FPの岡ちゃん 頑張ってます(奮闘記)!!

FP歴32年目の岡ちゃん!! FP活動や日々の奮闘ぶりをご紹介したします。

ボケ!

2008-05-19 21:43:54 | 知恵の宝庫 書籍
 5月19日(月)のち

 今日は、大阪弁の秘密 第3章 なんぼのもんじゃい?から      ボケ!

 人を罵倒する言葉にランクがあるとしたら、大阪弁で一番軽いのは「あほ」である。ちょっときつくなると「バカ」。このへんくらいではケンカというよりは日常会話という感じだろうか。大阪人はすぐに思ったことをはっきり言うので「あほ!」とか「バカやから仕方ないわ」くらいは普通の言葉だと思ってもいい。
 ちょっとケンカモードに入ってるなと思うときは「死ね」というのが付く。「あほか、死ね!」「なに考えとるねん、死ね!」という具合だ。これは目上の者が歳下にむかって言う場合がほとんどと言っていいだろうか。
 それ以上ヒートすると「ボケ」が入る。漫才のぼけ役とは違うので念のため。
 ボケはかなり本気でケンカする気になってる人が使う言葉だ。「このボケ、なにしてくれるねん!」と誰かが言い出したら、なだめるのに時間がかかると思わなければならない。
 決定的なのは「ボケ」の後に「カス」が付くことだ。「このボケ!カス!死にさらせ」と言ったら、完全に殴りあい覚悟。周りにも緊張のはしる一瞬だ。

 ボケはよく使う言葉で、車を運転したいたら手前勝手な走り方の車に「ボケ」と
知らない間に言っている。これってクセでしょうか?(岡)

どついたろか!

2008-05-08 23:37:10 | 知恵の宝庫 書籍
 5月8日(木) 

 今日も 大阪弁の秘密 第3章 なんぼのもんじゃい! から

 どついたろか!

 一般人同士でケンカするときに一番多く使うケンカ言葉は「何いうとんねん」と「どつかれんぞ、こら」である。これはかなりヒートした状況で言うのだが、もうちょっとで手を出すかもしれない、とお互いけん制している場合もある。
 「どついたろか」と相手が言うとき「誰が、そこまでする言うてるねん。ちゃんと話聞けや」と言い返せば、口ゲンカですむことも多くある。大阪人といえども、別にケンカ好きなわけではないので、なんとか収めたいのも心情だ。
 「何やねん?」「何やねんとは何やねん!」「何やねんとは何やねん、とは何やねん!」というギャグに代表されるように、大阪人はケンカっ早いわりには、損するのも嫌いなんで、なんとか口で収めようとする言葉もたくさんある。
 しかし「誰が、そこまでする言うてるねん。ちゃんと聞けや」と言うのは、実際には「殴り合いはよしましょう、話し合おうよ」と言い返してるだけなので、なんでも堂々と言えば、ええちゅうもんか?という疑問は残る。昔、友達がお化け屋敷の中で「怖いやんけ、あほ!」と言ってお化けを殴ったことがあるが・・・・・怖がってる彼のほうがお化けよりも怖かった。問題は勢いなのだろうか・・・・・。

 「どついたろか」はけん制言葉 旨く使ってくださいネ

たいがいにしぃや!

2008-05-03 23:58:23 | 知恵の宝庫 書籍
 5月3日(土)

 今日は久々に大阪弁の秘密から 第3章 なんぼのもんじゃい!から

  たいがいにしぃや!

 火事とケンカは江戸の華などと言われた時代もあったが、いつの間にかケンカは関西より西の人間がするというイメージが強くなっている。たぶん、映画やテレビドラマの影響で、大阪にはヤクザがいっぱいいて、彼らが横行しているというイメージが出来たからだろう。迷惑な話である。
 ケンカをしてて吼えるのは小物である。「何やっとんじゃ、ワレ。いてもうたろか、こら!」(訳:何やってるんだ、お前。殴ってやろうか、こら)というような悪態をつくのはたいてい町のチンピラである。ケンカを見てて、そういう言い合いをしてると「あ、小物のケンカやな」と思うのは常識だ。
 しかし、かなりの紳士が出てきて「たいがいにしぃや」などと言い出すと、これは恐い。かなりの大きなケンカになる可能性を含んでいるからだ。
 特に「たいがいにせぇ」という言葉は大物しか使わないので、迫力がある。裏に「お前ら、そのくらいで止めとかんと、ええ加減に血ぃ見るど。分かっとんのか、こら」という意味が隠されているからだ。

 大阪の言葉一つでも色んな意味を含んでいますネ おもろいでしょう!!

今日はこれくらいに!

