シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0141■呼び合って

2006-02-10 | 猫の海外暮らし
やった!子どもが家からいなくなった。学校に戻ったんだ。
これでヤツらのベッドはおいらのも!静かでいいぜ~
==============================

ぐっすり寝てたけど目が覚めた。遠くでアニキの声がしてる。
ニャーアアアアア
ニャーアアアアア

かなりデカい声。必死で鳴いてる。
「おいらを呼んでる!」

「アニキ、どこにいるんだ?」
そう思ったら、おいらも自然に大声が出た。
ニャーアアアアア
ニャーアアアアア

どこだ?アニキはどこだ?ここはどこだ?

お互い呼び合った。でもダメだ。声が遠い。どこにいるかわかんない。
アニキ、アニキ、アニキ・・・・
ニャーアアアアア
ニャーアアアアア


「デッカい声だな~」
と連れ合い。
「あれって、うちのネコの声?それともどっかの赤ちゃんかなんか?」
と子ども。

アニキは帰ってきてからもニャーニャー鳴きっぱなし。
よっぽどショックだったんだろうな。

って、前に言ったけど、実はおいらも2、3日は鳴いてたんだ。
笑うなよな。

アイツらの旅行中、アニキと2匹で検疫所に残されてどんなに心細かったことか。
ちょっとでもお互い姿が見えないと、しばらく不安だったんだ。

(←かわいそーだと思ったら、いっぱいナデナデしろニャン)
(つづく)