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大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

外山滋比古さんの言葉

2009-10-20 16:30:00 | 気になる本のこと
「どんなに知っても歴史は変えられない。変えられるのは未来です。『思考の整理学』(外山さんの著書)を入り口に、自分の頭で未来を考え、新しい自分をつくっていってほしい。」


と外山さんは述べていますが、

(ここで止めていますが、ついうっかりして文章を書くことを中断していました。)

きょうは一日バタバタしていて…

改めて歴史について思うことを近日中にまた書きたいと思いますのでお許しください。



http://okawara.weblogs.jp/blog/に引っ越しました。

度重なる移動であいすみません。上記ブログでは、数時間ごとに思うことを投稿しています。

よかったら覗いてみてください。

書物

2009-10-12 11:35:06 | 気になる本のこと
 昨日、本屋さんで何気なく手にした書物。珠玉のエッセイですが、哲学書と呼んでもいい中身の濃い書物です。該博な知識とハイレベルな知性にすっかり打ちのめされました。世の中には傑出した人物がいるのですが…久しぶりに読みごたえのある良質な書物に出会い、嬉しい気持ち半分、自分の無知無学ぶりを改めて気付かされて恥ずかしくなりました。


                      

京乱噂鉤爪

2009-10-09 16:05:00 | 気になる本のこと
先日、国立劇場で市川染五郎さんの舞台を拝見しました。

とても印象に残るお芝居を楽しむことができ、しみじみありがたいなと思いました。あまりにも登場する人々の台詞が教訓めいていて思わず上演台本を買い求め、早速、読み始めました。

印象的な言葉をいくつか紹介させてください。


 <もうすぐこの国は変わる。いや、自分たちの手で変えていくのや。強いもんだけが生き残る世の中ではない、身分の違いものうなって、みんなが幸せに暮らせる世の中になるんや。>


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京乱噂鉤爪(きょうをみだすうわさのかぎづめ)二幕十二場


市川染五郎=原案
岩豪友樹子=脚本
九代琴松=演出
国立劇場文芸課=補綴


― 人間豹の最期 ―
   
市川染五郎宙乗り相勤め申し候 
              国立劇場美術係=美術          

第一幕 プロローグ 伏見近辺
    第一場   烏丸通り・きはものや
    第二場   三条・鴨川堤
    第三場   化野・鏑木隠宅
    第四場   一条戻橋
    第五場   今出川・鴨川堤
    第六場   羅城門

第二幕 第一場   四条河原町
    第二場   化野の原
    第三場   鏑木隠宅
    第四場   如意ヶ嶽の山中
    エピローグ 大文字を望む高台

(出  演)
松 本 幸四郎
中 村 翫 雀
市 川 高麗蔵
松 本 錦 吾
澤 村 鐵之助
中 村 歌 江
中 村 松 江
市 川 染五郎
中 村 梅 玉 ほか




http://okawara.vox.com/ でも『大川原有重の日記』を綴っています。どうぞよろしくお願いします。

読書について (浅学菲才な私 8)