2008-04-16 23:31:47 | 知恵の宝庫 書籍
 4月16日(水)

 今日は、大阪弁の秘密 第3章 なんぼのもんじゃい!!から

   今日はこれくらいに
 関西にはギャグのケンカ言葉もある。吉本新喜劇のケンカシーンがそれを定着させ、一般人も言うようになった。一番ポピラーなのはケンカして負けたほうが、やられて去っていくのに「ふん、今日はこれくらいにしといたるわ」と強がって出て行くギャグ。ボコボコにされているのに、偉そうにするところが小物ぶりを強調している。
 それから私が子供のときに一番流行ったのはケンカシーンの啖呵で「こら、お前!俺をなめとったら承知せぇへんぞ。ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタいわしたろか」というシュールなギャグである。
 一瞬、頭の中で絵を想像してしまうのだが、途中でそれが出来なくなる楽しさが加わって、名物のギャグになった。
 ただ、一回ミナミで本気でこれを凄んで言ってるチンピラを見たことがある。周囲の人はちょっと半笑いだったが、ケンカを止めることはできなかった。例えギャグでも凄んで言えばなんでもケンカ言葉になるのだなと感心した一瞬だった。

 手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ・・・のギャグは大阪の名役者、はぐれ刑事の藤田まことさんの若い頃のギャグだった。  
 また今日はこれくらい・・・・は池野めだかのギャグである(岡)ガタガタ 

信じられへんわ!

2008-04-05 23:42:27 | 知恵の宝庫 書籍
 4月5日(土)
 天気は上々 花も見ごろで咲き誇っています。絶好のお花見日和です。
今日は、大阪弁の秘密 第3章 なんぼのもんじゃい? から
【信じられへんわ】
 男がケンカっ早いように、大阪の女もいったん切れると口が悪い。道を歩いてて、知らない男にちょっと声をかけられたときでも、機嫌が悪かったら「あほちゃう?」くらいの返しは必ず言う。黙ったまま逃げるなんてことはない。
 某テレビ局のデレクターに聞いた話だが、道端で」インタビューをしても東京の女性は必ず逃げようとするが、大阪の女の子は必ず答えてくれる。と言う。大阪の女は自分の意見は自分で言わないと気がすまないのである。
 なので、しょっちゅう文句をポンポン言ってるから、地方の人には本当にケンカモードに入っているかどうか、分かりにくいかもしれない。
 そんな大阪の女が本気で怒るときは、どんなシチュエーションであろうとも低い声で「信じられへんわ」と言うときだ。標準語の「信じられない」という表現とは意味は同じでも、重さはかなり違う。「そんなことする人、信じられへんわ」と言うのは「あほちゃう」や「ええ加減にしぃや」の数十倍シリアスなんである。日頃、よく喋るだけに、低い声で冷静に言われるときの迫力は相当だ。大阪女と付き合いたい人は恋愛も信用のうちなので、嘘はつかいなように!

 ほんまに、大阪女は恐いで!

こら!

2008-04-02 23:36:09 | 知恵の宝庫 書籍
 4月2日(水)

 今日は、大阪弁の秘密 第3章 なんぼのもんじゃい?から
【こら】
 前回の「ワレ」と同じように、関西でケンカをすると、言葉尻におまけが付くことが多い。「こら」もそのひとつ。
 「なにぬかしとんじゃ、こら」「なめてんのか、こら」とワレかこらが付くのが一般的だ。こらは、「こら!」と怒るときのあの「こら」である。ただ、ケンカの場合は怒っているという表現ではなく、リズム重視で付いていると思ってほしい。
 ちなみに「こら」の「ら」の部分だけ巻舌で言うのが格好いいとされている。同じ例で「あほんだら」の「ら」も思いっきり巻舌にすると、迫力がつく。
 私の知人のオペラ歌手はイタリア語の歌曲の練習をするときに、どうしても巻舌で歌うことが出来ず、ずっと「あほんだら」と言って練習して、遂に出来るようになった。それほど巻舌に向いている言葉なんである。
 はい、ではこれを読んでいるあなた「お前、お前じゃ、こら! あほんだら、お前やっちゅーとんねん、こら」を巻舌でどうぞ!

 どうですか? 「こら」を巻舌で言う練習をしてください。(笑)


ワレ!

2008-03-27 23:40:26 | 知恵の宝庫 書籍
 3月27日(木)

 今日も前回の好評に答えて大阪弁の秘密 第3章 なんぼのもんじゃい?から
【ワレ】
 大阪人はよくケンカする。よく喋るので口げんかに発展しやすいのだろうか。道を歩いていても我慢はあまりしない。誰かが片にぶつかってきて「すんません」の一言がなかったら、普通の女の子でも「何するねん!謝れよ」くらいのつぶやきは相手に聞こえるように言う。男同士ならなおさらだ。
 ただ最近は洒落ですまないケンカも多くなってきてるので、少々怖い感じではあるが・・・・・
 大阪弁でケンカするときは言葉尻に「ワレ」が付くことが多い。ワレは「我」で自分ことなのだが、大阪弁では相手ことも指す。同じ例で「自分」というのも相手のことを言う場合があるので混乱しないでいただきたい。
 ともかくケンカのときは「何するねん、ワレ」「あほちゃうか、ワレ」「やる気か、ワレ」「言うてくれるやんけ、ワレ」とワレ、ワレを連発するのが特徴だ。本来は「○○やんけ」とか「ワレ」と言うのは河内弁で、大阪の中央部より北の人は使わないが、ケンカのときはなぜか突然みんな河内弁寄りになる。迫力が出るのと、テンポが出るので啖呵がきりやすいからだろうか。

 本当に良くワレを使いますが、岡ちゃんのところは北河内でまさに口悪くワレを使うのです。

さぶイボ!

