シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0265■ガン再発

2007-07-13 | ガン闘病記
どっから来んだかわかんないけど、メルマガ読んでくれてる二本足が増えてんだ。
なんでおいらのこと、知ってんの?
ありがとニャン。
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やっとアイツが書く気になったらしい。
おいらは別にかまわないんだけどさ。

またガンになったんだ、おいら。
前とおんなじ喉のところ。でも今度は反対側だ。
前のガンが治ってから二本足の年でちょうど3年、おいらたち四つ足なら12年なんだと。
まっ、いっぱい時間が過ぎたってことだ。
(またガンになっちまった。やれやれ→)

でも、ガンは戻ってきた。
「なんかヘンだな。」
と思ってからは早かった。あっという間にデカくなって、今じゃ2個ある。
アイツは毎日触って、大きくなった、小さくなったと大騒ぎだけど、とにかく大きく、硬くなる一方さ。

痛くはないけど、とにかく邪魔。
首もなんだか曲がりにくいしね。いつもヘンなカッコで首を伸ばして寝てるよ、曲がんないから。でも、息もできるし、飯も喰えるよ。肉もずっと喰ってる。今じゃ、魚より多いかな?ガンになってから、どんどんいろんな物が出てきて、好きなもん喰い放題さ。

そりゃガンじゃないほうがいいさ。ヘンなもんだぜ、これは
2回目は化学療法ができないんだと。できても、アイツは絶対にやらなかっただろう。あれはガンより辛かったからね。死なずにはすんだけどさ。おいらも、もうヤダね。

だから獣医にも行かないで家にいる。
これはいい。とにかく家でいつも通りにしてるのが一番いいさ。クルマにも乗らなくていいし、日向ぼっこもできるし、夜になればストーブもつく。二本足のいない部屋に、おいらたち用につけてんのさ。あいつらが寝るときもつけといてほしいけど、それはダメなんだと。だから、アイツと連れ合いの間で寝るんだ。

タビの話が途中でゴメンよ。
ヤツは今でも家の下に住んでて、朝昼晩と飯を喰いにくる。これからもずっとそうだろう。ちょっとしたらまた続きを話したいけど、しばらくはおいらの話をするよ。
(つづく)