2009-06-07 07:00:00 | 気になる本のこと
 最近読んだ本は、小林理子著『アイスランド紀行?氷と火の島から』と、斎藤一人さんの本を数冊読み、稲盛和夫さんの最新刊の本を2度ほど読み返しました。だいたい朝方、1、2時間で1、2冊を読み終えて、心の糧に、というか生きる指針に自戒の念を込めながら、ちょっと勉強したフリをしています。本を読み込むというのは、割と体力がいるというか精神を集中させなきゃいけないので、読み終えると心地よい疲れが感じられますね。気のせいかも…
 斎藤一人さんの『地球が天国になる話』という本(以下、この本)を久しぶりに読み返したのですが、コンプレックスについての洞察というか考え方が述べられていて、心底驚くべき洞察力というか目からウロコの連続ですね。さすがに日本一の大商人は、人間の本質というか本性について鋭く洞察しており、偉大な人だなと思います。もし悩んだり困難な事案を抱えている人がいたら、ぜひ読んでみたらいいです。銀座まるかんでは、斎藤一人さんの肉声による講演記録がCDになって発売されているので(もちろん利益は度外視されていてCD1枚100円です)、入手してみるといいですよ。何度も言うようですけど、わたしはこの話をCDで聴いて命拾いしましたので。何十回かCDでは聴いていたのですが、久しぶりに今朝、この本を読み返してみて、正直、読み込みが足りないことを痛感しました。2、3日中にしっかりと重要な箇所はノートを取ろうと思います。
 『齋藤孝のざっくり!日本史』(祥伝社)という本は、だいぶ以前に一度読んでいたのですが、改めてさあーっと読み返してみると、歴史の文脈を見つけていく上で、かなり重要なポイントを押さえており、独自の視点というかスタイルで鋭く本質を指摘していてとても有意義です。知識としては知っていても、歴史的な深い意味を理解できていない学生がとても多いと、齋藤さんは危惧します。
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 以下、齋藤孝さんのことば すごいと思えなければ、勉強ではない。すごいと思えることをひとつではなく、三つそろえてみることが大事だと説きます。
人が話を面白いと感じる基準というのは三つあって、最初は、ほう!と感心するのですが、次にへぇ、なるほど!という感じになり、とどめは、これはたしかにすごい!と心底納得というか共感する、結論を言うと『きちんと腑に落ちる』。ワンツースリーの三重奏の知識が人間の限界というか許容範囲らしくて、齋藤さんが目指しているのは、「話を聞いた人が、聞いた話をもう一度自分の言葉で再生できるようにすること」だそうです。
 もし歴史の文脈を勉強したいなという気持のある方は、このざっくり!日本史の太字の部分だけでも流し読みするといいかもね。
 これから読もうと思っている本は、『アイスランド小史』(早稲田大学出版部)と、中村稔著『ヴァイオリニストの系譜』(音楽之友社)と、シャルル・ミュンシュ著『指揮者という仕事』(春秋社)という本は再読、寺山修司の初期作品集を4、5冊まとめ読みしようかなと思っています。あと諸々、お能関係の本を数冊読んだり眺めたりという感じですね。かけがいのない時間を工夫して、顔晴る(ガンバル!)よ!

読書について(浅学菲才な私 4)

2009-05-19 18:06:00 | 気になる本のこと
 今日は妙に眠くて仕方がない一日でした。ここ1、2週間旅が続いたので、少し身体を動かし過ぎたかなぁ。

 毎日1、2冊の本を読む行為は、脳を鍛えるにはすごくいいなと思いますけど、10年くらい前にある人から勧められて手にした内村鑑三著『後世への最大遺物』(岩波文庫)は名著だと断言します。
 この本は、私が読んだ本の中では、トップ5のなかに入る心のバイブル、というか私の生きる指針みたいな書物です。題名からも分かるように人はこの世に生まれ、あの世に旅立つまでの間に何を残すことができるのか…
 内村鑑三はまず、お金を稼ぐことの重要性を熱く語ります。しかし、お金が思うように稼ぐことができないのなら事業を興す、もしくは事業する人に協力することの必要性を説きます。しかしそういうことも難しければ新しい考え方をする、思想を打ち立てる、新しい考え(いい考え)を実行する精神を筆と墨とを持って紙の上に遺すことができる(たとえば文学や哲学etc.)と内村鑑三は説くのです。お金、事業、思想、これらいずれもなかなかできそうにない場合でも、人はこの次にあげることだけは実行できると語ります。

  『勇ましい高尚なる生涯を送ることである』

 このことは心がけ次第で誰にでも実行できるし、気づいた時に心がければよいのだと、明治27年7月にキリスト教徒の夏期学校で内村鑑三は講演をしているのです。もしよかったら2時間くらいで読める講演集ですので、関心のある方は読んでみてくださいね。私は、この書物に相当計り知れない影響を受けてここ10年ちょっとの間を過ごしてきました。

読書について(浅学菲才な私 2)