2008-03-24 23:31:47 | 知恵の宝庫 書籍
  3月24日(月)

 今日は、 大阪弁の秘密 第3章 なんぼのもんじゃい! から
【さぶイボ】
 鳥肌が立つことを大阪弁では「さぶイボ出るわ」と言う。寒いときやぞっとしたときに毛穴がぎゅっと締まってイボのような状態になるから、鳥肌よりも見たままの表現だと思うのだが、いかがだろう?
 大阪では寒いことは白けることでもあるので、誰かが格好つけたりすると「もう、やめてぇな。さぶイボ出るわ」と周りからクレームが出るわけだ。もちろん、下手なギャグを言ったりすると「さぶイボ出るっちゅうねん!」と非難を浴びる。
 この表現が縮まったのが単に「さっぶー」というものだが、基本はさぶイボが立ってる状態を感じて言ってることをお忘れなく。「さっぶー」自体は吉本の芸人さんなどのトークから有名にあった表現だが、体中で表現していることをちゃんと確認してほしい。
 ちなみに大阪人はさぶイボが出ると、なぜか人に見せたがる。そこまで感じたというのが自慢らしい。例えば親父から寒いギャグを聞かされたら「もう、お父さん、止めてぇな。さぶイボ出るわ。ほら見て!ほんまに出てるやんか!」という具合だ。

 さぶイボ!! 面白い表現ですネ(岡)

本郷界隈を歩く!

2008-03-21 23:40:59 | 知恵の宝庫 書籍
 2月21日(金) 東京

 私は今日はモーゲージ・プランナーズ協会の関係で飛行機で上京、会議が長引いて今夜も中央大学・井村教授宅に泊めていただくことになりました。
 教授宅は本郷6丁目にありまして東大の赤門にも近い所であります。そして教授から素敵な本をいただきました。 その本から今日は紹介したいと思います。

1江戸切絵図を読む
 きちんとした測量をもとに作成された現代の地図に比べ、江戸の切絵図には稚拙さの中にほのぼのとした温もりが感じられる。江戸切絵図とは、江戸時代に木版で刷られた江戸の町の区分図である。切絵図に心を奪われたのは、あの鬼平犯科帳の著者、池波正太郎さんの「江戸切絵図散歩」(新潮社刊)を読んで以来のことである。何とかわが街本郷界隈の切絵図がほしいと探していたところ、まもなく神保町の書店で「小石川谷中本郷絵図」の復刻版を手に入れることができた。(最近では『切絵図・現代図で歩く 江戸東京散歩』人文社刊などがある)
 色鮮やかなこの切絵図は、万延2(1861)年の麹町・尾張屋版で、約50㌢四方の大きさである。
 壁に貼って毎日眺めているとそのつど新しい発見があり、当時の町の様子を想像する楽しみも生まれてきた。尾張屋版絵図を片手に130年前の本郷を歩いてみよう。

 この本を読んでいると時の流れを忘れてしまいます。(岡)

ちゃう!

2008-03-13 23:56:05 | 知恵の宝庫 書籍
 3月13日(木)

 今日は、大阪弁の秘密 第3章 なんぼのもんじゃい? から
【ちゃう】
 これも、ものすごく頻繁に使う言葉である。もちろん意味は「違う」だが、なんせ関西人は何か驚く話を聞いても「本当?」とはあまり言わないので、否定形の「ちゃう」はマジで頻度が高い。
「嘘、ちゃうやろ? ちゃう言えや。な、ちゃうねんやろう?」と、ひとりで「違うんだろう? 違うって言えよ。違うんだろう?」と3回は同じ意味を繰り返すほどである。これを2回繰り返して「ちゃうちゃう」と言うのがリズムがいいので、完全に否定するときは「ちゃうちゃう、それはちゃうで!」と頭につける。
 有名なチャウチャウ犬を見た二人の大阪人という小話がある。「なぁ、あれチャウチャウちゃう?」「チャウチャウちゃうんちゃう?」「いや、チャウチャウちゃうんちゃうんちゃう?」という展開になっていく。要するにチャウチャウ犬じゃないのか?そうじゃないわよと言い合ってるだけなのだが、お分かりだろうか?
 
 如何ですか? ひとこと「ちゃう」だけでも使い方で意味が変わるのである。
小話はイントネーションを旨く使い分けないと分からなくなりますヨ(笑)(岡)