シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0302■あれから5ヶ月

2007-09-13 | ガン闘病記
ちょっと疲れたかな、きょうは。
いい天気でアイツと一緒に裏庭を散歩したよ。
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きょうは9月13日。
アイツがおいらのガンに気がついたのが4月13日
だから5ヶ月経ったんだと。獣医にも行かないでがんばってるよな、おいら。

5月13日はアニキがひどいテイケットウを起こして危なかったんだ。
6月13日はアイツが2個目のガンに気がついた。
7月13日はこのブログでガンの話を始めた
8月13日はアイツが3個目のガンに気がついた。でも、おいらたちの誕生日でもあったんだ。

で、きょうで5ヶ月め。
「13日になるとなにか起きるわ。」
ってアイツが言っていたけど、きょうもそうだった。

おいら、とうとう水も飲めなくなったんだ。
ここ2、3日あんまり飲めなくはなってたけど、ちょっとは舐めてた。でも、きょうはぜんぜんダメだった。もう口が水に付かないんだ。ヒゲはつくし、飲みたいんだけどね。
だから口の中もノドも、からだじゅうがカラカラさ。
アイツがスポイトでくれるようになったけど、自分で飲むのとは違う。

それからもうひとつ。
おいら、カンゾウってもんがワルいらしい。
「さぁ、ピッピ。外で流動食ピクニックよ!」
って言っておいらを抱いてデッキに出たアイツが、
「これってオウダンだわ。」
って言って、泣き出したんだ。

オウダン?

「耳の中も、毛の間に見える肌も、毛の薄いお腹も、口の中も、あんなにピンクだった鼻も、みんな薄黄色になってるの。おもらししたオシッコが足の毛についたのを見たとき、ずい分黄色いな、って思ったけど、黄疸よね。かわいそうに、肝臓が本当に弱ってしまったんだわ。」
って、アイツが外から帰ってきた連れ合いに言ってた。

カンゾウね。ガンとは違うのか?どうりで最近、おいら元気がないわけだ。
眠れないし、疲れる。ちょっと前までは、ガンだけど元気だったんだけどね。

でも、いいこともある。
どうしてか知らないけど、びっくりするほどガンが小さくなったんだ!
あんなにノドを押してた3個目のガンなんか、
「あれ?どっか行っちゃった?」
って、アイツが探すくらい小さくなった。

だから息も楽だし、水も飲めるし、飯も喰える・・・
・・・はずだった。
でも、カンゾウってもんがワルいせいか飲めないし、喰えない。
うまくいかないもんだよな。

弱ってるけど、どこも痛くないのはいいかな? アニキもみんなも優しいぜ。

今は寝ても、オネショしても、トイレしても、歩いても誉められるからね。

(きょうのおいら。ガンが小さくなってだんだん元の顔に戻ってきた。ガリガリだからやっぱ違うか?→)
(つづく)