな。これほんと、要注意なんだよ。6時から6時20分の間に50キロ上がってるでしょ。7時前に設計圧力を超えちゃうよ。水位がダウンスケール(燃料棒が露出)しちゃったじゃん。うえ!小森さん!」

 午前11時1分、建屋が爆発。続いて2号機が危機に陥る。建屋の水素を外に出す手だてが見つからない中、建屋上部のパネルが1号機の爆発の影響で開いているという情報が入る。「おぉ、ラッキー」。本店社員が思わず弾んだ声を上げた。

 しかし2号機は注水や減圧ができず、事故発生以来、最も厳しい局面を迎える。格納容器が破裂すれば、建屋の爆発にとどまった1、3号機とは比べものにならないほど大量の放射性物質が放出される。

 午後9時過ぎ、突如、第一原発から大きな歓声と拍手が湧き上がった。「誰かのお誕生日ですか」。本店社員のとぼけた質問に、現場から「今、ようやく水位が出てきました!」と注水成功が伝えられた。「やったぁ」「おめでとう」。本店社員も喜んだ。

 だが、それもつかの間、放射線量が上昇する。「21時37分に正門で測定。3・2ミリ・シーベルト」。吉田所長は思わず、「ちょっと待ってくれ。ミリシーベルトなの?」と単位を問いただす。「それ大変だよ」。重苦しい空気に包まれた。

 午後11時頃、再び圧力が上昇。本店の顧問が「おい吉田、ベントできるんだったらすぐやれ」「格納容器ぶっ壊したらまずいからさぁ、早く弁を開けてくれよぉ」と迫る。吉田所長は「はい、はい、指示してます」と答えた。

(2012年8月7日13時42分 読売新聞)

東電本店、吉田所長に「なんか知恵ないの?」

2012-08-11 12:00:00 | 原子力関係
東電本店、吉田所長に「なんか知恵ないの?」より転載
2012年8月7日(火)09:44

(読売新聞)
 東京電力が6日に公開した福島第一原子力発電所事故直後のテレビ会議映像には、2、3号機の初期注水の失敗に至った過程が生々しく描き出されていた。

 政府の事故調査・検証委員会が指摘した、後手後手に回った対応が詳細に浮かび上がった。(肩書は当時)

 ◆3号機

 大津波の襲来後ほとんど注水できず、昨年3月12日に水素爆発を起こした1号機と異なり、3号機は13日まで外部電源がなくても稼働する高圧の注水系(HPCI)で原子炉を冷やしていた。そのためビデオ映像からは緊迫感は伝わらない。

 設備損傷の恐れがあったため、現場の当直が同日午前2時42分にHPCIを手動停止し、その約1時間後に吉田昌郎第一原発所長が本店に報告。原子炉の生命線である注水が途切れる緊急事態だったが、本店は「いったん停止、了解」など淡々とした対応に終始した。第一原発、本店ともに積極的に対応策を議論した形跡はなかった。

 現場に緊張が走ったのは同5時58分。既に1時間半以上前に燃料が露出し始めていたという試算結果に、吉田所長が「えっ、そんなに前なの?」と驚いた。さらに、炉内の圧力が高すぎて消防車では注水できないことを認識するなど、対応は後手に回った。そして、減圧に必要な弁を開くために必要なバッテリーを作業員の車からかき集めようとしたが、敷地内の放射線量が上がり、防護マスクが足りず車にさえ近づけなかった。政府事故調が問題視する約6時間半の「注水の空白」の実態がうかがえた。

 ◆2号機

 2号機のかろうじて動いていた高圧の代替注水系(RCIC)の異変は14日昼頃に見え始める。吉田所長は同日午後1時過ぎに原子炉の水位低下を確認し、計器類の点検などを指示した。「(1、3号機と)同じ思いをしたくない」との気持ちがあった。しかし、現場の連絡体制は混乱。海水注入の準備状況がつかめない事態に、吉田所長が「ドアホ。ったく。訳のわかんないのに聞くな」と、罵声を響かせる場面もあった。ただ、現場は「焦るような状態じゃない」と楽観視する雰囲気も漂っていた。

 午後4時34分、事態の深刻化が決定的になる。

 3号機と同様に、消防車による注水に不可欠である原子炉の減圧作業に入るが、「圧力の低下が見られません」との報告が現場から上がる。吉田所長は「もっと真剣に対応してくれよ」といらだちを募らせた。減圧できない状況は想定しておらず、本店の高橋明男フェローが「なんか、知恵ないの?」と発言。八方ふさがりの行き詰まった状況が浮かび上がる。同8時過ぎに「5分くらい前から水が入り始めたようです」と吉田所長は話したが、すでに炉心損傷は深刻で、同9時18分には圧力容器の損傷に至ったとされる。