2009-05-08 12:15:25 | 気になる本のこと
 あっという間に連休が終わってしまいましたね。顔晴って(ガンバって)20冊の読書ができました。読後、大概重要な箇所はノートを取りましたので、内容理解は、70点前後という感じですかね(読み終えなかった本は、中村天風の『成功の実現』という本を4回目にトライしているのですが、真ん中くらいまで読んで連休が終わってしまい、あと4時間くらいで読み終えると思うので、きょうは徹夜かも)。
 連休中、一番印象に残った本は、やっぱり副島隆彦さんの『歴史を見通す力』でしたね(2回読みました)。副島さんに対する尊敬の念が倍加しました。彼は命をかけてますよ。
 『命』という字は、人は一度は叩かれると、書きますよね。今生、生まれて来ると一度は試練や困難(難問)を受けるという意味だと『ある本』に書いてありました(『ある本』は2度ほど読んでいたのですが、この連休に3回目を読んでこのフレーズに敏感に反応した、というか気づいたのです)。命という意味をこんな風に解釈されると、私なんて小ちゃい頃から父親に叩かれ(いまでも・・・笑)、「叩かれ」ても被害者意識はあんまり持たないように努めています。なぜかと言うと、人はこの世に人間関係の修行のために生まれて来ると思っていますので。もちろん、困ったことなんて起こらないんですよ。問題が起こったら、誠実にかつ冷静に問題解決に取り組むだけの話です。最後は、心の姿勢をどう保つかということですね。


 わが心 ゆたかにさめて 朝の日の かがよう時し 牡丹花咲く

                             高村光太郎

読書について(浅学菲才な私)

2009-05-01 19:22:30 | 気になる本のこと
 昨年の暮れに、ドクター中松さんが「忘年会じゃなくて2008年に起こった様々な出来事を忘れるんじゃなくて覚えておく、はっきり心に刻んでおく覚年会にしてください」とあるレストランであいさつされ、新年を迎えてもう4ヶ月が経ちましたね。年初の目標のひとつとして、220冊の本を読もうと決意したので、この連休には、とりあえず20冊以上は読み込まなきゃと、気合いを入れたいと思っています(冊数も勝負です)。
 過日、副島隆彦先生にはじめてお目にかかった時、「1年間に何冊くらい本を読めば読書人階級と言われるようになるんですか?」と愚問を発したところ、副島先生は「もう既に私の本を読んでいる時点で、読書人階級ですよ」と単純明快に返答されました。なるほど、というか納得しました(副島先生、心温まるメールを何度もありがとうございます)。
 大学生の頃、同級生のY君から「大学4年間で何冊本を読めるか競争しよう」と持ちかけられたことがきっかけで、様々なジャンルの本を読みあさったのは、青春時代の懐かしい思い出です。4年間で一千何百冊かの本を乱読したと思うのですが、Y君には負けちゃいましたね。でも相当、Y君からの影響大で、ポール・ニザンやシモーヌ・ヴェイユ、石川淳、谷川雁、吉本隆明の著作は、結構面白かったと思います。三十何種類かのアルバイトをしたのですが、アルバイト代はすべて本代に消えちゃいましたね。三千冊以上の本は買い込んだと思います(母親に文句ばかり言われました)。
 ドストエフスキー、シェイクスピア、石川淳は、学生時代から特に興味がありました。これからもう一度計画を立てて、この3名の書物を読破したいと考えています。
 今年は、偉大な人類の歴史の大まかな流れについて、副島隆彦先生の歴史の分析手法を参考にしながら、階級対立、資源分割、領土と領海(国境線の歴史的変遷)の問題なんかを自分なりに押さえてみたいと思っているところです。もちろん、人生の儚さも追体験したいと思っています。本を読む行為は、心の旅を続けるようなものなので、懐具合が芳しくないときは最高ですね。でも、ただの一冊も本を読んでいる両親の姿を見たことがないのですが、ちゃんと農業と出稼ぎ労働で子供4人を育て上げたのですから、両親は偉いと思います。読書なんてしなくても別にどうってことないんですよ。人生についてのメッセージは、中島みゆきさんの音楽を聴くとジーンと心に響いてきますから(彼女は天才です)。

               屈斜路湖にて