土の音(食育のグリーンノート&土の音工房)

「食と健康セミナー」(食養料理教室や講演会)の開催中。
「土の音工房」で、オカリナ製作販売・演奏・教室(初心者~)を主宰

スイス民謡 チロル が響く 朝の浅野川 (金沢・中の橋)

2016-05-19 | 食と健康
スイス民謡 チロル が響く 朝の浅野川 (金沢・中の橋) 2016.5.15

主計町から東山の茶屋街界隈は観光客が絶えず外国人も多い。

と言っても、案内書のルートやポイント集中だから、裏道に入れば静かなのは何処の観光地も変わらないのだろう。

グリーンノート玄米カフェ& 土の音工房 を時々覗いて行くのは、マクロビオティックを知る外国人や 5月の風に乗って通りを流れるオカリナのメロディーに惹かれる観光客等々、何れも「歩き」の人たちだ。

先日入って来られたご夫婦はフランスから。日本語が通じないし、フランス語のボンジュールやメルシーだって少し発音が違うとまるで通じない様子。

店を出るとき “さようなら(よい旅を?)” を教えてもらうが、Au revoir (オ レボアール ) でもなく、Bon voyage(ボンボヤージュ) のようだが、“ボバージ” にも聞こえ発音しにくい。英語発音の “voyage” (航海 “ボォイッジ” )のイメージが強いからなおさらだ。

和漢薬草23種が陰陽五行に基づき処方された「玄妙茶」を出すと、「美味しい。何というお茶か?」との質問。
どう答えればイインダヨ~ f(^_^;

翻訳検索しながら話すが なかなか通じないので、全ての薬草の絵のシートを見せる。
驚いたことに、一つ一つの薬草の絵に納得したようにフランス語で教えてくれる。

翻訳するとその通り、互いにホッと笑顔になる(*^^*)
…なんと薬剤師だというから2度驚いた。

日本の薬剤師は人工化学薬(毒)物専門が殆どだから、生薬を知り実際の植物を見て分かる人は希少だ!
並んでいる「玄妙茶」の箱を見て、「これは分けてもらえるのか」と言われるから3度の驚き!汗が出た(笑)

日本人でもよほど意識のある人でなければ、生薬にはそんなに興味を持たない。
先日求めて行かれたのは、金沢市の食生活改善グループでもとりわけ勉強熱心で、玄米・食養の意味も知る稀有な方だ。

グループの多くは 改善との名目で、 肉・牛乳・卵・白砂糖や白米等の精白食品を推奨する昔の骨董品?レシピのみを掲げているが、こちらは既に高齢者も多い。

戦後GHQ(占領軍)がキッチンカーで全国を回り、肉・牛乳等の過度な動物食や砂糖や精白パンを普及し、和食文化と日本の心が忙殺されていった背景がある。
焼け野原で苦しみ、怖さと共に当時の洋食を刷り込まれた高齢者はむしろ被害者であり単純ではない。

現在の欧米の栄養学の最先端は、既に マクロビオティック・食養生、玄米等未精白穀物の優秀さを認め、ハーバード大学でも研究が進んでいる。

医者の王様、と書く「医王山」は加賀藩の薬草所!医王石の産地としても知られる。

その懐にあって、食育・食養アドバイザーの仲間たちは、巷のファッション的レシピを見極める陰陽や食事道を伝える役目を自らかって活動している。

★スイス民謡 チロル (Ocarina♪Arr.Hisashi Kayama) YouTube:https://youtu.be/yjhpWHsgVhw

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