福島県民の声 3

2012-08-11 11:30:00 | 学習
「福島県民の意見を聴く会」より転載

福島で小学校の教員をしておりますsawaiと申します。
震災現場の学校の様子とか子どもの様子を話しながら私の意見。
もちろん即刻原発廃止の意見ですが、その意見を述べていきたいと思います。

私の勤務する学校は、震災後休校状態となりましたが、
卒業式を行う予定であり、準備を進めていた矢先に
原発事故による汚染が予想以上にひどいという事で、中止となってしまいました。
その時以来卒業生には会っておりません。

その後、入学式は予定通り行われましたが、
1学期期間中は外での活動は一切できなくなってしまいました。

学習では理科の畑でのへちまやジャガイモの栽培も中止。
米の収穫体験もできませんでした。
体育も体育館だけの実施で、子どもたちは思いっきり走ることはありませんでした。
休み時間も教室に閉じ込めたままでした。
また、暑い中プールにも入れず過ごしました。

そんな生活が4カ月間も続くと、子どもたちの中にはストレスが溜まり、
イライラしてくる子どもが出てきました。

その後、莫大な費用をかけ学校の除染は行われ、
何とか校庭での活動はできるようになってきましたが、それでも時間制限つきでした。

1学期に出来なかった運動会を何とかやりたいと思っても、
親の不安を考えると外では行えず、体育館での実施となってしまいました。

そんな中で気がついてのですが、
子どもたちの走りが大変ぎこちないなと感じました。
今年の運動会は外でやったんですが、転ぶ子が大変多かったです。

また、子どもが本来自然の中で学ぶべき物が学べなかったことによる経験不足が大変心配です。
子どもには学ぶべき時期というものがあります。
学ぶべき時に学べなかったことは大変起きな事なのだと思います。

子どもにとってこの1年5カ月は、大人の1年5カ月に比べ大きな比重を占めており、
大変重要な時期だった筈です。

このように子どもたちにも大きな犠牲を強いた原発事故を深く反省し、
即座に廃炉していただくことを望みます。

また、これからの子どもたちへの健康被害も大変心配です。
ガラスバッチによる放射能の積算量や、ホールボディーカウンターによる内部被ばく検査、
甲状腺検査も行われました。

でも、学校に於いてこのようなことが行われるのは、
とても異常なことです。

病院のレントゲン室と同じくらいの放射線管理区域内で
生活し続けている今の私たちも異常であります。

新聞報道では、何%の子どもの尿にセシウムが検出されたとか、
甲状腺に異常のある子どもが何%みられた、という記事が載っていることがありますが、
必ずそのあとには「健康には影響ありません」とのコメントが付いています。

本当に将来にわたって子どもたちの健康に影響はないのでしょうか!
全くゼロとは言い切れないのではないでしょうか?

私たちは外で教育活動をさせている時に、
放射線量を気にしながら、線量計で測定をして行うようになってしまいました。
「私たちは将来の子どもたちの健康に責任が持てるのか」、
「今この活動をさせて大丈夫なのか」と、大変不安であります。

原発再稼動を決定してしまった人達は、
いつまで続くか分からないこの不安の中で暮らしている私たちの、
この心情を考えたことがあるのでしょうか?

学校では総合的な学習の時間に、さまざまな事を子どもたちが主体となって、広く探求していきます。
その中には環境の問題も含まれています。
今まで原発の危険性についてはほとんど触れずに、
二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーで、
安全対策も十分してあり大丈夫だと言ってきたはずの原発が、
この福島の豊かな環境を取り返しのつかない状態にしたのです。

子どもたちに環境の事を考えさせる際に、この事実から目をそむけるわけにはいかないのです。

今後も原発を推進していくべきだと論じる人達は、
この福島の状況を子どもたちにどう説明するつもりなんですか?
想定外の事であったからではすまされない問題です。

文科省が出した放射線副読本。
ここにあるような、本当に放射線の危険性をまるで軽視した内容は、
到底納得できるようなものではありません。

事故後の処理も思うように進まない。
その処分方法や処分地も決まっていない。
核廃棄物を大量に出し続ける原発がクリーンなエネルギーであるとは、
到底子どもたちには教えることはできません。

エネルギー政策の大転換を図る以外に、子どもたちにこの状況は説明はできないのではないでしょうか。
これだけ大きな犠牲を払って何も変わらないのでは済まされません。
子どもたちに語りかける時に、福島原発の事故により原発の不完全さが明らかになり、
これ以上原発に頼ったエネルギー政策は私たちの生活を不安の中に置いたままである。

