シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0140■とんだ災難

2006-02-08 | 猫の海外暮らし
家に帰ってきたけど、まだ落ち着かない。あっちで寝たり、こっちで寝たり。
アニキと一緒にウロウロウロウロ。
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アイツらが旅行に行くからって、おいらとアニキはバッグに入れられ、クルマに乗せられ、もー、最悪。
ユラユラグラグラガタガタゴトゴト
ユラユラグラグラガタガタゴトゴト

かんべんしてくれよ~。
(ラグビーだかなんだか知らないけど、いい迷惑。この帽子も持ってた→)

2匹でピッタリくっついて、声も出なかったぜ。1匹ずつなら病院なんだけど、2匹一緒は病院じゃない。
「こりゃ、やばい!」
ってすぐにわかった。アイツらもクルマにたっくさん荷物を積み込んで、すぐには帰ってこなそうだった。
あーあ。どーすんだよー。

クルマから降ろされると、検疫所だった。
香港から来たとき、しばらく放りこまれてたとこだ。よく覚えてんぜ。イヌの声はするし、他の生き物のにおいはするしで、お先真っ暗。すぐに見覚えのある獣医のとこに連れて行かれた。
そこでいきなり、注射だぜ、注射ぁ!

ひどい話だ。
おいらたちを預けるにはヨボーセッシュとかいう注射を打たなくちゃいけないんだと!家にいればそんなの要らなかったのに。
で、プスっとやられちまったんだ。
ちぇ。
おいらは心臓は強いけど、お肌は弱いんだ。
打たれたところがかゆくて、かゆくて。あいつらの旅行のせいでこんな目に遭うなんて!
(つづく)