原発から再生可能エネルギーに方向転換をし、
日本全体でこの再生可能エネルギーの開発を進めていくために、
知識や技術を集中させていけば必ずできるはずであると語りかけていくべきなのだと思います。
その事により、新しい産業や雇用も出てくるはずです。
肝心なのは、高い目標を持って取り組んでいく、その姿勢だと思います。

今まで原子力政策にかけてきた予算や、政府の情熱を
再生可能エネルギーの確立に使うべきではないでしょうか。

最後に子どもたちにも教えています。
「間違いを犯したならば素直に反省し、改めるべきである」

今こそ子供たちに大人の潔さを教えていくべきだと思います。
私の意見発表を終わります。
ありがとうございました。

首相と市民団体面会に枝野氏反対

2012-08-11 11:00:00 | 学習
首相と市民団体面会に枝野氏反対より転載

 記者会見する枝野経産相=20日午前、経産省
(共同通信)
首相と市民団体面会に反対=公平・透明性に疑問―枝野経産相
(時事通信) 2012年08月07日 10時19分
 枝野幸男経済産業相は7日の閣議後記者会見で、野田佳彦首相が脱原発を訴える市民団体の代表者と面会する方向で調整していることについて「私は反対だ」と明言した。特定の団体代表者と面会することは「公平性、透明性を考えれば、誤解を招く可能性がある」と疑問を呈した。

 政府は将来のエネルギー政策に関する意見聴取会を全国の11都市で開き、国民から広く意見を聞いた。枝野経産相はこうした機会を例示し、「全ての国民が参加可能なシステムがある」と説明。その上で「経済界をはじめ、直接意見を聞くことはしていない。統一して徹底したい」と強調した。 

[時事通信社]

菅前首相、六ケ所など視察 核燃サイクルに否定的見解示す

2012-08-11 10:00:00 | 原子力関係
菅前首相、六ケ所など視察 核燃サイクルに否定的見解示すより転載


使用済み核燃料再処理工場の中央制御室を視察する菅前首相=6日午後、青森県六ケ所村

 民主党の菅直人前首相は6日、日本原燃の使用済み核燃料サイクル施設(青森県六ケ所村)と東北電力東通原発(東通村)、福島第1原発事故の影響で建設休止中の東京電力東通原発(同)の工事現場を視察した。
 菅氏は再処理施設について「私が掲げる2025年までに脱原発を実現するという方針に対し、使用済み燃料を取り出して燃やすプロセスは矛盾する」とサイクル計画に否定的な見解を述べた。
 ただ「再処理は核廃棄物などへ活用できる技術もあり、他の用途も検討する必要がある」と含みを持たせた。建設中の東電東通原発については「(個別原発に関して)細かい案はないが、大きい方向性として全原発をなくしていくべきだ」と強調した。
 菅氏はまた、青森県がサイクル政策の堅持と政策不履行の場合、六ケ所村内の使用済み燃料の県外搬出を求めていることに「地元の意見を聞き、方向性を決めるときに政府は受け止めなくてはならない」と述べた。
 東通村が東通原発の工事休止に伴う地域経済への影響を懸念していることに対しては「国策に協力を頂いた地域には自然再生エネルギーの導入などの再生の道筋を、国として全力で応援する」と語った。


2012年08月07日火曜日 河北新報社

福島・浪江町長「原発は原爆だ」 原水爆禁止大会でスピーチ

2012-08-11 09:00:00 | 原子力関係
福島・浪江町長「原発は原爆だ」 原水爆禁止大会でスピーチより転載


町の現状について話す馬場町長=6日、広島市の広島県総合体育館
 福島第1原発事故で避難区域に指定された福島県浪江町の馬場有町長が6日、広島市で開かれた原水爆禁止世界大会の広島大会最終日に出席し、スピーチで「われわれの生活を破壊した原発は原爆だ」と話した。主催者の原水爆禁止日本協議会によると、原発事故の被災自治体の首長が大会に参加するのは初めて。
 馬場町長は「事故から515日たった今も放射能との戦いは続き、町民は離散して生活している。私たちは幸せになることが許されないのか。再生可能エネルギーの普及について知恵を出し合うべきだ」と述べた。
 「広島の皆さまと連携し、長く厳しい道のりを歩む所存だ」と宣言し、約7200人の参加者から拍手が送られた。
 福島県双葉郡から中通り地方に避難している高校3年の南原怜奈さん(17)、清水美沙さん(17)も舞台に上がり「私たちの未来に核兵器や原発は要らない」と訴えた。


2012年08月07日火曜日 河北新報